「ウヨンこんじゅ~っ
」
「ギル~っ
」
・・・って感じ
今まで、サホド思い入れが強い二人じゃ無かったんですが、今回は・・・と言うか、ラスト近くなって、このところ、この二人が切ない切ない・・・
ウヨン姫は、チャン=ヒョンジェくんに対する気持ちを、自分でもどうして良いのかわからない感じでしたね。
報われない事が判っていても、吹っ切る事も出来ず・・・。
それならいっそのこと、権力や策謀でチャンを自分の物にしてしまおうかと思ったり、反対に彼を自由にさせてあげたいと思ったり・・・。
彼女も、本来は善良な苦労知らずの”姫”なんです。
でも、謀略をめぐらせて王になった兄の為に、政争の中に巻き込まれてしまったんですね。
そんな中で、政敵のチャンを好きになるなんて、彼女には思いもよらない誤算だったのかもしれません。
それゆえ、いっそう大きな苦しみ悲しみを背負う事になっちゃったんです。
「あなたは民に対しても、ソンファ姫に対しても、そして私に対しても真っすぐな人でした。」
だからこそ、自分にとっては”悪い人”であったチャンだけど、想いを捨てきる事は出来なかったんですね。
最後に、チャンが、王の継承者の証である夜明珠をウヨン姫に手渡そうとしますが、彼女は受け取りません
「この世には、ソンファ姫がいらっしゃいます。だから、私は、来世でいただきたい。もし、それがダメならその次の世で。またそれもダメなら、その次の世で・・・。」
いやいや・・・じ~ん
と来るシーンでした。
そして、何と言っても、サテッギル=リュ・ジン氏。
彼の言うとおり、何もかもなくしてしまいました。
国も、愛する人も、家族も・・・。
”何故なんだ。いったい私のどこが間違っていたのだ。こんなに何もかもなくしてしまうほど、私は大きな罪を犯したのか。”
こう、神に、チャンに問い掛けます。
それに対して、チャンは言います。
「愛さなかった所為だ。国も、人も、そして、自分の人生も。」
チャンが、愛や地位を得ようと自分の力で努力していた時、ギルはそれらを計算や取引で得ようとしていました。
そんな自分の行き方に気がついたギルは、チャンに突きつけていた剣を落とし、ふらっと出て行こうとします。
「あの世には、出来れば、自分がしてきた悪事を知る人がいないことを願う。だから、一人行く。」
・・・と言って。
そのギルに向かって、無数の矢が放たれます
そこで、つづく・・・。
ギルも又、悲しい。
彼の言うように、いったい何処からが間違っていたのでしょうか。
最初は、ほんの少しのずれだったのかもしれません。
いつでも引き返せるように思えるほどの・・・。
でも、その間違った道を引き返さず進んだために、もう、引き返せないほど別の方向へと進んでしまったのでしょう。
来週は、いよいよ最終回です
長かったねぇ・・・。