まったり まぎぃ

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『智異山~君へのシグナル~』15話まで

2022-12-31 16:33:41 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

2020年

ヒョンジョの両親は、息子の生命維持装置を止める決心をしました。

その前に、家族皆で智異山に登りました。

ヒョンジョが愛した、そして懸命に仕事をした場所を見ておきたかったのでしょう。

 

明後日、機械を止めます・・・と担当看護師からイガンに連絡が入りました。

覚悟してはいたものの、やはり呆然としてしまうイガンでした。

そんな時、イガンに会いに来た人がいました。ヒョンジョの妹スンアです。

 

スンアはヒョンジョが話してくれた場所をあちこち回って見て来たと言いました。

先輩の話を沢山していました、だから最後に絶対に挨拶がしたくて・・・とスンアは頭を下げました。

 

戻って来たイルへとグヨンにイガンは事情を全て打ち明けました。

イルへとグヨンはその信じられない話を信じました。事故にみせかけてコムンダリゴル村出身の人たちが殺されている事、ヒョンジョの霊は、確かに山にいることを。

 

2019年

会う約束をした日、智異山には大雪が降りました。

ヒョンジョが突然約束を取り消すと言って来ました。終わったらすべて話すと言って。

ヒョンジョが雪山の装備をしてコムンダリゴル村に行ったと知ったイガンは、すぐに後を追いました。

そして途中で罠にはまって雪庇を踏み抜き、転落してしまったのです。

最初に発見したのは、ヒョンジョ。

すぐに洞窟に運んで応急手当をしました。が、そこでは電波が繋がらず、緊急通報出来ないため、洞窟から出て、電波の繋がるところまで行き、分所に通報したのです。

出たのはチョ分所長。

しかし、通話途中で後ろから何者かが岩でヒョンジョの頭を殴りつけたため、そのまま倒れてしまったのです。

犯人は何度も殴りつけました。ヒョンジョは、犯人の顔を見ていませんでした。

これが、事故の経緯でした。

 

2020年

イガン、イルへ、グヨンの3人は、これまでイガンが得た情報を元に、犯人を推理しました。

コムンダリゴル村の元住民が被害者であり、犯人も元住民の可能性が大だと考えたイガンたち。人々が移住していった1991年に、何があったのか、調べる事にしました。

 

しかし、生存している元住民は、誰一人として事情を話してはくれません。頑なに証言を拒否しました。

却って、何かあったと思わせられます。

ヤンソンの祖父は、ヤンソンの死でショックを受け、一気に認知症になってしまい、証言は不可能となっていました。

ホ・ジノクも既に亡くなってしまっていました。

キム・ソルも、以前ヒョンジョに話したのと同じように、幼かったから何も覚えていないと言いました。

 

イガンは、またチョ分所長に面会に行きました。

コムンダリゴル村について何か知らないかと聞きましたが、やはり何も知りませんでした。

ヒョンジョが明日旅立ちます・・・とイガン。

犯人が捕まってもヒョンジョは生き返りませんが、彼が追い続けた犯人をそれまでに見つけたいんです・・・と。

チョ分所長は、彼にとって最初の事故だったソル母の事件記録を今でも傍に置いていました。

それが役に立つかもしれないと、イガンに言いました。

 

分かった事がありました。

1991年当時、ケーブルカー設置にコムンダリゴル村の住民が反対したため、計画が流れたと聞いていました。しかし、本当は、違いました。

住民全員の同意書が発見されたのです。ソルの父で村長だったキム・ジェギョンのもありました。

計画が流れたのは、結局政府の許可が下りなかったためでした。

 

同意書を見たイガンは気づいたことがありました。サインしているのは、皆、野生動植物で生計を立てていた人たちだということです。当時、少し前に法律が改正され、山で動植物を採取していた人たちは打撃を受けたのです。

立退料を手にして山を下りたいと考えても不思議はありません。

しかし、養蜂業者は違います。ソル父キム・ジェギョンは養蜂業者でした。補助金ももらえていました。

 

セウク父の死は、事故死だと判明しました。犯人は捕まっていません。ひき逃げでした。

村人だけが使う山道での事故でした。容疑は村人にかかりましたが、結局、分からないままだったのです。

容疑がかけられたのは、キム警官の父だったようです。

 

キム警官から、キム・ソルにメールが届きました。

コムンダリゴル村3時・・・と。

先に到着したのは、キム警官でした。

そして事件が起こりました。

倒れたのは、キム警官でした。

犯人はキム・ソルだったのです。

 

その夜、イガンがソルの家を訪ねて行きました。一人で・・・。

 

コムンダリゴル村の話が聞きたいとイガンは言いました。

ソルは当然何も知らないと同じ答えを繰り返しました。

イガンは、ソルが犯人だと言う結論と、それに至った経緯を話しました。

 

1991年当時、ケーブルカー計画は、村人全員の同意が無いと推進することは出来ませんでした。

頑なに反対するソル父を翻意させようと、あれこれ村人たちは策を練りました。

井戸に獣の死体を投げ込んだのは、ホ・ジノクでした。

そして、ソル母の死は、村人たちが夫の説得を強要していたさなかに起きた事故だったのです。

一旦タガが外れてしまうと、もう誰も止められなくなってしまいました。

セウク父を撥ねてしまったのは、やはりキム警官の父でした。

ひき逃げを黙っている代わりに、同意書にサインをさせたのです。

 

あなたは全部覚えていた・・・とイガンはソルに言いました。

村人たちの私利私欲によって起こった惨劇を、全て覚えていた・・・と。

だから、セウクと一緒に復讐をはじめたんだと。


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