うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

「歴史に見る震災」企画展示展を見に行く

2014年05月02日 04時26分44秒 | わたしの日常です。
先日、千葉市内の所用の帰りに隣りの佐倉にある国立歴史民俗博物館へ行ってきた。今、「歴史に見る震災」企画展示展をやっている。(会期は5月6日までである。)わたしは、昨年の夏以来の二度目の入館だ。
 あのときは全館をじっくり半日ぐらい見ているが、今回は企画のみなのでせいぜい小一時間ぐらいの所要時間か。それでも中身は充実している、第1章は東北の震災・津波、第2章は近代の震災というテーマである。東日本大震災に関しては、あの貞観大震動(869年)以来の三陸沖の震災経歴と、東北大が製作した大画面のCGによる2011.3.11.14.46の津波の太平洋上の波及シミュレーションの迫力がものすごい。今回は北アメリカに先に伝わり中米、南米へと伝播した。その到達時間は28時間とされている。
 わたしには、田舎での子供時代の1960年に起きた「チリ地震津波」の記憶がのこっている。思い立って、昨年の夏に宮城県の気仙沼の海岸沿いにも行った。今現在、個人的には新しい業務として被災地復興をと検討中であるが、この重たい現実に目をそらすことが出来ずにいる。わたしの想像力はますます深まる、みずからの感想や意見はともかくにして、まさにこの未曾有の事態にわたしの心身はふるえる思いだ。
 外に出ると明るい、鬱屈した心情と打って変わりたおやかな気分、エントランスからは霧島つつじが桃色と朱で咲き誇り、春爛漫の回廊になっている。午後の人影はまばら、佐倉城跡はグルッと葉桜や楠の若葉繁れるぽかぽかとした陽気であった。 
               
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