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やっぱり、ヨンボクは、亡くなってしまいましたね・・・
周りの者たちは、その事実をユンボクには内緒にします。なぜなら、知ったらユンボクが御真を放り出してヨンボクの元へ駆けつける事は間違いないからです。
でも、ふとした雑談から、その事を知ってしまったユンボク。
ユンボクが駆けつけるシーンは、泣けました かなり泣けました
兄の事を、心から信頼し大切に思っていましたからね。それに、御真を完成させた暁には、その褒美として兄の立場を回復し、図画署に戻ってもらう事を願い出ようとユンボクは思っていましたから。
いつも自分を庇い、助けてくれた兄への恩返しだと思って御真の製作に励んでいたのです。
ホンドは、そんなユンボクをどうにか立ち上がらせて、御真の完成後の披露&批評という感じの会に臨ませるのです。
でも、その時、慣例とは違う御真に、大臣たちは大ブーイング
特に、王様が着ている衣装の赤い色が、事前に準備された王室認定のモノじゃないという事で、責め立てるのです。
その色は、ヨンボクが命と引き換えに作ってくれた色です。
ユンボクは、その言いがかりのような批判に耐え切れず、思わず御真を破り捨ててしまうのです
御真は、単なる絵にあらず、王と同じ権威を持つものとされていますから、それを破るなんてもっての外
死罪に値する大逆罪なんです。
当然、ユンボクも死刑を言い渡されるのですが、ホンドが自分の右手を潰す事と引き換えに減刑を嘆願し、王様も、上手く大臣達を言いくるめる事によって、ユンボクは放免されるのです。
そして、王様は、改めて彼ら二人に密命を与えます。
自分の父親、つまり無実の罪で死んだサド世子の肖像画を探せと言うのです。
その肖像画の行方の謎には、10年前に起こったユンボクの実父母とホンドの師匠の殺人事件も係わってきているのです。
謎を追う内、ホンドの師匠が、亡くなる少し前に、5人の人物の肖像画を書いた事がわかります。そして、それらの肖像画が、何故か本人にあまり似てないという共通点があることも判ってきます。
その肖像画を集めて、本人に似てない部分を切り取ってみると、一人の人物の顔のパーツだと判明するのです。
4枚までは簡単に集まったのですが、5枚目の肖像画は仇ともいえる図画署の長のモノで、それを渡してくれる事はまず無い・・・と知ったホンドとユンボク。
それぞれに忍び込む手を考えるのです。
そして、その長の誕生日の宴の日。
ホンドは芸人の一味に紛れ込み、ユンボクはまたもや女装して(・・・って言うか、本来の姿になって)妓女として潜入するのです。
ユンボクは、長の息子を誘惑して、まんまと絵をしまいこんでいる部屋に入り込み、目的の絵を手にします。
ホンドは、ユンボクの姿を見て、怒りながらも、どーにか首尾よく絵を手に入れるのですが・・・。
長に見つかってしまうんですよ
で、絵の事を問いただされ、言わなければ手を潰すと言われた時、隠れていたユンボクがたまらず飛び出してしまうのです
きゃ~っ どーなるんざんしょ
それにしても、ユンボクをやってるムン・グニョンさん、表情が良いです
女なんだけど男性として生きてきた、なんとも不安定な感情が表情に出ています。
ユンボクを男だと思って慕うチョンヒャンの前で見せる表情は、”青年”のそれです。
反対に、ホンドとのちょっとしたふれ合いで、どぎまぎする様子もあります。
性を意識せずに生きて来たって感じのユンボクが、大人になるにつれ、どーしても感情が揺れてしまう、そんな微妙な表情が
「上手い」
と言いたくなるくらいに表れています。
あ~、この作品ダビングして残しておけば良かった・・・と、今、後悔しています。
きっと再放送があるでしょうから、その時には、絶対ダビングして保存版とします