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何年前に行ったかを忘れるほど行っていなかったゼンマイ採り。
あの、大転落事故からしばらくは足がすくみ行けなかったゼンマイ採りでした。
乾燥して保管していたゼンマイも底をつき、好きな煮物も食べられなくなったしまった。
もちろん、危険を承知のスベルベママが催促するわけは無いけれど、そろそろ良いかとも思い挑戦でした。
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何年たっても、ある場所の記憶と採れる時期、季節は忘れない。
我が家の山の畑から、斜面を下るとこんな風にでで居るのですからたまりません。
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今シーズンの魚沼は、異常とも言える暖冬小雪の年でした。
例年だったら、雪が滑り落ちる山頂付近から、徐々に下に向かって出る山菜です。
それが、今年は山の上も下も無く、一気に最盛期へと突入してしまった。
それにしても、残念というか採る人は減ってしまいました。僅かに取った形跡は残っていましたが。
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初山、初回でしかも何年振りかというゼンマイ採りです。
やや少ないけれども、久しぶりのゼンマイ採りとしたら上々かな。
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採ってきたら、すぐに食べるというわけには行かないのがゼンマイ。
頭頂部中心に着いた綿毛をていねいに取り、それから茹で上げて乾燥します。
今回の量は少ないけれども、これでも自家用だったら一年は食べられるでしょう。
実は、調子に乗って昨日も出撃。スベルベママに山の畑まで送ってもらい、そこから山を下りつつ採る。
けっこうたくさん採れて、これならば二年は不自由しないと思われる量を採りました。宝の山でした。