夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

柴田よしき著「いつか響く足音」新潮社

2010-04-17 23:06:27 | 本と雑誌

柴田よしき著「いつか響く足音」新潮社
柴田よしき著「いつか響く足音」新潮社
柴田よしき著「いつか響く足音」新潮社
柴田よしき著「いつか響く足音」新潮社
古い団地がある
それぞれの事情で暮らし始め居心地の良さに気付く

見つける

団地に住む人々は孤独を知っている

人生 しくじりもした

一人ぼっちじゃない・・・
長屋のような下町のような温もり持つ人が暮らしている

待ってくれている

ささやかでいいのだ 幸せは


柴田よしき著「竜の涙 ばんざい屋の夜」祥伝社

2010-04-17 19:37:05 | 本と雑誌

柴田よしき著「竜の涙  ばんざい屋の夜」祥伝社
柴田よしき著「竜の涙  ばんざい屋の夜」祥伝社
数年前に相田翔子さん主演でNHKでドラマ化された「ふたたびの虹」と同じ「ばんざい屋の女将を主役とする物語

ビル建て替えの為に立ち退きを言われ 新しくできるビルに高い賃料払って契約するか いっそ廃業かで悩むばんざい屋の女主人
ばんざい屋に来る客の中にも 転機を迎えている人々がいた

淋しく身につまされたり そういうこともあるのかしらんと思ったり
根っこのところでほのぼの温かいー
ほっとする物語

昔「RIKOー女神の永遠」で痛いように思い生き方をせざるを得ない女刑事を描き抜き・・・ よしきという筆名から男性と思い込む読者も多かった

なんとも不気味なホラーも書けば 猫が主人公のミステリも軽々とこなし
保育園の園長で探偵の出会う事件も濃い個性の人々で彩り織り上げる

特異な人々を書いてきた作家は ごく普通の人々も描ききれるのでした

ばんざい屋シリーズは 出て来る料理も本当に美味しそうです


北森鴻著「虚栄の肖像」文藝春秋

2010-04-17 01:52:31 | 本と雑誌

北森鴻著「虚栄の肖像」文藝春秋
北森鴻著「虚栄の肖像」文藝春秋
依頼され花を生ける花師と絵画修復師としての顔を持つ佐月恭壱シリーズ

別シリーズの主人公でもある旗師・冬狐堂の陶子から仕事を持ち込まれることも多いがそれは事件呼ぶいわくつきであることも多い

「虚栄の肖像」
損傷した肖像画には秘密が隠されていた 佐月はきな臭い企みに気づくー

「葡萄と乳房」
若き日の恋人との再会
何かひっかかる修復を依頼された絵

真相は哀しい過去の事件が絡んでいた

「秘画師遺聞」
不思議な魅力持つあぶな絵の修復に佐月は困惑するが謎の作者の正体に気付いた時
何かが違えばー

それでも人生は流れていく

幾つかのシリーズ持つ著者は もうこの世におりません

ただ惜しまれます

命あれば これから書かれたかもしれない作品を思いながら

まだ未読の本は幾冊か残っています

出会いを楽しむように 気長に捜していきたいと思います