お酒にピッタリの「ホヤの一夜漬け」です。
口中に投げ入れ、お酒を含むと海の香りが広がりすっかり夢見心地。
こちらも大好きな「ホヤの干物」でその名も『酔明』。
随筆家の平松洋子さんが書いていたっけ。名だたる酒飲みに食べさせたら呆けたようになったなんて。
肝心の食べ物はシャッターを押し忘れてしまったけれど、これは持参した鰹節。
その削ったばかりの鰹節を使って作ったのは、絶品の湯豆腐でこれまた熱燗にピッタリ。
スベルべが作った、当家の主人作で前日雪の中から採った大根の刺身です。
皮を引き、納豆塩なるものを掛けます。しばらく放置すると、ほらほらじんわりと甘い果汁のような汁が。
ビールに酒にそしてこの焼酎。
酒良し、肴良し仲間良し。あっという間に男たちの肩来の時間は過ぎ行く。
酒池肉林と言いたいけれども、ま、肉林は省略かな(笑)。
4人ともに包丁だった握られる男たち。これも肝心と洗い物をして迎えに来た娘の車中の人になりました。
(終わり)