間引きニンジン。我が家ではベビーキャロットとも呼びます。
ニンジン(その3終わり)
こうして作ったニンジンはあの独特の人参臭のする甘いニンジンが出来上がる。店頭で売られているニンジンはニンジン臭さも薄く、そして大根かと思うほどの味の薄さでどういう栽培方法かと不思議な感じさえ持たされる。
ニンジン嫌いの子供って、ニンジン臭さが嫌いなのではなくて、美味しくないからではないのかななんて思うのです。
我が家が直売所「農天市場」をしていた際に、試食用の間引きニンジン、我が家で呼ぶところの「ベビーキャロット」を出していました。
客の若い女性が気に入ったらしくて、遠慮がちながら何本も食べられます。母親と思われる女性が「あんたニンジン嫌いじゃなかったっけ」なん言葉に「だってこのニンジンって美味しいもの」なんて答えられ、思わず腹の中で会心の笑み。
今では普通種ばかりでなく、黄色種、紫種なども作っていますが、驚きは白いニンジン。間引きの大根のようにさえ見えるけれど、食べて見るとあら不思議。なんとちゃんとニンジン臭さが有るのですよ。
(終わり)