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テスは家族の声を聞きながら、逝きました。
お葬式に、ドギョンは行けませんでした。
ジアンの顔を見られませんでしたから。気を使わせるだけだと分かっていますから。
そして、一本の木の根元に葬られたのです。ジアンが作った木のプレートをかけて。
1年が経ちました。
ジアンはテスの死後すぐにフィンランドに行きました。
学校に通いながら、アルバイトに精を出す毎日です。
家族はそれぞれに新しい道を歩み始めていました。
ミジョンは孫の子守をしながら、ジテ夫婦と同居しています。
ジホはナムグのパン屋をフランチャイズ化し、自分でも店頭に立って生き生きと働いています。恋人もいます。
ジホとソヒョンは、一番親しい友人として生きて行く道を選びました。得難い友人ですもんね、お互い。
そして、ジスは、ヒョクと婚約し、自分の店を持とうと計画中です。へソン家とミジョンの家を行き来しています。
ミョンヒとも次第に本当の親子の様な関係を築けて来たようです。
ミョンヒとジェソンは、新婚さんのような雰囲気になっています。
ジェソンは辞職した後、大学の講師となっています。ミョンヒはへソンの縛りから解かれ、毎日をゆったりと過ごす楽しみを知りました。
そして、ドギョンは、へソングループをチョン・ミョンスに任せ、ユ秘書と共に自分が作り上げた事業に携わっています。
1周忌を前に、ジアンが一時帰国しました。
友人のミョンシンに頼まれて、お見合いを断りに行ったのですが、そこに現れたのは、なんとドギョン。
仕組んだ・・・とジアンはすぐに思いました。こんな偶然、ある筈がないと。
で、ミョンシンを問い詰めたのですが、否定され、なんとも不思議な感覚になってしまいました。
でもね、実は、これ、全てドギョンが仕組んだモノだったのです。
1年前、死ぬ直前にテスに会いに行ったドギョン。跪いてひたすら謝るドギョンに、テスが言いました。
自分が病身をおして駆けずり回ったのは、ジスの事が原因じゃ無い・・・と。
「ジアンが君の前で堂々といられるようにするためだ。」
ジアンの想いが深いと気付いていたのです。一番自分に似ていると思っているジアンです。想いは容易に想像できたのでしょう。
ジアンを傷つけたのだったら、償ってくれ、癒してくれ・・・とテスは言いました。
傷つけたモノが癒すべきだから・・・と。
そして、フィンランドと韓国という離れ離れでは・・・と躊躇するドギョンを叱るように言いました。
「待たなければ。焦るな。君の本気を見せてやれ。」
大きな傷は癒えるのに時間がかかる。一生を共にしたいと思ったのなら、一生待つべきだ・・・と。
ドギョンはジアンを待つ事にしました。
でも、ただ待つだけでは・・・ねぇ。
自分から歩み寄ることにしたのです。
テスからお墨付きをもらったとドギョンから聞かされたジアン。
心が揺れたのは確かでした。
でもね、すぐにOKするほどジアンは弱くないのです。
フィンランドに戻りました。
そしてある日、アルバイトをしている店にドギョンが現れたのです。
事業が上手く行き、材料の木材を輸入する事になり、フィンランドの会社との契約のために来たんだとか。
やっとジアンはドギョンに微笑む事が出来ました。
ハッピーエンドです
いやぁ~っラスト数話は泣かされましたねぇ
いくら一緒に暮らしている家族と言っても、少しずつすれ違ってくるのが当たり前。成長と共に考え方も変わって来る子供たちを、親はいったいどうやって見守っていけばよいのかと、考えさせられた作品でした。
シン・へソンさん、素敵です。
本当に自然な演技ができる人ですねぇ。いろんな色に変わる事ができそうな。
短編でイ・ジョンソクくんと共演するそうです。それも見てみたいです。
50話だと思っていたら、いつの間にか2話延長されてて、完観出来るかどうか不安になりました。
でも、見始めると、次は?次は?・・・と止められなくなりました。
お勧めの作品ですね。