夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

西條奈加著「善人長屋」 (新潮文庫)

2022-07-13 20:36:42 | 本と雑誌

 

 

NHKBSプレミアムにて先日から放送が始まったドラマの原作になります

ドラマが面白かったので原作も読みたくなりました

裏稼業持つ人々が暮らす千七長屋は何故か「善人長屋」と呼ばれている

この善人の呼び名を信じて越してきたのは加助

長屋の面々は加助を人違いしていた

善人と悪人を見分ける目を持っている娘のお縫は最初 加助の正体が掴めない

どうみても善人にしか見えず 二つ名ある悪人とは思えない

 

そして真実 加助は底抜けの善人 お人好しだった

長屋の人々が善人と信じ 次から次へ 厄介事・面倒事を拾っては 長屋の面々が動くことになる

加助にも事情があったのだが

 

「善人長屋」人違いで名うての悪党と思われて 長屋に住むこととなった加助

いきがかりから長屋の人々は お腹に恋人の子供がいるのにー断れない先の若旦那との縁談に困っている娘

これをどうさばき 片付けるのか

幻の美女「おもん」登場に加助 驚く

 

「泥棒簪」留守のお嬢様の簪をさして出掛けた女中は その簪を盗まれてしまい

盗んだ相手の家も見つけられたが 簪の隠し場所が分からない

 

「抜けずの刀」長屋の住人のいい男の新九郎

付文を寄越した娘が待ち合わせ場所で殺されており 犯人として捕らえられるがー

これは彼に勝手な逆恨み持つ旧知の人間の犯行だった

 

犯人の抜けなかった刀

 

 

「嘘つき紅」騙された人間(被害者)がいる 騙した相手への仕返しはー

 

「源平蛍」引退した人間が殺された娘への思いから最後のひと仕事を

それは 実に見事な・・・「仕事」だった

 

「犀の子守歌」自分を苛むように生きた男がいる 死期が迫った男の最期のただ一つの願い

それは愛しい相手に一目会うこと

男に恩義を感じる長屋の住人の一人がいる

彼らはその願いをかなえる為に動く

 

 

「冬の蝉」表稼業は質屋だが 実は故買品も扱うお縫の父親

彼の人柄を慕う人々が長屋には集まる

その若き日のできごとも語られる

 

「夜叉坊主の代之吉」死んだと思われていた加助の妻が生きていた 姿を見かけ必死に捜す加助

その姿を見るに見かねた長屋の住人達は調べると

その妻には戻れない理由があった

 

「野州屋の蔵」加助の妻は代之吉の手先として使われており 代之吉が狙うのは野州屋の蔵

野州屋のあるじと旧知の仲であったお縫の父親は ある策に代之吉をはめる

 

戻りたいけど戻れない 加助に災難かかることを怖れ 敢えて別れを選ぶ女

女と子供の幸せを願うばかりの男

 

解説は文芸評論家の末國善己さん

 

 

ドラマの登場人物はウィキさんからのコピーです↓

お縫(おぬい)
演 - 中田青渚
主人公。生来の勘の鋭さで、初対面の相手が善人か悪人かを瞬時に見分けることができる。
思い付いたことをそのまま言ってしまうなど率直だが、困っている人を見捨てられない優しい性格。
加助(かすけ)
演 - 溝端淳平[3][2]
錠前職人。お縫が一目で見抜いた正真正銘の善人。「善人長屋」に人違いで入居してしまう。
人助けが生きがいで、街中で困っている人を見つけては連れ帰り、長屋の住人に助けを求める。
疑うことを知らないため、長屋の住人の裏稼業には全く気が付いていない。
お俊(おしゅん)
演 - 高島礼子[3][2]
お縫の母。きっぷのいい性格。加助の人助けを手伝うよう、長屋の住人をとりなす。
回りくどいことは嫌いだが、様々な立場の相手に優しく寄り添うことができる。
儀右衛門(ぎえもん)
演 - 吉田鋼太郎[3][2]
お縫の父。長屋の差配[注 1]。質屋「千鳥屋」を営んでいる。裏稼業は盗品をさばく系図買い屋(故買屋)。

「千七長屋(善人長屋)」の店子[編集]

梶新九郎(かじ しんくろう)
演 - 上地雄輔[5]
代筆屋。長屋唯一の武士(浪人)。裏稼業は贋作作り。
文吉(ぶんきち)
演 - 溝口琢矢[5]
兄・唐吉と共に季節の物の売り歩きをする。裏稼業は美人局。
憎まれ口をたたき、お縫とよく言い合う。「おもん」という美女になりすますことができる。
唐吉(とうきち)
演 - 蕨野友也[5]
文吉の兄。生意気な態度の文吉をよくたしなめるが、実は弟思い。棒術を得意とする。
庄治(しょうじ)
演 - 山崎樹範[5]
下駄売り。裏稼業は腕っこきの盗人。加助の人助けにも気楽に付き合う。
安太郎(やすたろう)
演 - 山田純大[5]
小間物売り。裏稼業は掏摸(スリ)。男気のある人物。
お竹(おたけ)
演 - 美保純[5]
菊松の妻。夫婦で煮豆を売っている。裏稼業は夫婦で騙り(詐欺)を行う。お縫のことを可愛がっている。
菊松(きくまつ)
演 - 徳井優[5]
妻思いの優しく小柄な男。昔、自分たち自身が騙りの被害にあった過去を持つ。
半造(はんぞう)
演 - 柳沢慎吾[5]
髪結い。裏社会に精通した情報屋で、情報収集能力には長屋の面々からも一目置かれている。

ゲスト[編集]

第1話[編集]
磯太郎(いそたろう)
演 - 加藤諒[5]
日本橋乾物の大問屋・伊勢屋の若旦那。お小夜を見初めて、縁談を強引に迫る。
お小夜(おさよ)
演 - 畑芽育[5]
長兵衛の娘。
伊勢屋との縁談が進む中、巳之助との子の妊娠が分かり、悩んで身投げをするが、加助と安太郎に助けられる。
浜屋長兵衛(はまや ちょうべえ)
演 - 宮本充
神田で塩物商いをしている。安太郎とは昔の仲間。
仕入れ先である伊勢屋から縁談を断れば、今後の取引は断ると言われ困惑している。
巳之助(みのすけ)
演 - 福本鴻介
仏具職人。お小夜の思い人。伊勢屋との縁談があると知り、お小夜の幸せを考え、身を引き姿を隠す。
安積の治五郎(あさかのじごろう)
演 - 藤本隆宏[5]
「おもん」の計略にかかるが、騙されたと知り善人長屋まで追いかけてくる。
治五郎の子分
演 - 髙頭祐樹 、ムトコウヨウ、大城麗生
第2話[編集]
お才
演 - 若村麻由美[5]
簪を盗んだ男の情婦。
お貞
演 - 藤野涼子[5]
女中。奉公先のお嬢様にいびられ、腹いせに簪を勝手に持ち出す。
役名未定
演 - 久保田悠来[5]
第3話[編集]
役名未定
演 - 玉置玲央[5]川島鈴遥[5]
第4話[編集]
役名未定
演 - 神保悟志[5]辻本祐樹[5]

スタッフ[編集]

       
       
       

 

こちらドラマのサイトさん↓

善人長屋 - NHK

ドラマ「善人長屋」制作開始のお知らせ情報あるサイトさん↓

BS時代劇「善人長屋」制作開始のお知らせ - NHK

 

蝉歌う 季節になりし 地面燃ゆ

2022-07-13 16:58:26 | 子供のこと身辺雑記

検査の結果が出るのは まだ一週間先ですが 取りあえず長男の内視鏡検査が無事に終わり ほっとしています

検査三日前から繊維質ある食品は食べては駄目とか色々制約もあったので

内視鏡の検査前に食事関係で参考にしたサイトさん↓

第27回 食べ物の消化時間 | 栄養士コラム | 同友会グループ (do-yukai.com)

 

大腸内視鏡検査前日の食事4つのポイント | 港区で人間ドック・健康診断ならMEP南青山。 (mep-minamiaoyama.com)

 

大腸内視鏡検査前日の食事は非常に大切です! 簡便かつ詳細な食材選びの方法をお教えします|福岡天神内視鏡クリニック (fukuoka-tenjin-naishikyo.com)

 

 

 

 

 

 

 

検査当日も病院からのお薬を飲み続けて 検査が受けられる状態の体にして

検査当日は絶食だった長男

朝とお昼と抜きでしたので 帰りに「何が食べたい?」と訊いたら

「焼肉!と言いたいところだけど 用心して」と長男

 

「じゃあ お蕎麦かうどんあたりで手を打つ?」

そんなやりとりのあと 時々寄る出石皿そばのお店に寄って早目夕食をいただきました

 

お皿の絵柄も可愛くて

 

お医者様いわく「あくまで念の為」の検査

異状なしであることを祈るばかりです

 

検査明けの今日は家に居ることにした長男に買って帰ったお昼

 

雑用済ませた帰り道

モスバーガーさんでテイクアウト

南国パインシェイク美味しかったです

 

 

庭の枇杷の木の根元に蝉の茶色い抜け殻が落ちていました

綺麗に背中が割れていて

ああ 飛ぶことができたんだ

地上に出られて良かったねと思いました

やっと地上に出られたのだなと


「無法松の一生」 (1958年 日本映画)

2022-07-12 09:17:03 | 映画

 

 

子供の頃 父が好きな映画として挙げたのは バンツマこと坂東妻三郎主演1943年の映画でした

 

ところがこの映画は占領軍や内務省などの検閲により幾つかのシーンもカットされ 監督の稲垣浩氏としては不本意なものでした

いまふうに言えば 同じ監督が出演俳優を変えてのリベンジが1958年作品になります

結果ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞

音楽では團伊玖磨氏が参加です

 

村田英雄さんの歌 「無法松の一生」や「無法松の一生 度胸千両入り」などは現在もカラオケでも人気がありますし

多くの歌手が歌ってもおられます

坂本冬美さんの「あばれ太鼓」も無法松を歌ったものです

 

原作は岩下 俊作氏の小説「富島松五郎伝」

 

貧しい家に育ち 継母に叱られて父親が働く遠い場所まで歩いていく途中 夜になり揺れる木々の枝に こわいものを見て 怯え幼い男の子はようやっと父の居る場所へたどり着き

父親の顔を見て ただ泣きじゃくります

 

この「何かこわいもの」「白くひらひらと空中を浮遊するもの」が出てくる場面を観た時に 私は「ハリーポッター」シリーズに出てくる吸魂鬼ディメンターを思い出しました

日本も西洋も「こわいもの」は時代を問わず共通するのかも

 

 

映画の冒頭で車引き(人力車の車夫)の無茶 やんちゃぶりの逸話が描かれます

自分の失敗も笑い飛ばす豪快ぶり

車夫の身分をさげすまれれば 腹いせもしてみせますが ことをわけて道理を説かれれば これは素直に頭を下げて自分の非を認め さとしたくれた相手のことも認める

主演の松五郎役は 三船敏郎さん

松五郎をさとす結城重蔵役に笠智衆さん 渋い演技に役柄の説得力があります

 

愛されるごちゃもんの無法松

彼は怪我をした男の子を家へ送り 乞われてそのまま医者へも送り届け

礼金を渡そうとする男の子の母親の吉岡良子(高峰秀子)に 人助けをしただけーと断り帰っていきます

良子の夫の軍人である吉岡小太郎(芥川比呂志)は無法松の噂も知っていたし 彼の言動を目の当たりにしたこともあった

陸軍の偉い人にも怯まぬ傍若無人ぶり

いっそ痛快さを覚えており 客として松五郎を招き歓待するのであった

 

無学文盲な自分のような者を対等に扱ってくれる小太郎 

これまで知らなかった良子のような所作の美しい女性

二人の人柄に感じ入り まともな人間として扱ってくれることが 嬉しかったのだろう

ところが小太郎は風邪から あっさり世を去ってしまう

ひ弱いところもある息子の敏雄を女親一つで無事に育てあげられるか不安に思い 松五郎にも助力を願う

自分に足りないところをたのみとすると

 

敏雄の運動会に参加したかけっこで松五郎は自慢の足で一位になり その賞品は敏雄にと渡す

(この走る姿がね ちゃんと車夫さんの動きです

表情も

後年の用心棒・素浪人シリーズともちゃんと別人物)

力いっぱい大きな声で松五郎の応援をする敏雄の姿にも喜んだ良子

家族のいない松五郎

良子と敏雄から家庭の温みというようなものを松五郎が得ていた

学芸会での敏雄の発表する姿

どれも今迄松五郎が知らなかった世界だ

良子は兄夫婦が勧める再婚話も断っていた

吉岡の家の庭の手入れをしていた松五郎にも その話が聞こえる

松五郎の胸には良子への慕情もあった

あこがれ こわしてはならない聖域

しかし松五郎とて男なのだ

高い空にある月だって欲しくなる

やるせない寂しさに襲われることもある

松五郎の父親は酒で死んだのだという

自分もいつか酒に心臓をやられるだろうと

 

それであまり酒はやらなかった松五郎だが

 

家を離れ遠くの学校へ通う敏雄が祭り見物に先生を連れて帰郷

そこで小倉の祇園太鼓を先生が楽しみにしているが 現在はその様々な打ち方ができる人間がいないと知り落胆していると聞いた松五郎が 真似事だがーと

飛び入りで太鼓を打ってみせる

かえる打ちから始まり 流れ打ち、勇み駒、暴れ打ち

久々に聞く打ち方に 人々は聞きほれる

感心したようにその音を聞く先生の姿

 

おかげでおおいに敏雄も面目をほどこしたと良子も喜ぶ

 

募る想いを今日こそ良子に伝えたいと来た松五郎だったが 小太郎の遺影の前の良子の佇まい

母としての敏雄への言葉などから

ただ松五郎は うなだれて自分の心は汚い

そしてもう吉岡宅へは来ないことを言って去る

それから酒におぼれた松五郎は 大雪の日に屋外で倒れて死ぬ

その場所は 松五郎が時々 敏雄のことを気にかけ幾度も行った小学校の校庭近く

松五郎の脳裏に浮かぶは 出会ってからの敏雄や小太郎 良子の姿

中学生の敏雄の喧嘩に混じって暴れたこと かけっこで走り 

様々な想い出

回る回る人力車のくるまの回転よ 時も回る

回りが止まれば 心臓も止まる

 

松五郎の亡きがらは子供たちが見つけた

遺品からは

これまで吉岡の家から渡された 手伝いや骨折りへの謝礼が袋のまま手つかずで大切に仕舞われており

ばかりか当時のお金で500円(この頃では大金)ほどの良子と敏雄名義の通帳が2冊

 

葬儀へと来てくれていた結城重蔵は 松五郎とは そういう男であったと

 

ただ泣き崩れる良子

 

どれだけ大切に思っているか口には出せなかった松五郎

 

 

ウィキのあらすじがよくできておりますので

ここにコピーしたものを↓

明治30年、小倉に無法松と呼ばれる人力俥夫の松五郎がいた。松五郎は博奕で故郷を追放されていたが舞い戻り、若松警察の撃剣の先生と喧嘩をして頭を割られ、木賃宿の宇和島屋で寝込んでいた。そんな松五郎は喧嘩っ早いことで評判で、ある日、芝居小屋で仲間の熊吉と枡席でニンニクを炊いて嫌がらせをし、木戸番と喧嘩するが、土地の顔役である結城重蔵の仲裁で素直に謝った。松五郎は意気と侠気のある男だった。

松五郎は堀に落ちてけがをした少年・敏雄を助ける。敏雄の父親は陸軍大尉の吉岡小太郎であり、これが縁で松五郎は吉岡家に出入りするようになった。しかし、吉岡大尉は雨天の演習で風邪を引き急死した。夫人のよし子は、敏雄が気の弱いことを心配して松五郎を頼りにする。松五郎は夫人と敏雄に献身的に尽くしていった。

やがて敏雄は小倉中学の4年生になり、青島陥落を祝う提灯行列の日に他校の生徒と喧嘩をして母をハラハラさせるが、松五郎は逆にそれを喜び喧嘩に加勢した。その後敏雄は五高に入学し、松五郎とは疎遠になっていった。小倉祇園太鼓の日、夏休みのため敏雄が五高の先生を連れてきて帰省した。本場の祇園太鼓を聞きたがっていた先生の案内役をしていた松五郎は、山車に乗って撥を取り太鼓を打つ。流れ打ち、勇み駒、暴れ打ち。長い間聞くことのできなかった本場の祇園太鼓を叩き、町中にその音が響いた。

それから数日後、松五郎は吉岡家を訪ね、夫人に対する思慕を打ち明けようとするが、「ワシの心は汚い」と一言言って、彼女のもとを去った。その後、松五郎は酒に溺れ、遂に雪の中で倒れて死んだ。彼の遺品の中には、夫人と敏雄名義の預金通帳と、吉岡家からもらった祝儀が手を付けずに残してあったー

 

1943年版の映画の粗筋も同じくウィキからコピー↓

明治30年、小倉に無法松と呼ばれる人力俥夫の松五郎がいた。松五郎は博奕で故郷を追放されていたが舞い戻り、若松警察の撃剣の先生と喧嘩をして頭を割られ、木賃宿の宇和島屋で寝込んでいた。そんな松五郎は喧嘩っ早いことで評判で、ある日、芝居小屋で仲間の熊吉と枡席でニンニクを炊いて嫌がらせをし、木戸番と喧嘩するが、結城重蔵の仲裁で素直に謝った。松五郎は意気と侠気のある男だった。

松五郎は堀に落ちてけがをした少年・敏雄を助ける。敏雄の父親は陸軍大尉の吉岡小太郎であり、これが縁で松五郎は吉岡家に出入りするようになった。しかし、吉岡大尉は雨天の演習で風邪を引き急死した。夫人のよし子は、敏雄が気の弱いことを心配して松五郎を頼りにする。松五郎は夫人と敏雄に献身的に尽くしていった。

やがて敏雄は小倉中学の4年生になり、青島陥落を祝う提灯行列の日に他校の生徒と喧嘩をして母をハラハラさせるが、松五郎は逆にそれを喜び喧嘩に加勢した。その後敏雄は五高に入学し、松五郎とは疎遠になっていった。小倉祇園太鼓の日、夏休みのため敏雄が五高の先生を連れてきて帰省した。本場の祇園太鼓を聞きたがっていた先生の案内役をしていた松五郎は、山車に乗って撥を取り太鼓を打つ。流れ打ち、勇み駒、暴れ打ち。長い間聞くことのできなかった本場の祇園太鼓を叩き、町中にその音が響いた。

それから数日後、松五郎は吉岡家を訪ね、夫人に対する思慕を打ち明けようとするが、「ワシの心は汚い」と一言言って、彼女のもとを去った。その後、松五郎は酒に溺れ、遂に雪の中で倒れて死んだ。彼の遺品の中には、夫人と敏雄名義の預金通帳と、吉岡家からもらった祝儀が手を付けずに残してあったー

 

 

1958年出演者↓ウィキよりコピーです

 

名調子 村田英雄の 無法松の一生 度胸千両入りの歌詞はこちら↓

村田英雄 無法松の一生~度胸千両入り~ 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

 

坂本冬美 あばれ太鼓 無法一代入りの歌詞はこちら↓

坂本冬美 あばれ太鼓~無法一代入り~ 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com)

 

私の伯母の一人が長く小倉で暮らしておりましたが その話す言葉が 映画の中で高峰秀子さん演じる吉岡良子さんの物言いにとても似ておりました

 

ああ そういう言葉遣いであったなと とてもなつかしく感じました

 

 

 

 


降る雨に 緑美(うるわ)し 夏の朝

2022-07-12 08:24:44 | 子供のこと身辺雑記

久しぶりに天気予報通りに雨になりました

ここ数日「雨」の予報はあれど 雨なしな日が続いていたので

 

雨の合間に庭からとってきた桃

仏壇にも御供えにちょこっと置きました

ぽろぽろ ごろごろ実が落ち始め 見れば虫食いさんも多くて

虫さんがついていないのを捜してもいできました

母が好きだったので 小玉だけどスイカも置いています(しかも安売り980円の・笑)

 

今年二度目の花をつけている紫陽花のコンペイトウ

蕾が出てきて え?!と思っていたら 咲き始めています

来年は咲かなかったらどうしよう ちょっと心配(笑)です

 

 

ごろごろ瑠奈さん

 

夜 私が寝室に上がると ついてきて ベッドに私が横になると肩や腕の上に横になり しばらくして私が瑠奈側に寝返りを打ってみせると

「よし 寝かしつけた」と思うのか 私の足元へ移動していき寝ています

瑠奈の毎日の儀式のように

 

そして夜中 私がトイレに降りると ついてきて

寝室へ戻ると また腕や肩の上に来て私が寝返り打つまでじっとしていて 寝返り打てば足元へーを繰り返します

もしかしたら 瑠奈は私の保護者気分でいるのでしょうか

 

手のかかるコだと 思われているのかも

 


「幕末」(1970年 日本映画

2022-07-09 10:14:44 | 映画

幕末ー日本の歴史の内 江戸幕府の政権末期の頃を指すーのだとか

映画では坂本竜馬が暗殺されるまでの半生が描かれます

当時の錚々たる俳優が出演しております

 

wikipediaさんよりコピー↓

 

 

 

 

 


忙しい日だったけれど

2022-07-08 16:31:28 | 子供のこと身辺雑記

4時起きして朝食の支度 神棚 仏壇の細々済ませ 洗濯物干して 5時過ぎに長男が出て行くと

主人に届けるおかずを仕上げて

 

 

9時過ぎ 姑の眼科受診送迎で姑の居る施設へ向かう

姑の病院行きが終わった帰り道 クリーニング店に寄り

一度帰宅して主人へのおかずを車に積み込み ささっとご飯をかきこんで

犬と猫におやつあげて 主人が暮らす姑の家へ向かう

途中 施設で言われた姑に必要な品も買って 姑の名前も書き込み

主人へのおかずを冷蔵庫に片付け

主人からの野菜を受け取って

 

それから書類上の手続きで姑の本人確認をしたいと言う某機関の方を迎えに行き 再び姑のいる施設へ

安倍元総理の撃たれたことを知ったのは その道中の車内ででした

「安倍元総理 撃たれて危ないらしいよ」と後部座席の女性がおっしゃる

耳を疑いました・・・・・

 

 

全ての用事が終わって

帰宅すれば 郵便受けの夕刊には 大きく報道されていました

テレビでも

 

演説中 背後から

 

ああ 卑怯者は後ろから撃つんだなと思いました

 

これはね「遺憾」とか「許せない」だけで片付けられることではないでしょう

激しい怒りを覚えます


群ようこ著「パンチパーマの猫」 (文春文庫)

2022-07-06 19:12:36 | 本と雑誌

単行本「先人たちの知恵袋」改題とのこと

 

 

著者が周囲の人々 身近で起きた出来事などに諺をからめて書いたエッセイ集

 

若い頃は オッサンたちは おばさんてねえーなどと思っていたけれど 年を重ね 

今日日の若いもんはーと嘆息し

しかし己の若い頃を振り返れば それこそ恥の多い人生だったかもしれないと感じたり

これからの人生についても考える

 

考えてもままならないことも多いのだが

およそ20年前に世にでた本

この本が出てから20年ぶん 世の中は変わっている

しかし 良くなっていると言えるのかしらん


週半ば

2022-07-06 17:05:27 | 子供のこと身辺雑記

用心の為らしい大きな病院での検査予約

それでも子供のことだけに気にはかかるのですが 気を揉んでもしょうがない

検査予約の帰り道 やや遅い昼食を中華料理屋さんで

 

長男 検査三日前から野菜や果物は食べてはいけないなど規制もあって 検査前日には三食 病院指定のセットを病院内のコンビニで購入

 

当日も数回に分けて薬を飲んで準備

午後から検査

結果が分かるのは検査日から一週間後

 

今週は月曜日は午前中 私がいつもの内科行き

月曜日午後は長男が歯科医行き

 

火曜日は長男の検査予約に出かけ

 

週後半は姑を眼科に送り迎え

ーと姑絡みの書類手続きも同じ日

 

毎日ちょぼちょぼ(笑)ちびっと出掛けておりまする

 

納戸の洋服掛けの上に登ったり そこから箪笥の上に移動したりーと やんちゃ麦丸

「おりろ」と言っても降りてこない

猫おやつの袋をカサカサさせてみたら 食欲に負けて♪降りてきました

素直でよろしい^^♪

 

 


新川帆立著「倒産続きの彼女」 (宝島社)

2022-07-05 17:11:34 | 本と雑誌

 

 

「元彼の遺言状」「剣持麗子のワンナイト推理」の剣持麗子も登場しますが 主役は美馬玉子弁護士

剣持と同じ 山田川村・津々井法律事務所で働いています

化粧をすればそれなりに可愛いが 麗子のように生まれついての美人ではありません

早くに両親が亡くなり祖母との二人暮らし

忙しい弁護士業務の傍ら 高齢の祖母の世話をし祖母の為に干し柿を作り

祖母が必要になった時に少しでもいい施設に入れるように貯金にも励んでいる

 

津々井弁護士から剣持と共に命じられたお仕事は ある投書の真偽を確かめるというもの

近藤まりあという女性が働く会社は悉く倒産してきたらしい

 

美馬と剣持が近藤まりあと話している隣の部屋で只野が首を切って死体に

津々井弁護士事務所の川村弁護士も刺される

 

何が起きているのか

 

再婚を宣言した美馬の祖母は入院

傾いた四つの会社

 

そこを買い取った会社の代表は祖母の婚約者だった

美馬の祖母は亡くなり

祖母の婚約者だった赤坂から 祖母の過去の話と引き換えに 謎のトラについて訊き出す美馬

 

良い弁護士もいれば金に転び悪事に手を染める 悪に浸っていく弁護士もいる

 

美馬の両親は干し柿の会社を経営していたが 何故か経営悪化

負債返済の為に自殺

ところがその経営悪化の裏には謎のトラの企みがあったと

 

そうここでも正体は見せないトラの存在が

 

いつかはトラ側と 山田川村・津々井法律事務所の面々のぶつかる物語も描かれるかもしれません

 

美馬は弁護士を続けていくのですから

 

 

ところで著者の名前は「しんかわ ほたて」と読むので 五十音順に並べている書店だと「し」の項に置くべきなのですが 某書店にて「あ」の項に置いてありました

おそらく「あらかわ」と読んでのことなのでしょうが

ちょっとね残念に思いました

大型書店です

店員さん 本に興味ないのかな 本に愛情ないのかなーなどと寂しく思ってしまいます

 


新川帆立著「剣持麗子のワンナイト推理」 (宝島社)

2022-07-04 19:00:16 | 本と雑誌

 

「元彼の遺言状」の剣持麗子弁護士が 帯の言葉を借りるならー今夜も徹夜で謎解きー

 

「家守の理由」

綾瀬はるかさんが剣持麗子を演じた連続ドラマでも使われたエピソード

武田信玄というふざけた源氏名を持つ若者は不動産経営の男性殺しの容疑がかかり

亡くなった弁護士の仕事を継いだ剣持にお鉢が回ってくる

剣持の尽力で警察から解放された信玄は庭を掘る

 

「手練手管を使う者は」

信玄の先輩ホスト光秀が 信長殺しで疑われる

やっぱり犯人は犯人なのだが

この犯罪が起きるように考えたー企んだ人間もいるようで

 

 

「何を思うか胸のうち」

剣持が所属する弁護士事務所の弁護士が奇妙な死に方をする

そこで一体何が起きたのか

 

 

「お月様のいるところ」

老女からヨウコちゃんと間違えられた剣持

老女の服にあった住所を訪ねると そこには死体が

 

警察に保護された老女は姿を消した

事故死していたヨウコという女性

月の見える場所

そこはー

 

「ピースのつなげかた」

ドラマとは違い 信玄こと黒丑の剣持に近づいた動機

黒丑の父親がつながる不気味な人物が登場

 

しかもその存在を剣持はまだ知らないままに物語は終る

 

ここから新しい別の物語が始まるのか 

 

 

5人目に生まれたゆえ五郎という名前になった警視庁警部補の橘

天然パーマか寝ぐせかーという外見の記述があります

役柄は違いますが 髪形だけなら大泉洋さん

 

ドラマではお気楽若者だった信玄こと黒丑

小説では 実は色々かかえている人物となっています

 


口をつくのは「暑い」「しんどい」「どっこいしょ」・笑

2022-07-01 08:07:51 | 子供のこと身辺雑記

網干メロン

網干区興浜で収穫のものだとか

地物商品を売るコーナーに置いてありました

子供の頃には瓜と呼んでいた記憶があります

あっさりした甘味が好きです

 

毎日暑くて 庭の水撒きもさぼりたい気分ですが

枯れるのは嫌なので 諦めて?!できるだけ早い時間に済ませるようにしています

 

庭ではムクゲの花が咲いていました

 

カンナの花もいっぱい

 

そして南瓜の花も

 

 

主人に届けたおかずから

茄子は両面焼いて

鰹だし・味醂・醤油・砂糖・白味噌の汁でサツマイモを煮た中に焼いた茄子を加えたもの

 

 

 

卵焼き

 

煮物(鶏肉・大根・人参・筍)

焼いた魚

 

 

暑いせいか木陰や庭の涼しい場所を捜して移動するマリーさん

水撒きを終えた庭で

呆れたことに南瓜の真ン中に居座っておりました

 

マリー 南瓜の葉に埋もれて 窓際に立つ私を見ています

ーもう 暑いから暫く出て行かないよー

けれどマリーって 私がそう思って見るせいかいつも

「おやつ あるよね」って期待しているような目をしているなと

だから

そういつもいつも おやつは無いよーと言ってしまいます・笑

 

マリーの中で 長男 遊んでくれる人

私 おやつの人

主人 水遊び(犬を洗うのだけど)と

分かれているような・・・・・

 

 

 

 


堂場瞬一著「沃野の刑事」 (講談社文庫)

2022-07-01 08:02:20 | 本と雑誌

 

「焦土の刑事」「動乱の刑事」と続いた昭和の刑事を時代と共に描く日本の警察シリーズ第三作

幼馴染で仲が良かった三人の男達

公安の海老沢

捜査第一課の高峰

記者の小嶋

昭和27年から3人で会うこともなくなりー長い月日が流れた

それぞれに進む道は分かれ

ところが小嶋の息子が自殺した

通夜に出向いた海老沢の胸倉を掴み小嶋は言う「公安のせいだ」

 

小嶋の息子和人には学生運動に参加し すぐに釈放されたが逮捕されたことがあった

会うことも無くなっていたが 小嶋が大切な友人であることに変わりはない

海老沢も高峰もそれぞれ 和人の死について調べ始める

 

和人は警察OBの政治家の汚職問題で名前が挙がっていると言う

 

そして高峰は和人の遺したー苦悩の日記にも辿り着く

幼い頃から英語の勉強をし 英語が堪能であった和人は通訳としても重宝がられ

汚れ仕事の取引の場にも立ち会う結果に

それゆえ責任を押し付けられ・・・・・

 

人の死にも 自分の立場を守る為には 何も感じない男がいる

罪は他人に押し付けての 知らぬ存ぜぬ

 

高峰は和人の遺した品を 汚職を調べていた人間と 小嶋に渡す

 

息子の無念

動いた小嶋

 

そして海老沢の前には別の大きな事件がー

 

 

学生運動

そしてよど号事件

他にも実際に起きた事件にも触れつつ物語は進みます

 

解説はブックジャーナリストの内田剛さん