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ミン部長からドギョンに連絡が入りました。ノ会長が倒れたと。
自分からのメールを見た直後に倒れたと聞いたドギョンは、激しく動揺。ジアンをジスとヒョクに任せて、病院に急ぎました。
緊急手術の後、危険な時期は脱しましたが、すぐには意識は戻りませんでした。
その頃、ジェソンも行方が全く分からないままでした。
緊急事態を連絡しようにも、電話の電源も切っていました。
ジェソンは実家のお墓参りに行っていたのです。これまで、へソン家に遠慮して何も世話を出来ないでいましたからね。
やっと出来る時が来たと思ったのです。
ミョンヒは、ドギョンを責めました。
ノ会長がショックを受けるのが分かっていて、こんなメールを寄越したのか?・・・と。
そして、辞令の意味が分かっているのかと。ノ会長は、ドギョンを後継者とする意志を表明したのに・・・とね。
「まだその時期じゃない。」
と、ドギョンは言いました。
つまり、へソングループを捨てるつもりは無いけど、ノ会長の指示通りに動きたくはないということですね。
ドギョンもショックを受けていました。
高い山であり、乗り越えなくてはいけない壁だと思っていたノ会長が、本当は年老いて何時倒れても不思議はない老人だということを忘れていたのです。
強敵だと思っていたからこそ、キツイことも言い放つ事が出来たのです。
方針を転換しなくてはいけないと思ったようです。
一方、ジアンはジスと共に家に帰りました。
そして、公募展で入賞したことを報告しました。
フィンランドにも行くつもりだと言いました。語学研修とデザイン学校の学費が出るのですから、生活費をなんとかアルバイトで稼げたら・・・とね。
テスは死ぬ事でジアンを留学させてやれると思っていました。
これまで、何もしてやれなくて苦労ばかりかけたジアンに、最期に夢を叶えて挙げられると思ったのです。なのに、それすらできないと知り、愕然としました。
家族は既に知っていると聞き、これまでの家族の言動を思い返しました。
死ぬと分かっているから、優しくしていると、これまでは思っていたのです。
でも、違いました。
ガンが誤解だと分かっても、家族はテスを温かく包んでくれようとしたのです。それまでの態度を反省してくれたのです。
自分も変わらなくては思いました。
で、以前から提案していた共同事業に加わると、友人に伝えたのです。
ドギョンはシェアハウスに戻り、荷物をまとめました。
そして、スーツに着替え、会社に行くと出て行ったのです。
ジスとヒョクは驚きました。
「一時的に行くのですか?」
と、ヒョクは聞きました。ジアンと工場が心配だからでしょうね。
ドギョンは、多くを答えず、そのまま行ってしまいました。
突然現れたドギョンに、社員たちは驚きました。
チョン・ミョンスも驚きました。まっすぐ社長室に来たからです。
ドギョンはブランクを感じさせない態度で仕事を始めました。
ジスは不安な気持ちをジアンに話しました。と言うか、ジアンが心配だろうと思ったのです。
でも、ジアンは分かっていました。
ドギョンが好き好んで会社に戻ったのではないと。
そして、自分は、留学するつもりだと。自分の力で勝ち取った権利ですからね。
ドギョンの事は好きだけど、自分を犠牲にして得る愛が正しいとは思えなかったのです。自分は自分だと・・・。
このタイミングで、ドギョンの家出の噂の次に、25年前に失踪したウンソクが見つかったというニュースがネットに流れました。
個人名は出していないものの、テスをソ某とし、やけに詳細な内容です。
ドギョンは噂の出所を掴もうとしていますが、なかなか困難でした。
ノ会長の意識が戻りました。
ドギョンが会社に戻ったことを確認すると、満足げな表情を浮かべました。
会社のことはドギョンに任せ、チョン・ミョンスはすぐにヨーロッパ支社に行くよう言いました。
ジアンは、始めたばかりの事業が心配になって訪ねて行きました。
すると、ユ秘書が一人で仕事をしているじゃありませんか。
ユ秘書は、ドギョンは戻ってこないと言いました。ユ秘書に任せると連絡が入ったんだとか。
ノ会長の手駒、会社の部品のようには生きたくないと言っていたドギョンなのに・・・とジアンは不安でした。
ウンソクを見つけたという噂は、ノ会長が手を回したことで、記事を削除してもらえました。
ところが、直後にまた別の記事が挙がったのです。
今度は25年前の失踪事件を、へソングループがスキャンダルを隠そうとして事実を捻じ曲げた疑いがあるという当時の記者の書き込みを今になって取り挙げたのです。
ミョンヒの浮気の事まで詳細に書かれていました。
読んだドギョンが慌ててミョンヒに確認しようとしましたが、ミョンヒは噂に過ぎないと言って、すぐに電話を切りました。
ジスも、浮気が原因で自分が拉致されたと知ると、流石にショックでした。
テスやミジョンたち家族も、皆、これを知り、憤慨しました。
ノ会長、またまた強引な手をとろうとしています。
テスを無理やり連れて来て、勝手な命令をしたのです。
「君が全部やったと言え。事故現場を通りかかり、子供欲しさに連れ去ったと。そうしてくれらば、君の子供たちを一生苦労しないよう面倒みてやる。」
おいおい
あまりにも勝手な言い分に、テスも怒りがこみ上げてきました。
「大怪我をした女性がいるのに、通報もせず子供を連れ去りダイヤまで売り飛ばした鉄面皮になる私は4人の子供の父親です。子供の顔に泥は塗れません」
それでも、自分の提案を受け入れなければ、子供たちに未来はないとノ会長は言いました。
それに、ジアンとジスをすり替えたことも訴える事ができると。
「選択の余地は無いな。」
なにおーっですよ。
テスは必死に怒りをこらえ、ノ会長の指示に従うと言いました。
ただ、自分の事を公開するのは止めてほしいと。
でも、ノ会長は、公開インタビューを受けろと言います。
テスは、これだけは引けませんでした。ならば、25年前の事実を明かすと言いました。
二人はどちらも引きません。
そこに、ジェソンが戻って来ました。
部屋の外で、二人の言い争いを聞きました。