我が家は霧に隠れて見えません。
この下の山菜畑ではゼンマイや独活が眠りにつき、春を待っています。
カモシカの足跡は見えなかったけれど、野ウサギたちの足跡は斜面に向かっている。
いや、斜面から雪崩を恐れて登って来たのかな。
こんな白一色の世界でも、まだスベルべにはどこに何があるかは分かります。
最後になるだろうと、手さぐりで大根を5本採りました。夕食にサラダで食べましょうか。
スベルべママにせがまれて探し当てた赤いミズナの「紅法師」です。
雪の重さで押しつぶされているけれど、茎は折れていないから食べられますね。
雪を冠った紅法師の味は美味しいに違いありません。
この他にも、「赤リアスからし菜」を採り、帰途に就いたのでした。
夕食のサラダも楽しみですよ。
帰り道で、下の畑の果樹類のネズミ除け用の杉の葉を折り取りながら帰宅しました。
(終わり)