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警視庁レッドリスト (小学館文庫)
加藤実秋
小学館
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型破りな才能を持つ家族の中でごくごく普通の秀才であった阿久津慎(あくつ しん)は 家族に対して複雑な思いを抱いている
部下の中森があるモノを持って姿を消して 阿久津は新しく設けられた部署へ左遷となった
警務部人事第一課雇用開発係職場環境改善推進室
そこの室長に
部下は一人だけ 一般職からの三雲みひろ
みひろは警察官の考え方をしない 普通の人間の感覚で物事を判断する
返り咲きを目指して動く阿久津のやり方にも反発する
いつしか阿久津もみひろの影響を受けてきたかー
不倫
同性との恋愛
新興宗教に入信した
借金
様々な問題を抱える人間たちを どうさばいていくか
仕事をしながら 阿久津は消えた中森の行方も捜していた
中森はある計画が許せなくて 姿を消していたのだが
その計画を潰してくれることを願って 中森は阿久津に託した
みひろは阿久津が自身の目的の為に中森を利用するのではーと
赤文字と呼ばれるレッドリスト そこに名前が載ってしまった人間は犠牲にされてもいい人間なのか
それとも
阿久津の判断はー
(コメント欄は閉じております ごめんなさい)
