先日魚沼市主催の「魚沼市生物多様性セミナー」に行ってきました。
前々から興味のあったセミナーでしたが、今回は初めての出席になります。
前半は、御覧の項目の令和5年度の調査報告。
マニアと言っては失礼でしょうが、市内のそれぞれの専門分野の皆さんです。
休憩時間には、会場の玄関わきに飾られた数々の標本を見物。
小学生の集めた標本でしたが、鳥類、昆虫類が緻密に標本化されていて驚きです。
休憩後は、記念講演というか昆虫の専門家によるお話し。
失礼ながら、昆虫博士という称号を髣髴させるかのような風貌に驚きました。
興味深い話の内容は、こんな身近なお話しも。
スベルべは良く山のホームグラウンドとも言うべき堀之内遊歩道を紹介しています。
そして、属する山の会で、春秋の二回登山道の草刈りに従事しています。
何コースもありますが、そのうちの一本のコースのわきには「カンアオイ」が数多くみられます。
この「カンアオイ」が貴重種の蝶「ギフ蝶」の幼生の餌となるのです。
しかも、孵化して蝶になってからの餌となる蜜は群生するカタクリの花から採ると言います。
つまり、あの愛する堀之内遊歩道は、ギフ蝶にとっては天国のような存在でもあるのです。
山の会の仲間たちが、意識しているかどうか確認したことはありません。今年は注意を促しましょうか。
(続く)