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前回の記事は、こちらから。
4話まで観たんですが・・・。
なかなか良い
韓国ドラマって、やっぱ、感情表現が派手目って言うか・・・、声も大きいし、台詞もきっついし、動作も大きい事が定番なんだけど、この作品は、その要素を一つも有しない
まず、アクドイ意地悪な役とか、憎らしい役が居ない
派手な台詞も、アクションも無い。
画面全体が、水彩画の様に淡く柔らかで、時々挟まれる”山口はなの絵”のようなんです。
この”はなの絵”が、また、可愛いし、ほのぼのしてるし、私の好み
一番心に残るのは、ナレーションの様に(・・・ナレーションかな)話す、キム・ミンジュン氏の言葉。
例えば・・・。
”予測できない人には戸惑う。予測のつかない自分には、さらに戸惑ってしまう。山口はなに出会った時の僕のように。”
”恋は、理性をマヒさせると言うが、決して大袈裟な話じゃない。恋によって人はズルく愚かになってしまうものだ。”
”目的が明らかで、必要ならば、汚い手でも良い。”
”愛を知りつつ、愛せず、愛を知らないのに知ってると思い、知ろうともしない僕達だった。”
・・・etc.
この台詞で判るように、ミンジュン氏は、長年ファンだった山口はな=ペ・ドゥナさんと偶然出会い、自分でもわからないうちに彼女に恋してしまいます。
でも、”目的が明らかで~”という台詞で想像するような、いつもの韓国ドラマで使われるような、アクドイ手は使わないんですよ。
はなと一緒に過ごしたいから、患者のお婆さんが会いたがって、食事も満足に出来ない・・・と嘘をついて、イ・ジヌク氏とはなを呼び戻すんです。
な~んて可愛い”汚い手”なんでしょ
ジヌク氏は、はなの依頼で遺骨を持ち去った日本女性を探す事になりました。
その過程で、地方へ行くのですが、道中、一風変わったはなに興味を引かれ始めます。
はなも、彼に、ちょっとだけ心が動いた感じ。
だって、それまで、バイクの後ろに乗る時、”安全ベルト”だと言って、しーっかりと彼の腰にしがみついていたんだけど、帰りには、意識し始めたようで、戸惑いながら、ちょっとだけTシャツをつまもうとしてたもんね
はな=ドゥナさんは、全く異性に興味無く、今まで過ごしてきたようです。
友達が言うには、男の子に告白された時の彼女の反応は、次の3つに分けられるとか。
①徹夜して眠い日顔をチラッと見て、又、寝る。
②普段「何故?」と、聞き返す。
③漫画を書き終えて、気分が良い日。つまり、最高の気分の日「お好きにどうぞ。」と言う。
笑えた
それは、彼女の生い立ちに関係がありそうです。
彼女が幼い時に、両親は、彼女を置いて、韓国へ行ってしまったらしいんですよね。だから、彼女は、祖母と二人きりで過ごしてきたんです。
その所為で、泣いたり笑ったりの感情表現が、得意じゃないみたいです。
で、人を愛すると言う事が理解出来ないで居るんです。
その点で、ジヌク氏とは正反対。
彼は、不幸な出来事で一人ぼっちで生きてきたけど、それゆえなのか、どんなエピソードも、愛情溢れるものとして認識するんです。
彼らが、お互いに関わりあっていくうちに、どう変わって行くのか、とっても楽しみです
今夜の第5話、6話が待ち遠しい感じ
不思議な新鮮な雰囲気のこの作品、お勧めです