畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

ミツバチ受難の季節(その2終わり)

2018-07-21 04:19:14 | 暮らし

 新聞社の都合もあり、投稿の掲載日時の指定など出来るはずも無い。

しかし、何と言う事だ。無人ヘリによる農薬散布の初日に掲載となったのでした。

 

 ほら、掲載日時とぴったりの7月20日が第一回の実施日なのでしたよ。

でも、問題なのは8月5日のカメムシ対策の「スタークル」と言う『ネオニコチノイド系農薬』なのです。


          ミツバチ受難の季節(その2終わり)

 ネオニコチノイド系農薬はミツバチの帰巣本能さえ狂わせてしまう、神経毒の一種なのです。

EU、欧米諸国ではかなり前に使用制限がされていると言うのに、

日本では食品における残留濃度さえ緩和されています。


 日本と欧米では農業の形態も異なり、問題は無いと国や農家に思われているのでしょうか。

長い目で見て自然を守ることが人間を守ることです。

ネオニコチノイド系農薬の使用を考え直してもらいたいものです。

                (終わり)


 ネオニコチノイド系農薬は神経毒と言うその特性から、昆虫のみならず人にも影響があるとも。

子どもの多動性の発症との因果関係さえ、言われているのです。

 ま、今の政界、政府の言動を見るに、ネオニコチノイドに被ばくしているのじゃないか何て思わされる。

政府、政界ではなくて関係省庁の主導なのかもしれないが、薬事行政、農薬行政は先進国とは言えない。

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ミツバチ受難の季節(その1)

2018-07-20 14:38:11 | 暮らし

 住民、住人に大切な回覧板が回って来た。

でも、待てよ。大切な回覧であり農家組合員だけでは良いはずがないでは無いか。

 

 こんな内容の表紙が着いていました。

「危被害防止」のため、近づかないようにとされているけれど農薬の毒性には触れていないでは無いか。

 毎年繰り返される「カメムシ」対策として推奨され、実際に使用されている農薬はネオニコチノイド系農薬。

ミツバチと私には憂鬱な季節となり、率直な感想を新聞に投稿し採用となった。

 

    ミツバチ受難の季節(その1)

 

 日が短くなったとはいえ、四時を過ぎると明るさが増してきて、

日の出前の明るさに満ちる畑ではミツバチたちがせっせと働き始めている。

ナスにキュウリに、ゴーヤ、そしてズッキーニなど受粉をミツバチに頼る作物は数えきれないほど多い。


野菜の受粉には欠かせない、彼等の仕事は切り取ったズッキーニの雄花に着いて、

手に持った花からも離れない熱心さです。


 そんな、勤勉で愛おしいミツバチにも今年も受難の季節がやってきてしまった。

水稲のカメムシによる食害を防ぐために、

推奨されているネオニコチノイド系の消毒が無人ヘリによって散布される時期になって来たのです。

                (続く)

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北海黄金とインカのめざめ

2018-07-20 04:42:01 | 野菜

 ジャガイモ北海黄金の木が枯れ始めた。

試しにと掘り始めたら、一株目からこんな収量。ジャガイモは種イモの10~15倍になるって本当みたい。

 北海黄金は30キロ植えたから、収穫は450キロ?

ま、そこまではいかないとしてもかなりの量なことは間違いないようだ。

 

 続いてインカのめざめを掘ります。

上の黒くて皺になっているのが種イモです。

 

 インカのめざめは小粒だという定評だけれど、我が家は大きなものも結構多い。

結局作り方で、大小は最初の芽掻きによるところが大きいのだと思います。

 

 他の種類ら比べたら、小粒な物も確かに多い。

でもね、何でもそうだけれど利用の仕方次第。小粒なインカのめざめを素揚げにし塩を振ったら立派なおつまみ。

 

 こんな感じの収量だから、まぁまぁと言ったところかな。

畝の両側の雑草が大きくなっているので、それも取りながらの収穫作業です。

 左上に夕日が当たっています。

猛暑が続き、日中はジャガイモも火傷状態になるし、暑すぎて作業も困難。夕暮れ時に一人で掘り続けました。

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木天蓼?

2018-07-19 04:51:01 | 山菜

 

 山の畑に行く広域農道と呼ばれる道路の脇に「マタタビ」の木が見える。

「マタタビ」は葉が一部白くなり、見つけやすいのです。

 

  いつも気にしながらも横目で見て通り過ぎていたのだったが昨日は午前の仕事帰りに軽トラを停めた。

7月中旬から下旬にかけて野生のマタタビは採り頃を迎えることを知っていましたから。

 

  やはり、有りましたよ。

普通はもっとスマートな紡錘形をしているのだが、これはごつごつと変形している。

 

  人によっては良い形、紡錘形を男マタタビ、この変形したものを女マタタビなどとも言う。

そして、この変形したものはあまり採らないのですよ。でもね、これが漢方で呼ぶところの「木天寥」なのです。

 漢方薬として使う場合は普通とは反対に、この変形したものが有効とされている。

マタタビが変形する理由は、実をある種の蜂が刺すからだとされている。でも、何のために刺すのだろうだろう?

 

 実は昨年も採ろうとしたのだったが、ある種の蜂どころかアシナガバチ巣くっていて刺されてしまい諦めていた。

今回は蜂の巣に用心しながら近づいたのだったが幸いなことに無く、ほとんどを採り尽くした。

 レジ袋に半分ほど、そう五合ほどは取れたのかな。

持ち帰り、キッチンでボウルに入れて洗い、ごみを取り去って簡易漬物器で漬けました。

 出来上がったら、夏バテ、疲労回復精力増強の妙薬が出来上がるかも知れない。

ま、精力増強はともかくとしても、疲労回復に薬効が有ったら嬉しいのですが(笑)。

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連載161「林檎と思い出と」(その2)

2018-07-18 12:15:30 | 暮らし

       林檎と思い出と(その2)

 その後、我が家の家族でのみ出掛ける事が多くなり、毎年の恒例の行事となって定着。

そのうちに私も家庭を持ち、子供達が出来ると夫婦と娘達二人で行くのが定例となった。


 その家の家族構成が、我が家と同じようで、

私と年齢が近い若主人が何人もいる女兄弟の内のたったひとりの男子と言うことも同じで、

年に一度の逢瀬なのに親近感を持たせる結果となった。


 初めの頃は、今では珍しくなってしまった紅玉と言う種類の林檎の木が、

しかもすぐ家の裏に有り、お婆さんが娘達と一緒に脚立を使ってもぎ取って下さったものです。

若主人は私に少し遅れて結婚されたが、話し好きの聡明な奥さんで私たちともすぐに打ち解けた。

            (続く)

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