畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載187「じゃがいも」(その3)

2019-02-28 05:04:37 | 

  (この管理機「畝建てポチ」は前方に見えるさつま芋の畝作りと、土寄せに欠かせない。)


  (ジャガイモ料理の定番とも言える、コロッケです。)

 

        じゃがいも(その3)

 それぞれの品種の味の特徴、合う調理方法は絶対とは言わなくてもやはりあります。

「紫色のジャガイモなんてどんな使い方が有るの」なんて聞かれ「コロッケでいかかですか」

なんて冗談で返すことも有る。でも、さすがに紫色のコロッケなんて、好んで食べる人は居ませんよね。


 でも、この紫色のジャガイモ「シャドウクイーン」も食味は良いし、

ややデンプンが少ないところからポテトチップスになんて最適なのです。


 一時期爆発的人気になった「キタアカリ」も甘味を感じさせる美味しさは今でも根強い人気の品種。

掘ったばかりでも蒸して、熱々にバターを載せて食べるジャガバターも、そして塩だけで食べても美味しい。

欠点は煮崩れし易く煮物類には合わない事です。

カレーの具にすると溶けて形さえ分からなくなっちゃいますから。

ただ、その甘さと柔らかさを生かしたポテトサラダは最高です。


 ベーシックな品種の男爵については食べ方は省略しましょうか。万能ジャガイモでどんな料理にも合いますから。

私はここ何年かは男爵の栽培はせず、それに替えて「とうや」をほぼ主力として使っている。

これは近年スーパーでも見かけられるようになってきましたが、味は男爵に近く、もう少し濃い味です。

その美味しい味もともかく丸々とした形と、芽のくぼみの浅さは皮が剥きやすく、

そして芽のくぼみも取り易くて調理がしやすいのも大きな特徴です。


 「ゴールドメイクイーン」は、メイクイーンに近いでも澱粉の含有率の少なさも特徴で、

このためにポテトチップスに最適だし、油を使った料理に特徴を発揮します。

収量が多くなるのも魅力です。そして、澱粉の含有率がやや低いとはいえ、コロッケだって十分に美味しく仕上がります。

          (続く)

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「宇賀地冬物語」ひなた来る!(その8終わり)

2019-02-28 05:02:10 | 暮らし

 シャッター速度の関係で明るく見えてはいますが日も沈み夕方になった来ました。

魚沼市観光協会長と、今回のイベントの実行委員長が『結』の大蝋燭に点火します。

 『結』は地方的な言葉で協力作業などの意味があります。

中越地震からの復興と地震による犠牲者を悼む意味合いで始まったイベントです。

 

  準備した蝋燭ランタンは、川の流れを表現し大きな輪となって繋がっている。

 

  夕日が当たり、黄金色に輝いていた「越後駒ケ岳」も色あせて夜を待つ。

 

  宵闇が迫るとともに蝋燭ランタンとLEDの光が浮き上がって来る。

 

 18時頃になると完全に日は沈み夜の世界に。

昨年から何回も会合を重ね、そして準備作業も重ねた大切なイベントも終わりです。

 実は地域には二つの名前が異なる組織があり、少し混乱している事情があります。

二つの団体の間の垣根を取り払い、団結して地域を盛り上げようという試みの第一歩でも有りました。

         (終わり)

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