うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

食用向きギボウシについてですが・・・。

2014年05月12日 04時30分39秒 | 食用のギボウシ

 食用ギボウシ栽培について、書き込む。ギボウシは品種が多くてそれは花や葉を楽しむ鑑賞用の草花とされるが、そのなかの一部の品種はもともとは実用的に食材として利用されてきた経緯がある。
 現在、ギボウシは東北地方では山菜としていて換金作物として栽培され、出荷して市場に流通している葉菜類である。当地の関東地方ではあまり食卓にのぼらない野菜だ。食感や食味はほうれん草に似ていて食べやすくて癖がない。このギボウシは新芽や若葉の内がいいので収穫期間が短い、また、露地栽培やビニールハウスでの温床栽培でもこだわらない。しかし、一度、冬の寒さにあてないと以後の育ちが悪くなるので注意してほしい。
 食べられるギボウシには、基本的にはオオバギボウシ系が上げられます。 オオバギボウシ は コバギボウシ や ミズギボウシ と同じように、日本の山野に自生するギボウシの代表する原種ギボウシで数量も多い。ほかにも交配種の 寒河江 などの中葉・大葉系もOKですが、美味かどうかはいまだ不明のところである。ここでは5品種をリストアップしたい。ギボウシは、古来、山菜として野菜の代わりに利用されてきた経緯がありますが、ギボウシ好きとしては品種選択にはまだ不明なこともあります。皆さんの御意見をお寄せください。
なお、品種説明はわたし自身の栽培経験をもとにした、「品種別 栽培/出荷履歴・数量表(台帳)」にもとづく。

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撮影日時:平成24年 5月11日(日曜日)14:30頃
            
●オオバギボウシ ¥ 400. 
Hosta Montana
(大型中葉・濃緑色・淡紫色系白花・花茎;長・結実;×:・・・芽出し;早・成長度;中・伸長時期;春---定植・露地植え)∪----山野に自生し山菜として食用にされる、野生種。これこそが、食用ギボウシとして山菜や栽培作物として “ウルイ” と呼ばれる。暖地よりも寒い東北地方の自生地では草姿が大型になる傾向がある。くせがなく食べやすい。わが地元では色々な野菜が栽培されているのと、多年草なので、数年間のあいだ、畑を占めてしまい単年作物に向かず、あまり重視されない野菜である。

            
●天竜 ¥ 950.
 Hosta sieboldiana 'Tenryu' 
(大型大葉・濃緑色・ 色系白花・花茎;長・結実;×○:発芽率?優・良・不良・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)----トウギボウシ。長野県の天竜川沿岸で見い出され栽培がなされていた品種。葉丈1m以上で花茎は2mを超える、超大型種。食用可(うるい[オオバギボウシ]よりも美味とされる)。
             
●寒河江(黄覆輪くろなみぎぼうし) ¥ 880.
Hosta fluctuana‘Sagae’
(大型大葉・淡黄緑色黄覆輪・白色花・花茎;中・結実;○:発芽率 優・・・芽出し;遅・成長度;中・伸長時期;春、初秋)∪------2000 Hosta of the yearを受賞。
 この品種は、山形県寒河江市の農家の畑で食用ギボウシを栽培中に見い出されたことはギボウシ愛好家の世界では有名、今ではアメリカをはじめとして鑑賞用のギボウシ№1になった。

                           
●徳玉 ¥ 720.
Hosta tokudama
(中型中葉・濃緑色・ 色?系白花・花茎; ・結実;×○:発芽率? 優・良・不良 ・・・芽出し;中・成長度;中・伸長時期;春)

              
●長大銀(葉)(チョウダイギンバ・ヨウ) ¥ 750.
Hosta sieboldii ‘ChodaiGinba ’
(極大型大葉、カップ形・灰緑色、粉白、立ち性・ 色系白花・花茎;長・結実;×○:発芽率?優・良・不良・・・芽出し;早・成長度;早・伸長時期;春?)----トウギボウシ。天竜やKrossa Regalに似ている。切り葉に利用される。


【ギボウシの食用について】
☆特徴:
オオバギボウシ系    
  オオバギボウシ;葉が柔らかい。山採りや、ビニールハウスで栽培されている。
トウギボウシ系
  寒河江;
  徳玉;
  天竜;葉が肉厚。
  長大銀葉;葉が肉厚。
☆利用部位:
  新芽・若葉・葉柄・花・花茎
☆調理方法ほか: 
 ・そのままゆでてお浸しにする。
 ・酢の物にする。
 ・塩ゆでにして、マヨネーズをかけて食べる。
 ・卵とじにする。
 ・天ぷらにする。
 ・味噌汁の具にする。
 ・朝漬け。
 ・フリッター(揚げ物)。
☆栽培:
 ・展開する直前の長く伸びた若葉を利用する。
 ・若葉は株の約半分以下の分量を地際から切り取る。
☆その他
 ・営農栽培では軟白(土寄せによる)して出荷する。
 ・昔は救荒食材でたべられた。ギボウシの葉柄を干して保存食にした。
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●今春の4/10付けブログ記事にて、ギボウシの購入方法につい案内中です。ほかの品種についての単価一覧表は、昨年の6/22付けのこのブログで公開しています。今年は、当分の間は価格据え置き予定。

●今までのギボウシの育成や栽培については、このサイト左側の、 カテゴリー [ギボウシ栽培日記] などをクリックするとご覧になれます。
 同じように、今までの忌憚のないお客様の反応や評価についても、 [ギボウシ編---お客様の評価、お問い合わせ] で読むことが出来ますのでお暇な折にのぞいてみてください。 
●ギボウシの販売は当ブログのみでおこなっております。価格面や数量については、お問い合わせするか、カテゴリー [草花ナーセリーWeb直販コーナー] をクリックし日々の書込み履歴をご確認願います。必ず、最新の情報をお確かめください。

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