夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

おかずから

2019-07-21 19:49:36 | 子供のこと身辺雑記




買ってきた鰻の蒲焼をアルミホイルに包んでグリルで12分ばかし焼いて切る



丼に少しご飯をついでタレをかけて 切った鰻を置いて その上にご飯をついでまた鰻をのせてタレをかける







皮をむいて切った大根を圧力鍋で下茹でしてから さつま揚げ加えて鰹節の出汁に酒・味醂・砂糖・醤油で煮たの




チャウダー 具は玉葱・ジャガイモ・ベーコン・浅利のむき身




皮をむいて好みの大きさに切った茄子をベーコンで巻いて爪楊枝で止める
フライパンで焼いて 酒・味醂・砂糖・醤油を混ぜたタレをかけてちょっと煮る
要はアスパラのベーコン巻きの応用です





作っておいた野菜サラダの上にのっける









「よたばなし」-18-

2019-07-21 15:35:07 | 自作の小説
昔話

「おかあさま おかあさま ずるい いつもファルークと一緒に居られる女の子 マリーアと同じ名前だなんて
いいわ わたし わたし いつかお嫁さんになって おかあさんになれたら その時はうまれた子供にね
男の子だったらファルーク 女の子だったらマリーアと名付けるの
ねえ いい考えでしょ おかあさま」

ー恋ー
まだテレビなど無い遠い昔の何処かの国のこと
大雨が続きその地方の橋が落ちて仕方なく宿に居続けていた若い旅の男は その地方の有力な老貴族に招かれた
若い旅の男を遠目に見かけた老貴族は 何故かその若い男の姿に懐かしさのようなものを覚えたのだ

若い旅の男は老貴族の招待を快く受け その居城へと赴いた
食事が終わり 旅の徒然に何か面白い話を聞いていないかと老貴族に問われ

「まだ若輩者の身ゆえ そうそう珍しいような話も存じませんがー」
若い旅の男は 思いをめぐらすように視線を宙に投げる

するとけしかけるような 見下すような底意地悪い響きの声がかかった
「勿体ぶるでない たいして珍しい話は知るまいに」
老貴族と古い付き合いの貴族
がっしりした体つきの壮年の男
男には片目が無く 無い方の眼に黒い眼帯をしていた

若い旅の男は すうっと腰をかがめて一礼し
「では お聞き流しいただければー」
そう断って話し始めた
思いのほかによく響く声
その声の響きに居合わせた人々は いつか聴き入っていく

「「僕と同じ学校に居た人間に聞いた話です
彼は家族が危篤とかで一度故郷へ帰り 暫くして戻ってきました
彼の危篤だった父親は 亡くなってしまったそうです

そのいまわの際に こんな話を聞いたのだそうです

それは友人の出生に 亡くなった母親についてのことでした
友人の母親は友人を産んで間もなく亡くなったそうで
友人は自分の母親の顔を肖像画でしか知らないのだとか

友人の父親は友人の母親を一目見て熱烈に恋をしたのだとか
旅の途中であったけれど その場所へとどまったのだと


ああ どうも話しにくいですね
仮の名前で話を続けさせていただきましょう
僕は彼等の名前を知らないので

友人の父親はミゲル
母親は 夢のように美しい娘であった女性の名前は・・・ジョルジアナだったことにしましょう

ミゲルは医者として旅をしておりました
ミゲルが居る宿まで ジョルジアナ付きの娘が呼びにきたのです
お嬢様が倒れたと

一族かかりつけの医師は老齢で自分が病気だと

焦った女中は思い出したのです
村に旅の医者がいると

花の香りのする部屋でした
寝台に意識なく横たわっているのは花よりも美しい娘
白蝋のように白い肌
閉じた瞼の長い睫毛は頬に影を落とし 淡い薔薇色の唇は微かに開いている

医者と名乗っているもののミゲルは医師が本職ではありません
手持ちの気つけ薬を飲ませるのに 彼は一度自分が口に含んだ薬を 口移しでジョルジアナに飲ませました

それで 暫くしてジョルジアナは目をあけました
晴れ渡った空のような澄んだ水色の瞳

ミゲルの闇のように暗い瞳の色とは違う

娘は不思議そうにミゲルを見ます
厳しい父親がどうして若い男を自分の寝室に入れたのかと

無垢な表情
触れてはいけない花のようなー

らしくもなくミゲルは言葉を失い ただ娘を見つめ

やがて娘が蕾が膨らみほころび開くように微笑む様子に見惚れます
「貴方を知っています 」

そう娘は言ったのでした

いつか遠乗りした時にミゲルが転んで泣いている子供の怪我を手当てしているのを見たと
伴の者が あれは旅の医者ですーと教えてくれたと

「ああ だからエリザは貴方を呼んだのですね かかりつけのお医者様は確かご自身がご病気なのでした」

大切に大切に育てられたジョルジアナ
外の世界をほぼ知らない娘

根無し草のように世間をさすらって生きてきた男

恋は不条理で残酷で
互いを想う心と情熱の他は全てを忘れさせる

高嶺の花とミゲルはジョルジアナをそのままに旅を続けようと その場所を離れようと決意するけれど
旅立つ前に別れを告げに行かずにはいられなかった

せめて最後にひと目 熱愛する娘の姿を見ようと
心に焼き付けたいと

ジョルジアナには親が決めた少し年の離れた許婚者(いいなずけ)がありました
ジョルジアナはその相手を怖れ 正直なところ嫌ってもいたのでした
何か好きになれないゾッとするものを相手に感じておりました


「あの男の腕に追いやらないで下さい」
旅立ちを告げるミゲルにジョルジアナは懇願します
「貴方と共に生きたいのです」
世間知らずの無鉄砲
「貴方を愛しています どうかお願いです 一緒に連れていって下さい」
父を置いて母と離れ 恋しい男と一緒にいたいと
それだけが望みだと

娘が伸ばした腕を その細い指を男は振り払えなかった
「何があってもいいのか」
とだけ男は尋ね「豪華なドレスも高価な宝石も贅沢な屋敷も何も無いのだぞ」

「貴方が居て下さるのなら」
迷いないそれが娘の答え

男は娘を連れて逃げました

勿論 追手はかかります

旅から旅へ 逃げ続ける生活

美しい許婚者を連れ去られた これも身分高い貴族は怒り狂い執拗に二人を追います
追い続けます

逃亡生活の中でジョルジアナは笑っておりました

外の世界は初めて見る物ばかり

時に戦いながら男は愛する娘を護り 守り

ある場所で・・・男は腰を落ち着けます
娘は身ごもっておりました

男の両親が男に遺した館
男の年老いた乳母がひっそりと守っていた

男の帰還を乳母は喜び つつましくも静かで平和な生活が続きました
ずうっと続くはずでした

難産で娘は命を喪い 
忘れ形見の息子が残される

産まれたばかりの小さな赤ん坊
男は途方にくれました

赤ん坊は泣く
恋した娘はいない
美しい妻は死んだ
愛した女は亡くなってしまった

男の乳母は男の子育てを手伝い 産まれた赤ん坊が7歳になるまでは生きておりました

それから男は息子を学校へ入れたのです

男は息子に教育を授けたいのは勿論ですが 息子は自分の傍に居ない方がいいと判断したのです

許婚者を奪われた貴族は ずっとずっと執念深く男を追いかけておりましたから

それから15年

ほぼ他人の中で成長した僕の友人は 父親危篤の知らせを受け取るのです
駆け付けた場所で 大怪我をした父親は死にかけておりました

友人は両親の若き日の恋の話を知るのです」」

降ろうか降るまいか迷っているよな空の色

2019-07-21 14:15:13 | 子供のこと身辺雑記
昨夜 姑の家を出る時 送って出てきた主人
「明日 1時頃そっちへ行くから」
「え?!」と聞き返す私に
「選挙やろ そっち行くわ」

ちょっと驚いた
前回の選挙は「しんどいからパス」と言っていたのにーどうした!
主人が戻って来ない時は長男と二人で午前中に投票を済ませている

で今日 主人のお迎えを待って家族で投票所へ行ってきました

投票所から帰ると 「風邪引きでしんどいから帰って寝る」ーと こっちで主人用に用意しておいた駄菓子がいっぱい入った袋を持って姑の家へ戻っていきました





北海道仁木町のさくらんぼ
珍しいから買ってきました
長男「美味しかった」

お店で北海道のさくらんぼの隣で売られていたのは アメリカ産のさくらんぼ
流通の有難さなどを思うのでした

朝から少し風が強く吹いています
いつ降り出してもおかしくないような空
そのせいかどうか投票所はいつもより人が少なかったように感じました