畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

秋の気配と秋刀魚と

2020-09-16 04:46:48 | 暮らし

 9月に入ってもフェーン現象で記録的な暑さが続きました。

ここ二、三日は朝夕の気温も下がり、秋の気配を感じられるよう。

山の畑からの帰りに見る越後三山も、紅葉の気配はまだないが秋の雰囲気。

 

 秋を代表する味覚の一つ秋刀魚です。

年々低下する秋刀魚の漁獲量は、絶望的な状況が伝えられています。

 鰯、イカ、鮭などに続く不漁で「秋刀魚よおまえまでか」と言いたいほど。

店頭に並ぶ高価な生ものなど買えないけれど、冷凍ものが安かった。

 

 冷凍に回すってことは一級品ではなかったのかな。

少しやせ気味に感じられます。太った秋刀魚が恋しくなってしまいます。

 

「さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。」

 有名な佐藤春夫の詩の一節です。秋刀魚を食べると思い出してしまう。

心情、背景は違うけれども、こんな気持ちになってしまう昨今です。

コメント (2)
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