畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「秘伝」を唐箕に掛ける

2018-12-02 07:44:34 | 暮らし

 貴重な晴れ間を使って「唐箕」を農天市場にもちだして大豆「秘伝」の仕上げです。

唐箕は「すばる姉」からの借りものだけれど、最近はずっと我が家に置いている。

 

 名前の銘板を見ると「スーパー唐箕BM-2」と言う素晴らしいネーミング。

でも、構造はいたってシンプル。スーパーたる由縁は手回し式では無くてモーターを使っているところかな。

 

 樹、枝から叩き落しブルーシートに包んでおいたゴミだらけの秘伝を受け皿に入れます。

大きなごみは、手で拾いながら落とし口のハンドルをひねって受け皿の口を少しずつ開きます。

 

 モーター直結の大きな羽根車が回り風が起きる。

その風圧で軽いゴミは吹き出し口から外へと飛び出してきます。

 

 大豆が出てくる口は、二つ付いていて微妙に重さでそれぞれの口から出てきます。

こちらが主要な出口で、ごみが取り去られた大豆がばらばらと、箕の中に落ちてきます。仕事は順調に進む。

           (続く)

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連載179「暖飯器」(その1)

2018-12-02 06:44:44 | 食べ物

      暖飯器(その1)

 

 今でも統合により消滅し、今ではその面影さえ偲ぶことの出来無くなってしまった、

60年も前の田川小学校を思い出す。

 砂利道の国道17号線から、小さな水田一枚を挟んで、

校庭が有りその下手が体育館で国道側に児童玄関が有った。


 木造校舎は何回かの建て替えを繰り返したと思われるが、

父もそして会ったことの無い祖父も通った学校でも有る。

体育館を通って校舎に入り廊下伝いに一階の中ほどまで行くと右に職員玄関が有り、その反対側が教務室。


 なおも進むと突き当りから左に、私たち団塊の世代の受け入れのためか、

増設された教室も左に出る形で作られていた。その新しい教室と教務室の間に大きな池が有り、

水連が繁りイモリが棲んでいた事も思い出される。


 夏の登校は当然未舗装の砂利道で、道幅も国道としては考えられないほど狭く、

トラックとすれ違う時は結構危なかった。

そして、交通量が少なかったとはいえ、時々通る自動車が巻きあげる砂埃、土煙りは猛烈で、

晴れの日が続くと災難だった。もっとも雨の日だと溜まり水を撥ね掛けられてしまうのだったが。

          (続く)

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