「プラハの春」にて愛する女性カテリーナを喪った堀江亮介は日本で恵子という女性と結婚するも夫婦仲はうまくいっていなかった
今も堀江の胸に刻まれているのはカテリーナへの愛
しかしカテリーナはヘスに射殺された
カテリーナの娘シルビアは少女の頃から堀江へ恋心を抱いていた
その気持ちはカテリーナと堀江が恋人同士になろうと変わることなくー
成長したシルビアは赴任してきた堀江と再会してひたすら堀江への恋に激しく突進する
妻ある身の堀江だが カテリーナそっくりの若く美しいシルビアへ惹かれる心は押さえきれず やがてはその恋に溺れていく
カテリーナの命を奪ったヘスは 次から次へと人の命を奪い シルビアの父を標的に定める
東ドイツと西ドイツ 二つに分けられた国の不幸にたかり 甘い汁をすする人間達
巨大化しながら幸せにはなれなかった国ソ連
外交官としてその渦にも引き込まれていく堀江
様々な危うさをはらみ 下巻へと物語は続いていく
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