夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

ジェイニー・ボライソー「しっかりものの老女の死」創元推理文庫

2005-04-22 20:59:38 | 本と雑誌
コーンウォールに住む未亡人で女流画家で写真家の ローズ・トレヴェリアンが 謎を解くシリーズ2作目です

長男の嫁グウェンは 夫の母ドロシーを住んでいる広い家から追い出し 老人ホームへ押し込めるつもりだった

ドロシーは強欲な嫁グウェンを出し抜き 気は優しい次男マーティンの将来を守る為の計画を立てる

ドロシーに求婚して断られたジョバー

病身のマリー・ゴールドのことを考えるフレッドも ドロシーに頼みごとを


ローズはドロシーに 牛乳を買ってきてーと 電話で頼まれ届ける
するとドロシーは死んでいた



前作で恋人になったはずのジャック・ピアース警部は ローズに別れを切り出されます

気の毒にジャックは ローズが死んだ夫を忘れ 次の新しい恋に出会う前の 踏み台にすぎなかったかのような扱いを受けます

ローズが結婚する前から 彼女に恋している優しいバリー

年の割りに子供っぽいけど ローズとの関係を真剣に考えていたジャック

なのにローズは 新しく出会ったニック・パスコウにときめいているのです

このお~~~~~バカ女と私は思ってしまうのだけど


自分に気のあるバリーをいいように利用して ジャックは振り回し

ジャックに対しては 心変わりされて 捨てられる前に 自分から分かれるーみたいなズルイ女心や計算も

今にひどいめに遭うぞーなんて思うのです


しかも若い娘でなく40代半ばーという設定なのに


こういう色恋の展開は好みじゃないのだけど

ローズの物語は7冊出ているそうです

翻訳されたら・・・次も買ってしまう・・・かなァ(笑)