夢見るババアの雑談室

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あさのあつこ著「東雲の途」 (光文社文庫)

2019-04-12 00:34:59 | 本と雑誌
東雲の途 (光文社時代小説文庫)
あさの あつこ
光文社



身分の低い女性であった母は父に殺されたらしい
その後 清弥は心正しく優しい老女すがに育てられた

だがー非情な父は15歳の清弥にすがを斬れと言いつけた
暗殺者として生きた時代

父は兄まで斬れと命じ・・・
清弥は兄でなく 父を斬った

兄は清弥に人として生き直せと言ってくれた


故郷を離れ江戸で清弥は一人の女性と出逢いー

遠野屋清之介として生きることとなった

清之介の過去ゆえに・・・・・その過去に固執する者の言葉で 清之介の妻は死んだ

いささかひねくれた同心 木暮信次郎
本人は気付いていないが その心根の奥底にあるものは極めて真っ当

同じく真っ当なものを持つ清之介

色々おおわれてはいるが 

ほぼ息子と同年齢の二人に愛情向ける岡っ引き伊佐治


こんな三人が居る


町人の姿で殺された若い武士
その自分の体の傷口に隠していたのは瑠璃


死んだ武士は清之介の兄の配下の男の弟だった


過去が清之介をつかまえにきたのか


だがー現在の清之介は商人

故郷の人々を思う心は血なまぐさい戦いを 商売で解決しようと


故郷へ向かう清之介
案じて同行する伊佐治

弟を殺された男も彼等を追う


そして故郷で清之介を待つ剣呑な男も




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2 コメント

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まっき~様 こんばんは (夢見)
2019-04-12 22:52:18
有難うございます

シリーズ7作目まで進んでいて 新作を読む前におさらいで続けて読み返しています

ひねくれキャラは好きなので
登場人物の変化なども好みです
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あさのさん (まっき~)
2019-04-12 19:31:30
特集ですね、そういえば『バッテリー』以来、読んでない~。
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