
一茶記念館には、渡り廊下でつながれた民具館もありました。
見覚えのあるような、懐かしさを感じさせるような民具が所狭しと並びます。

養蚕に使った道具類です。特にスベルベママには懐かしかったらしい。
我が家も当然のこととして、養蚕はしていたらしい。スベルベの記憶には全く無いのは、既にやめていたからでしょう。

暖房器具類や、厨房・台所の品々です。
行火(あんか)や火鉢類も似たようなものが数多く置かれていました。

懐かしい、積雪期の藁製品の履物や、スゲ細工の蓑も懐かしい。
雪を踏みつけて道を作ったかんじきもあります。魚沼地方とは形が異なります。

右の木製スコップとも呼んでよい「こしき」(こすきとも)も懐かしい。
北信、基本的には雪深く、スベルベが暮らす魚沼と似たような暮らしだったのですね。

やや近代的な趣ながら囲炉裏も再現されている。
石臼が手前にあり、回すための棒まで上に添えられていました。
幼いころに、石臼を回す手伝いというか、紐をつけて引っ張った記憶も。
魚沼にも、合併前の町村ごとに民具は残されていたようだが、これほど大量、体系的ではないですね。
(続く)