畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

水害、濁流に浮かぶわが家

2011-09-09 04:50:14 | 日記

 7月30日の朝6時過ぎの光景。
最高の水位から、水が引き始めている時の様子です。


 急激な増水により、家からは一歩も出ることがかなわなかった。
そのため、何枚も写真は撮ったのだが、我が家の様子は分からなかった。

 先日、近所の人とお互いの家が写った写真を交換しました。
右端が我が家です。他の家はブレーカーが落ちて電気は使えませんでしたが、
わが家は二系統の電源の、地下部分は落ちたけれど、居住部分の二階から上は最後まで消えることも無かった。
 きっと、家の中では右往左往して家財を片づけていたはずの時間帯です。


 雪国独特の高床式と呼ぶ建築形式の家のわが家も地下は完没。
居住部分への床上浸水となったのでした。


 カメラからパソコンへ取り残して有ったシーンを発見。
わが家の二階のベランダから写した光景です。



 駅前は少し高くなっているのでわが家も、ご近所も自動車を避難させた。
しかし、濁流はその小高い駅前広場にも押し寄せ、ここで水に浸かって駄目になった自動車も有った。

 水害後40日近く経過した一昨日7日の夜に、市による災害支援の説明会が開かれた。
市長の挨拶に始まり、雨量の推移、市内の災害発生状況などが説明された。

 その後、支援の内容が説明され、質問の受付となった。
私がトップバッターで挙手して質問と意見を述べさせていただいた。
話したいことは山ほどあるけれど、一人だけ話していたのでは他の人の質問をじゃましてしまう。
事前に記したメモを中心に、被害の状況説明や現地の実態を話した。

 もっと市の対応に対する不満が続出するかと思ったけれど、
なんと従順で穏やかな我が地域の住民で、過激な発言など一つも出なかった。
二十人近くも列席した市側はきっと全員が胸を撫で下ろしたに違いない。

 災害への応急体制、その後の応急工事の遅れなど、言いたいことは沢山あった。
しかし、私が取った行動、トップバッターとしての発言は、
全体の流れを穏やかにするものでも有ったようで、良かったのか、悪かったのかも分からない。
 別の機会をとらえて、厳しい指摘はさせていただくつもりでいます。
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Organic Maruche

2011-09-08 12:10:19 | 野菜

 今月25日に「越後の台所 すずきち」のマスターが企画したイベントが開催されます。
題して「Organic Maruche」です。


 私が下手な解説をするよりもパンフレットをご覧いただきましょう。


 さて、裏面に参加メンバーの紹介が有りますが、なんと「農天市場」は名誉のトップバッター。
さてその次に控えしはー。って感じで「イチカラ畑」さんの登場。

 ほら、農天市場を通じて知り合った若者たちが立ち上げた「蕎麦栽培」集団ですよ。
いつの間にか彼らも「すずきち」さんとの付き合いが始まって、スベルべの付き合いの輪が広がっています。
やはり、現代は農業、食べ物にこだわる若者たちも増えているのですね。

 完全無農薬、有機栽培の蕎麦栽培には驚きもしなかったけれど、
今年はジャガイモも種イモから拘った、完全無農薬、完全有機栽培で挑戦したのには驚きましたよ。



 彼が昨年店を立ち上げた時からのお付き合いで、オープンまでにマスターは何回も何回もわが家を訪ねて来て、
私の野菜の話、山菜の話を熱心に聞いて下さいました。
 野菜に対する思い入れ、考え方は最初から共通するものが有りました。
プレオープンに招待され「スベルべさんとの出会いが無かったらこのイメージは生まれなかった」
と、聞かされ大喜びしたのが、つい、昨日の事のように思い出されます。


 ご覧ください、文字通りの多士済々のジャンル、氏名が並びます。
ヨガ教室の主催者から、インナービューティーの講師。
そして、なんとお寺の副住職まで名前を連ねていますからね。

 日曜日なので、その日は「農天市場」を臨時休業にして駆け付ける予定です。
もちろん、「居酒屋猫まみれ」さんから頂いた「農天市場印」と「マックス印」の幟を引っ提げ、
スベルべそしてスベルべママはこれも頂いた揃いの「マックス印」入りのTシャツを着用して参加します。
きっと、面白い一日になることでしょう。
今から、十五歳の少年のように心をときめかせているスベルべ夫婦なのです。
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明るいうちは働こう

2011-09-07 07:39:42 | 

 昨日の夕方です。朝方まで降った雨で土は適度に湿り、畑仕事もはかどります。
付き合いで、散歩を兼ねてのマックスは退屈になって、さつま芋の畝の中。


 どうも退屈したと言うよりも、お腹がすいた様子です。
「マックス、もうちょっと待ってな、まだ仕事が沢山あるんだよ」
昨日の仕事はスベルべは畝立てと大根の種蒔き(四回目かな)スベルべママは蕪等の種蒔き。


 そして、今朝です。パソコンを開いていると五時を少し過ぎて外で物音。
向こうに見える友人が遠くから手伝いに来てくれたのです。
彼の自転車を軽トラに乗せ、助手席に彼とマックスを乗せて出発。
途中で、ポリタンクに散水用の水を川で汲んで行きます。


 マックスの目覚まし用にポケットにジャーキーが入っている。
マックスは少し遊んではおやつをねだりにやってくる。


「ねー、トーちゃんなんか頂戴」「少しだけな食べたら向こうで遊んできな」
友人の話では国道にある気温表示計は15度だったとか。
さて、こう激しく気温が変化し、最低気温も下がってくると、気になるのはキノコ!
そう、そろそろ「ナラ茸」が顔を出しているかも知れないのですよ。


 退屈したマックスは畑に続く山の斜面に下りて行き、やがて石を咥えて帰ってくる。
でも、齧っているのは石ではないですよ。石のように見えるけれどもムラサキのジャガイモ、「シャドウクイーン」です。
 
 こうして、また忙しい一日が始まっています。
これからパートに出かけますが、その間にスベルべママが山の畑に堆肥を撒きます。
私はパートが終わって帰宅したら、トラクターで耕しに登ります。
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明日、いや来年に向けて

2011-09-06 05:38:43 | 

 水害、濁流の置き土産のゴミはまだ畑にそのままです。
本当は片づけて、来春用の野菜を仕付たいのですけれどもね。


 でも、そんなゴミに埋もれた畑でも何とか育つ逞しい野菜。
これは一昨年「熊取のおっちゃんさん」から頂いた種から育てた白なすです。


 居酒屋のおねーさんから頂いた種からの茄子も顔をのぞかせています。


 思い立って、この二種類の茄子からは種を自家採取することにしました。
水害からも生き延びた野菜の命を明日に、いや来年に繋げましょう。
他にも、けなげに育つ、スイートバジルそして、台湾バジルも種を採ろう。


 なんて、実は考えているスベルべの背中です。
女はお口で、男は背中で語ります(笑)。

 今回の台風はとんでもない大きな被害を出しています。
スベルべが七年前に遭った中越地震も今年の東北大震災に比べたら小さな被害。
 先日遭った洪水の被害も、死者も行方不明者も出ずに済んだ。
これらの事を考えると、自分の事よりも大きな被害を受けられた方の気持ちに、胸が痛む。

 災害列島などとも言うけれど、自然豊かなこの国に自然災害って避けられない事なのか。
運、不運だけでは済まされない、事柄がまだ数多く有るように思う。
 想定外とか、有り得ないはずなんて言葉は無しに、何が有っても耐えられる、
防災体制が望まれます。何が起きても不思議でないような気持ちのこの頃です。
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やる気と元気の出るシャツ!!

2011-09-05 05:10:42 | マックス

 特別製「農天市場幟」に続き、またまた素敵なプレゼント!
水害で落ち込み、へこんだスベルべ夫婦へのこれ以上ないエールです。


 もったいなかったけれども土、日曜日の農天市場で早速着させていただきました。
えんじ色と、オリーブ色、色違いの二種類のТシャツを夫婦それぞれ着用。
そこへ、モデルのマックスがオジサンに連れられての散歩から帰ってきます。


「トーちゃん、マークはボクに似てる?」ですって。
「うん、似てる、似てる、後でモデル料のジャーキーを上げるからな」


 はい、こちらが色違い、オリーブ色のТシャツです。
どちらも良い色ですよー、トーちゃんにもカーちゃんにも似合うんだから。

 よーし、9月25日には長岡でイベントが計画されています。
パンフレットには「農天市場」がトップバッターで掲載して頂いているから、
頂いた「幟」を建て、スベルべ夫婦は揃いのТシャツで参加しましょう。


 ハイ、後ろ姿をお見せしましょう。畑のゴミを眺める憂愁漂うスベルべの背中です。
頭には赤いバンダナ風の冠り物を着用していますが、実は中身はツルツルのピカピカ。

 先日初めてスベルべママが「スキカル」って電気バリカンで刈ったのですよ。

少々手違いが有って、いやに短いと思って改めて説明所を見ると、なんと「ゼロミリカット」!
涼しくって良いのだけれど、帽子は必需品。
まともに陽が当たると暑くてたまらないし、うっかりすると藪蚊に喰われちゃう(大笑)。

 と、ここまで書いたところで、表に人の気配。
そう、五時半には友達が山の畑の雑草を見かねて取りに来てくれたのです。

 マックスと一緒に軽トラに彼の自転車を乗せて出発。
まだ台風の名残りが残る空模様だったけれど、大根用の畝作り。
美味しい、大根百本分の畝立てに汗を流し、帰宅してシャワーを済ませました。
これから、パートに出かけます。
コメント (13)
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