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これは一回目の富士山へのツーリングかな。
富士山にオートバイで登る
梅雨の間を縫って、富士山目指してオートバイで目指す事になった。
春の多忙な時期を避け出掛けると言う事になると、雨のリスクの大きい梅雨時期に出掛ける事になる。
天候を心配しながらメンバーは石打PAに集合した。
5人のメンバーはそれぞれタイプも排気量も違う愛車だ。
リーダーがトップを走り、次の位置に私が付いて補佐をする事に決まり走り出す。
心配された梅雨空も徐々に明るくなり、心が躍る心地がしてくる。
思わずヘルメットの下で鼻歌が出てしまうのもこんな瞬間。
高速道路を会長に走り、花園ICで一般道に下りる。
道路は市街地を抜けて秩父の山中を走るが、時折りコースが分からなくなり、
リーダーと私が地図を広げて調べる事になる。
峠が始まる頃になると国道140号線に入る。
国道の内でも彩甲斐街道と言う名前が付けられた峠付近を越えると、埼玉から山梨へと移る事になる。
140号線の通称「雁坂みち」を下るとやがて、山梨市内で中央道の下をくぐり、
国道137号線に入ると道路は再び登り、峠に向かう。笛吹市を通り抜け、再び山道になる。
やがて道は峠の通称「御坂みち」になり、長い新御坂峠トンネルを抜けると、
あの有名な「天下茶屋」に到着する。
眼下に河口湖を見ながらの休憩を取り、
太宰治の文学碑「富士には月見草がよく似会ふ」に初対面の挨拶。
(続く)