最初の「ポーの一族」が雑誌に掲載された頃 私はまだ少女だった
永遠の時を生きるバンパネラの物語は普段少女漫画を読まない男子生徒にも人気だった
それから随分長い年月が過ぎて
宝塚歌劇団によって舞台化されて花組にて上演された
かつての作品は再愛の妹のメリーベルを喪い 両親代わりとして暮らしていたポーツネル男爵夫妻も消えて
たった一人になったエドガーが 「君もおいでよ 一人ではさみしすぎる」とアランを仲間に加えて
共に旅を続けていたのにーそのアランが火事で・・・・・というところで終わっていた
だからアランも消えて エドガーはたった独りになってしまったかと 当時は思っていた
とびとびの作品掲載はあったけれど
実に最初の作品から半世紀ばかし経って またあらたな物語が紡がれていることになる
当然 絵柄も変わっている タッチも
たとえ同じ作者の手による作品でも
もうエドガーの顔はシリーズ最初の頃のエドガーの貌ではない
それは仕方のないことだけれど
かっての「ポーの一族」を繰り返し読んだ人間としては寂しい
だから もう ほぼ別物と思って読んでいる
まあ 私の思い入れはここまでにして
これは エドガーがアランを取り戻そうとする物語
あるモノの力を使って
そこに様々な存在が絡む
バンパネラ
彼らは何処から来たのか
(コメント欄は閉じております ごめんなさい)