藁、もみ殻、小糠、バクヤーゼ、枯れ葉と順番を決めて踏み込む。
この仕事を繰り返し、何層になったのかなー。夢中で数えることも忘れてしまった。
全面が均等になるように、材料を入れそして均等に踏み込む。
別名「踏み込み温床」とも呼ばれるわけはここにあります。ひたすら踏み固めます。
はい、おまじないの枯れ葉です。
バクヤーゼだけを発酵促進剤として使うと温度が上がり過ぎるようにも思えるのですよ。
ようやく、完成です。
これからは、ビニールの覆いでもして発酵を促すことにしましょう。
結構、大仕事だったけれども、奇跡的に段取りが滞ることなく進み、延べ一日足らずで完成。
棒温度計を差し込んで、温度の上昇をチェックしますが、最高は6~70℃にもなりますよ。
滝沢種苗さんに保管をお願いしていた種イモ類も、自宅に持ち帰りました。
数日し、一旦上昇した温度が30℃くらいまで下がり、安定したら種イモを伏せることにします。
(終わり)
子供の頃、踏み踏みするのが子供の役割でした。
あの当時は、これが何になるの?なんて何にも解らずに、ひたすら踏み踏みしてました。
藁もザクンザクンと人手で切る時から、器械で切って撒けるようになって助かりました。
懐かしい思い出です。
古い我が家は玄関前に大きな池があり、父母はその近くの雪を投げ入れ除雪しました。
そして、次には藁で囲いを作って芋床、温床にしたのでした。
踏み込み作業は、ふかふかとした感触で、子供たちには格好の遊びだったかも。
藁は「押切り」と言う道具でザクザクと切ります。
今は、電気温床もあり簡単に出来るのですが、スベルべのこだわりの仕事です。
古畳で作る温床は豪邸ですね。
発酵促進剤と言えばコンポスターに野菜くずを入れては振り掛けていますがそれと同じものでしょうか。お米の空き袋でゴボウを作っているのですが米袋で小さい温床を作ってもいいかも、なんて思ってしまいました。
今回の古畳は上々の品物で手伝いのオジサンと「我が家の畳よりも良い」なんて冗談を交わしていました。
発酵促進剤は、本来の用途は水田に撒いて、コンバインで砕いた稲わらを分解する用途に使う品物です。