夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

グレタ・ガルボ(1905~1990)

2005-04-15 09:17:49 | 映画

スウェーデン ストックホルムから出現した美女は その美貌から{神聖グレタ・ガルボ}と呼ばれた 「奥様は二つの顔」を最後に36才で引退し 死ぬまで その姿を見せることはなかった

「肉体の悪魔」「マタ・ハリ」「グランドホテル」「制服」「椿姫」「イパニエスの激流」「アンナ・カレニーナ」etc・・・

初めてのトーキーでは グレタが喋った!と大騒ぎに

私の想い出に残る作品は「クリスチナ女王」 何故ならば 私が中学の頃 週刊マーガレットに 池田理代子先生「ベルサイユのバラ」が連載され 男装の麗人オスカル様が 爆発的な人気でした

ある評論家が 「クリスチナ女王」でのグレタ・ガルボについて 触れていたのです

数年後 幸運にも「クリスチナ女王を見ることができました

男言葉で話し 大股で歩く・・・

それは 雑誌で見るグレタ・ガルボのイメージとは 少し異なりましたが

長い睫毛に囲まれた視線の強さ そして時に見せる弱々しさが 印象に残りました

優雅かつ高貴 触れがたい永遠の美貌 時に浮かべる皮肉な笑み

敢えて優しく微笑んでいる表情を 描きたいと思ったのですが うまくいきませんでした050415_084002.JPG


群ようこ著「贅沢貧乏のマリア」角川文庫

2005-04-15 07:38:16 | 本と雑誌
自分の身の上と比較しながら 群ようこセンセが綴る 森茉莉のこと

父親 森鴎外を パッパと恋人のように熱愛し お嬢様気質で周囲を深くは顧みなかった お嬢様 茉莉

その評伝

晩年 身に着けた 作家としての文章 
一生 森鴎外の娘として その影響を受け続けた・・・

森鴎外の周囲の人々も浮かんでくる

森茉莉は 最期の時 誰に電話しようと思っていたのだろう
彼女は電話に腕を伸ばして・・・一人死んでいたという