夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

萩尾望都(はぎお もと)作「ポーの一族 青のパンドラ」 (小学館)

2023-02-22 16:26:28 | 本と雑誌

 

最初の「ポーの一族」が雑誌に掲載された頃 私はまだ少女だった

永遠の時を生きるバンパネラの物語は普段少女漫画を読まない男子生徒にも人気だった

 

それから随分長い年月が過ぎて

宝塚歌劇団によって舞台化されて花組にて上演された

かつての作品は再愛の妹のメリーベルを喪い 両親代わりとして暮らしていたポーツネル男爵夫妻も消えて

たった一人になったエドガーが 「君もおいでよ 一人ではさみしすぎる」とアランを仲間に加えて

共に旅を続けていたのにーそのアランが火事で・・・・・というところで終わっていた

だからアランも消えて エドガーはたった独りになってしまったかと 当時は思っていた

とびとびの作品掲載はあったけれど

実に最初の作品から半世紀ばかし経って またあらたな物語が紡がれていることになる

当然 絵柄も変わっている タッチも

たとえ同じ作者の手による作品でも

もうエドガーの顔はシリーズ最初の頃のエドガーの貌ではない

それは仕方のないことだけれど

かっての「ポーの一族」を繰り返し読んだ人間としては寂しい

だから もう ほぼ別物と思って読んでいる

 

まあ 私の思い入れはここまでにして

 

これは エドガーがアランを取り戻そうとする物語

あるモノの力を使って

そこに様々な存在が絡む

バンパネラ

彼らは何処から来たのか

 

 

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塔山郁著「薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理」 (宝島社文庫)

2023-02-22 16:10:40 | 本と雑誌

 

 

「毒消し山荘の奇妙な事件」

「うつ双つの顔」

「カンナビス・クライシス」

 

どうめき薬局の薬剤師の毒島と刑部と一緒に旅行に出かけた水尾爽太

デジタル・デトックスとリラクゼーション体験のできる宿

けれど この山荘はどうも何かおかしくてー

 

破談になった馬場の様子がおかしい

案じる水尾

ホテルには長期滞在予定の手のかかる客がいて 

夫と喧嘩して飛び出してきた女性ー

 

 

水尾たちが宿泊した山荘では違法なことが行われており 経営者夫婦は逮捕されたが

逃亡中の従業員がいて・・・・・

毒島にも水尾にも嫌なことが起きている

原因を探るべく行動を起こす水尾

 

どうめき薬局の社長の奥さんも登場

 

 

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塔山郁著「病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理」 (宝島社文庫)

2023-02-22 15:53:48 | 本と雑誌

 

 

「私は誰、ここはどこ?」

「サプリメントと漢方薬」

「秘密の花園」

 

水尾の勤務するホテルに大金を持った老女が宿泊

ところが彼女は自分の帰る家がわからないー

しかも所持品の中には薬もー

観察したところ 彼女が持っているものは自身の所持品とも思えず

まずは何処の誰かから捜すことに

 

水尾が想いを寄せる薬剤師の毒島さん

彼女と同じ職場だった宇月さんが上京 就活を始める

どうもマルチ商法に取り込まれているらしい落合の母親をどうしたら その輪から抜け出させることができるのか

 

そして水尾の職場の先輩でもある馬場が婚約したという

馬場の若くて美人で資産家の婚約者の家の庭には 毒を持つ植物が多く植えられていた

果たして 彼女は!?

 

 

本の帯にも作中にもありますが 病は気からの「気」とは 気持ちではなく漢方医学の「気」のことだそうです

 

 

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