「Ⅹー01 1」は、電子図書館でレンタルしました。
が、「2」と「3」が電子図書館にありません。
“?”・・・と思い、市の図書館の在庫を検索してみると、あった
で、即、借りに行って来ました。久々のリアル図書館です。
この作品が置かれていたのは、児童図書のコーナー。児童書でしたよ
どうりで、硬くなった頭でも理解が簡単で、読み進めるのもあっという間だった筈です。
でもね、大人の私でも、本当に面白く読むことができています。
ラタは、「永依」と言う小国の女戦士。
身分の低い両親の長女として生まれました。
父は彼女に神話に登場する「破壊神」の名“ラタ”をつけました。
父親の死後、偶然出会った将軍の養子となります。養女ではなく、息子として受け入れられたのです。
戦士として類まれな技量や精神力を身につけ、12歳で初陣を迎えました。
敵は、永依の隣国で巨大な勢力を持つ勃国。
そこで、ラタは“破壊神”と言う名にふさわしい勇猛な戦いぶりをしめし、その時からラタの名は恐れと共に知られる事になって行きました。
一方、由宇は中学3年生。
田舎に両親と住み、親友たちと他愛もない話に笑い転げるような日々を過ごしていました。
ところが、由宇が15歳の誕生日を翌日に控えた日に、父が急死するのです。
その時、父は由宇に謎の言葉を残しました。
「Ⅹー01・・・。ラタ。」
その意味を母親に問いましたが、母は知らないと言うだけ。
それが嘘だと、由宇はすぐに察しました。
父の葬儀が終わった夜、突然、静寂が破られました。
何者かが由宇たちに襲い掛かって来たのです。
命からがら逃げだした由宇。
一緒に逃げた親友は殺され、途中で母も倒れてしまいます。
母は、由宇に言いました。
「Ⅹー01は人間が創り出した最も大きく、激しい恐怖だ。」
襲って来た敵に対して、由宇は無意識に戦います。自分でもそんな自分が信じられません。
いやもう、面白いですよ、ホント