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やっぱりねぇ・・・。そう簡単にユン検事長たちが捕まるとは思えませんでしたよ。
と言う事は、こんなに早く手の内をばらしてしまったことになるわけで・・・。
ドハン、大丈夫かしら。
ナム刑事の行動を監視していたスジ。
ギョンスも、母の事ですから、この時ばかりは、じっといつものようにアジトで連絡を待ってばかりはいられませんでした。
スジと一緒にナム刑事の尾行をしました。
で、とうとう、ナム刑事が何かを引きずっているのを発見したのです。
スジが、ナム刑事に飛びかかって格闘の末、確保。
ナム刑事が引きずっていたのは、ギョンスの母の遺骨でした。もう10年も前ですからね。骨になっていますよね。
でもね、青いスカーフが残っていたのです。
それは、ギョンスが母にプレゼントしたモノでした。嬉しそうに首にかけていたのを、ギョンスはよく覚えていました。
ギョンスは、そのスカーフを見て、号泣しました。
紛れも無く、母だと分かったからです。
これまで、生きていると信じて探し続けてきたけど、やはり母は亡くなっていたのです。
スジは、イチーム長に連絡しました。
2007年の殺人事件の犯人を捕まえたから・・・と。
ユン検事長は、目の前のドハンが、全て仕組んだと察しました。
ナム刑事を煽って動かし、自分を罠にはめた・・・と。
ナム刑事は、ユン検事長との会話を、録音して携帯に残していました。最後の通話で、ナム刑事は、敢えて脅迫だと指示だの、そして拷問、殺人といった言葉を使い、それをユン検事長が敢えて訂正しないよう仕向けました。
それらの会話は、充分な証拠となります。
「やはりな。素性を隠し、私に接近したのか。」
そう聞いたユン検事長に、ドハンは思いっきりの笑顔で答えました。
「はい。私がイ・シニョクの実子です。」
でも、その笑顔は、決して笑っているのではなく、苦しみや恨みのこもった何とも表現しがたい感情から湧き出たものだったのです。
逮捕されたナム刑事は、黙秘を続けました。
イチーム長の煽る様な問いかけにも、一切答えません。
ユン検事長へのアピールでした。何も話さないから、助けろ・・・と無言の表現なんです。
ドハンは、ナム刑事の携帯の録音ファイルを調べるよう指示しました。でもね、長いパスワードがかかってて、それを解明するには、1年ほどもかかるとか。
ここまで来たのに・・・ですよね。
その間に、ユン検事長は手を打って来ました。
このままでは、明白な証拠が見つかり、自分も進退きわまる可能性大です。
で、声をかけたのが、なんと、キム検事の父親でキム・ジェマン元判事。
キム判事は、ドハン父の事件の裁判を担当していたのです。
ドハン父が冤罪だと分かっていて、有罪判決を出したようですね。そしてそのごの再審請求も、棄却したのです。
どうしてそう言う事をするに至ったのかは、まだ不明です。
ユン検事長のようにどんな手を使ってものし上がろうと権力を欲していたようにも見えないんですけどね。
あの、正義感の塊のようなキム検事の父親ですからね。
悪とは思えないんですが・・・。
とにかく、既に退官して、現在は弁護士もしていない状況のキム元判事を半ば脅すようにして、自分の弁護を・・・と言いました。
そして、ナム刑事に面会に行かせたのです。
スジも、ドハンも、これでユン検事長逮捕は間違いないと思っていました。
だから、ドハンは言いました。
「ユン・スンノを必ず逮捕する。そして遅くなったが、ユナの事件も明らかにする。それが終わったら、ユナとお前への罪を償う。長くは待たせない。」
キム元判事は、ナム刑事に面会に行きました。
ナム刑事は、ユン検事長が自分を助けるために遣わしてくれた弁護士だと思いました。
でも、違うんですね。
「助けを求めるなら、適切に振る舞うべきです。」
とキム元判事は言うだけでした。
ドハンもナム刑事の面会に行きました。
こちらは、ナム刑事からパスワードを聞きだし、ユン検事長の罪を立証する証拠を手に入れようと考えのことです。
しきりに、ユン検事長は、ナム刑事を信じて庇ってくれるなんてことはしないと言いましたが・・・。ナム刑事も、ドハンの言葉に動揺させられるような人間じゃありません。
でもねぇ、既にパスワードはキム元判事の手からユン検事長に渡ってますよ。
その上、ユン検事長は、ナム刑事の家族にもプレッシャーをかけました。
ナム刑事が、密かに受け取っていた賄賂を、妻の口座に振り込んでいたことを取りあげ、収賄の容疑で取り調べをしていたのです。
それをキム元判事から聞いたナム刑事。
ユン検事長が、自分を助けるなんてことは絶対に無いと確信しました。
妻を助ける道はただ一つ。自分が永遠に口をつぐむ事だと。
そして、ナム刑事は、留置場で首をつったのです。
ある日スジは、監視カメラの映像に、シワンとイチーム長の娘セウォンの親しげな様子が映っている事に気が付きました。
そして、シワンが監視されていることに気が付いていることも。
不安になって、セウォンに注意しましたが、今のセウォンは、シワンを信じ切っていますからねぇ。スジの言葉を信用しません。
シワンがセウォンと親しくなったのには必ず何か理由があると踏んだスジ。
シワンの部屋に宅配便業者を装って忍び込みました。でも、何も怪しげなモノは見つかりません。
だけど・・・、2枚のスケッチを見つけたのです。
1枚は、スジとユナ。もう1枚は、なんと、シワンがユナを突き落とす瞬間の絵だったのです。
見た瞬間、スジは凍ったようになりました。
スジの行動を怪しんだ家政婦が、シワン母に連絡。
外出先から駆け戻ったシワン母は、そのスケッチが目に入りました。スジが敢えて目に付くように置いてあったのです。
その様子を見ていたスジ。
母親が息子の正体に薄々気づいていると感じました。
で、母親の前に姿を現し、言いました。
「シワンがどんな人間か知ってるのね。あなたの息子は、また問題を起こすわ。」
でも、シワン母は、家政婦にスジを通報させました。信じたくないのです、息子が悪人だなんて。不安だけど、信じたくないのです。
ユン検事長は、節操無くオ弁護士に声をかけましたよ。
二人とも、ドハンに騙されたんだ・・・と。
でもね、既にオ弁護士には、ドハンが接触していました。
ナム刑事も事を挙げたら、やっぱりねぇ・・・。いくらユン検事長がなだめるよう話をしても、信じられませんよ。
ギョンスは、母が見つかったと父と兄に連絡しました。
お葬式を切っ掛けに、久しぶりに家族が集まりました。
ギョンスは家族と一緒に住もうと考え始めました。で、家を探しています。
ボミとすっかり良い雰囲気になってて、ボミは、家というのが、自分と住む家だと勘違いしちゃったりして
この二人、可愛いです
聴聞会が開かれる日になりました。
ユン検事長は、動揺した様子も見せず、出席しました。
その理由が分かりました。
なんと、証言しようとしていたドハンに、逮捕状が出たのです。公文書偽造、公務執行妨害の罪ですって。