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ト・ヒョンス・・・ヒソンは、父ト・ミンソクの幻影に悩まされています。
洗脳されていたのかしら?
常にどこからか見つめられている感覚を持っているようです。それはヒソンにとって恐怖でしかありません。
しかし、ジウォンの笑顔に癒され、少しずつ感情を知るようになり、笑顔も見せ始めたヒソン。
なのに、そう言う時に限って父の幻影を見てしまうのです。
我に返ったようにヒソンはジウォンを拒絶しました。
ジウォンは、そんなヒソンの心が理解出来なかったのは確かでしょう。
どういう切っ掛けで結婚するに至ったのでしょう。結婚してからは、父の幻影を見る事は無いのでしょうか。
ヒソンの母は、今回、ト・ヒョンスが容疑者となっている事を知り、激怒しました。
結婚を反対したのは、ジウォンのせいではなく、関りを持つ人が増えることで秘密がばれてしまうのを恐れていたからでした。
怒りのあまり、ヒソンの頬を叩いてしまった母。
冷静を取り戻すと、叩いた事を謝りました。どうもヒソン母は感情が激すると人を叩いてしまう習性があるようです。本人もそれを認識していて、反省していますが・・・。
ジウォンがその事件担当だと聞くと、やはり興奮して怒りをぶつけました。
大丈夫だとヒソンは宥めました。今まで通り自分の味方でいてくれたら、ばれることは無いと。
ヒソン母は、ヒソンの事を憎んでいるようでもあり、嫌っているようでもあります。しかし、長い時間息子として本当のヒソンの穴を埋めてくれた存在でもあるわけで。
複雑な感情をヒソンに対して抱いているようです。
本当の息子ヒソンは自宅の奥の隠し部屋に寝かされています。
医師の父が完璧に看病してきたようです。流動食を与え、治療をしています。
お手伝いさんもいますが、その女性は、聾唖者なのかな?
ト・ヒョンスにはト・ヘスと言う姉がいます。現在、特殊メイクアップアーティストとして働いています。
弟のヒョンスとは自治会長の事件以来、会っていないようです。
ヘスに会ったジウォンは、弟ヒョンスを恨んでいる様子が見えない事に気が付きました。迷惑をかけられ続けているというのに。
ヘスは悲しそうに見えました。ヒョンスを憐れんでいるように見えました。
そして、キム記者が持っていたペンダントは、ヘスのモノです。
キム記者の昔のビデオにも、ヘスの姿が多く写っています。何か関係があるようですね。
ヒソンはジウォンからさりげなく事件の話を聞きました。
ジウォンは流石にぺらぺら話してしまうことはありません。
でも、モンタージュを作るつもりだと言ってしまいましたね。
ヒソン、流石に焦りました。ナム・スンギルと一緒に勤めていた中国料理店の店主だと聞くと・・・やっぱりねぇ。自分の顔を良く知ってる人ですから。
キム記者にも頼むつもりだと聞き、一計を案じました。
モンタージュを誤った方向に導かせようとしました。
しかし、思ってもみなかった人物から、最近のト・ヒョンスが写った写真を持っていると言う情報がもたらされたのです。
5年前のト・ヒョンスの写真を持っていると言う電話が捜査本部にかかって来ました。
ト・ヒョンスを赤ちゃんの頃から知ってると言うオ・ポクチャと言うアジュンマです。
ソウル見物をしている時に撮った写真に偶然写り込んでいたと言うのです。
なんと、それ、ヒソンが身重のジウォンを労わるように歩いている写真じゃないですか
ジウォンは、直接取りに行くと、ポクチャに言いました。
モンタージュは必要なくなったと言われ、キム記者は焦り、事情を聞きました。
ヒソンはキム記者になりすまし、ナム・スンギルの妻に会いに行きました。
悲しみの表情を練習し、スンギルの妻に会ったヒソン。
自分にも責任があるからと涙ながらに謝ると、スンギルの妻はすっかり恐縮し、ヒソンの質問に抵抗なく答えてくれました。
様々な状況から考えると、スンギルの事を良く知る人物が犯人だと思われるとヒソンが言いました。
妻は、タクシー運転手の事を思い出しました。仕事で遅くなる時は、必ず同じタクシーを利用していると。
ヒソンはそのタクシー運転手のことをキム記者に連絡しようとしました。
そこに、キム記者から慌てて連絡が入ったのです。
写真が出て来たと。
それも、受け取りに行ったのが、ジウォンだと。
ヒソンとキム記者は一緒に村に向かうことにしました。
キム記者は今回の一件で特ダネを狙おうとしています。こんなチャンスそうそうありませんから。
で、密かにヒソンとの会話を録音しようとしたのですが、ヒソンにはそんな事お見通し。
ボイスレコーダーを奪い、データを削除してしまいましたよ。
そして言いました。
「万が一お前が知ってることをジウォンが知ったら、俺は本当にお前を殺すかもしれない。」
ジウォンは、ヒソンにとって本当に大切な存在なのです。父ト・ミンソクの幻影を消してくれるから。
キム記者がポクチャの気を引いている間に、ヒソンが写真を盗み出す手筈になっていました。
ところが、彼らより先にポクチャを訪ねた人物がいたのです。
タクシー運転手パク・ギョンチュンです。
パク運転手は、ナム・スンギル事件現場から犯人を乗せたことが監視カメラに写っていた人物です。
チェ刑事が彼の事情聴取をしていました。
キム記者が倒れたポクチャを発見。助けようとしたとき、殴られてしまってそのまま意識を失ってしまいました。
外で待機していたヒソンは、家から出て来た怪しい人物を目撃。
取り押さえようと格闘となりました。
ヒソンはパク運転手を知りませんでした。
しかし、パク運転手は“ト・ヒョンス”だとすぐに分かったようです。
事情を白状させようとしたのですが、その時、ジウォンたちが到着しちゃった。
手掛かりは、パク運転手が言った“チョン・ミスク”と言う名前だけ。
一瞬怯んだヒソンからパク運転手が逃走。
ヒソンも逃げようとしたのですが、後ろ姿をジウォンに見られてしまったのです
「ト・ヒョンス」
と、ジウォンが叫びました。
ヒソンは必死に逃げました。
その後を、ジウォンが追いかけます。決して諦めません。
ジウォンが速いのよ、これが。
倉庫に逃げ込んだヒソン。
逃げ切れるかと思ったのですが、ジウォンが強くてね。
格闘となってしまったのです。
ヒソンはジウォンに頭から布をかぶせ、自分の正体がばれないようにしました。
でも互角なんですよ。
まぁ、ヒソンの方は、少々の手加減があったんじゃないかとは思いますが。それに、重い道具がジウォンの上に落下しそうだと気付いた時には、ジウォンに覆いかぶさって庇いましたからね。
ジウォンの手に手錠をかけ、ヒソンは何とか逃げ切れました。
ポクチャとキム刑事を襲ったのは、ト・ヒョンスではなく、ト・ヒョンスを探していた人物だと分かりました。
そして、村人たちの話から、一人のタクシー運転手がト・ヒョンスに強い恨みを抱いていたことも分かりました。
ト・ミンソクの被害者の中で一人だけ遺体が発見されていない人がいました。それがチョン・ミスクと言う女性だったのです。その夫がパク運転手でした。
写真の一件を何故知ることが出来たのか、それが問題だとジウォンが言いました。
その瞬間、チェ刑事はぴんと来ました。
捜査課の部屋には、パク運転手が置き忘れたままになっている水筒がありました。調べて見ると、中に盗聴器が仕込まれてしたのです。
これを通して、パク運転手は捜査状況を逐一知ることが出来ていたと言うわけです。
そしてもう一つ分かった事がありました。
ナム・スンギルが殺害された後、犯人を下ろしたとパク運転手が言った場所があるのですが、その場所ではタクシーを降りた人物はいなかったと言うのが、監視カメラの映像から判明したのです。
ナム・スンギル殺害犯は、パク運転手だと断定されました。
動機は、ト・ヒョンスに再度世間の目を集める事。大きな事件を起こしたと見せかけ、警察に今度こそ本腰を入れてト・ヒョンスを探させることでした。
警官がジウォンの物か確認したいと時計を差し出しました。
ジウォンが手錠をかけられていた倉庫に落ちていたと言うのです。
ジウォン・・・愕然としました。
それは、誕生日にヒソンに贈ったベルトのついた時計だったからです。
意味が分かりません。
緊張感漂う展開です。