パートに出勤した早朝5時40分には雪は少なく、スノーラッセルと言う道具で人力除雪。
でも、それから午前中雪は降り続き、10時少し前に小型ロータリーを使って除雪作業を始めた。
一人が作業をしているときはもう一人は、列車の進来を監視する役目。
もっとも、今は列車接近警報器と言う小型の受信機が有り、列車の接近を知らせてくれる。
それは、列車の進来で信号機が変わることを利用しての電波。
ほら、向こうから来る車両が見えますが、除雪用小型ロータリー車は受信機では捉えられないのですよ。
それは作業用車両は左右の車輪が絶縁状態で保たれ信号が変わらないため。
導通と呼ぶけれど、左右の車輪が繋がっていると信号機や踏切警報器が誤作動してしまうから。
一旦管理、作業区域の端まで行って折り返し作業をしながら帰って来る。
もちろんその際はホーム除雪は中止して、線路の除雪が終わるまで待っています。
両翼と呼ぶけれど、雪を掻き寄せるための羽根状態で前に向かって開いています。
スベルべも若い時は駅構内の除雪で乗ったり、関連会社に出向して只見線で乗っていました。
そして、今このМRと呼ぶ小型除雪車を操縦しているのはその時一緒に作業していた後輩たち。
ホームに差し掛かって速度を落とすと窓が開き顔を出した乗務員が「スベルべさ~ん」と大きな声。
なんと、いつの間にかJRを退職したらしく、一時期一緒に汗を流した後輩からの声でした。
一瞬にして誰か分かり、懐かしくなって大きく手を振りました。嬉しい後輩たちとの出会いです。