夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

マイケル・スレイド著「斬首人の復讐」文春文庫

2006-10-29 00:59:54 | 本と雑誌

マイケル・スレイド著「斬首人の復讐」文春文庫
夏来健次 訳

作中に出てくるオレンジ大に縫い縮められた首が囲んでいるのは 背後に森がある小屋

ついている明かりが逆に不気味です

この表紙の絵は 本の中身を見事に表しています

最初の妻を殺され娘もさらわれ殺された

二度目の妻も犯人に射殺され

「ヘッド・ハンター」では 事件の真相にも気付けず いい所なかったロバート・ディクラーク警視正

今回は最後 操り形の犯人の企みを 部下達の働きもあり見抜き 颯爽たる復活を遂げています

どの犯人も子供時代に周囲の大人から性的虐待を受けており それが異常な犯行へ駆り立てています

知性ある狂気

首を狩られ レイプされた男の死体

狂気に至れば 恐ろしいのは男性でしょうか 女性でしょうか

読了後 確認の為に読み返し 最初の「ヘッド・ハンター」関連して「髑髏島の惨劇」までも確認したくなるかも

殺人の犠牲者には 絶対なりたくないぜ って思うお話です