EPAが発効になったが
欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)が2月1日に発効になりました。
テレビ局のインタビューを受けて巷の声はおおむね物の価格が下がることに賛意を表していたように思えます。
関税が撤廃になり、輸入品が安くなることは良い事ですが、日本国内との同一業種との競合、競争。
そして、食品の安全面なども考え併せなくてはならない。
農産物の安全性、食品における農薬残留濃度の基準などは、EUの方が厳しく、
その点では安全性は日本の野菜などよりも高いと思われます。
しかし、食品関係の輸入はもちろんEU諸国からばかりでは有りません。
以前から懸念されている、成長ホルモンや抗生物質を大量に使った食肉類などは、
ほとんど規制も受けずに日本に輸入されているのです。
もちろん、価格が安いと言う事は家庭にとってはありがたい事ですが、
安い物にはそれなりの理由があると言う事です。
国会が森友学園や加計学園などの問題で審議に時間を費やしているうちに、
閣議決定などで食品に対する農薬の残留濃度基準が引き上げられています。
食品は価格とともに安全性にも気配りが必要だと思います。
(昨日10日の地方紙に載りました。投稿マニアのようになってしまったけれど、言いたいことは山ほどあります。)