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ヒョンは、チョン弁護士がミンではないかと思っていました。
一番そうであってほしくない人物でもありましたが。でも、これまでの言動を思い起こしてみると、やはり疑わしい人物でもありました。
家に帰って、封筒を開けました。
3人の死体無き殺人事件の被害者の共通点は、全員が誰かを捨てたという事でした。
“ミンは自分を捨てた僕の代わりに他の人を殺してる”
そうとしか思えませんでした。そうやって他人を殺しながら、頭の中で繰り返し僕を殺してるんだ・・・と。
入っていた写真が一枚。
チョン弁護士でした。
予想が当たっていたことに、ヒョンはショックを受けました。胸をこぶしで叩きました。
苦しかったんですよね。傍にいたのに気づかなかった、そして、これまで何度も示して来たメッセージにも気付かず、止める事も出来なかった兄の自分・・・。
どうやって詫びたらいいんだ・・・。
その瞬間、今回の事件の両親を思い出しました。彼らもまた養子の息子を捨てた事になる・・・と。
慌てて家に駆け付けたら、留守。玄関には、自分に充てて届いた例のカードと同じモノが落ちてました。
すぐにチョン弁護士の住所を調べ、ジアンには両親の安否確認を指示しました。
ミンの家に駆け付けたヒョン。
あっさりと中に入っちゃってましたけど・・・。簡単に鍵を開けたのねぇ。
ミンが描いた絵がありました。昔、幼い頃描いてた絵と同じパターンでした。
ミンが帰って来ました。
「遅くなってすまない、ミン。」
「うん。遅過ぎたよ。」
このあまりにもあっさりとした応答に、却って悲しさが伝わって来ました。
ミンの手を調べるヒョン。
「血でもついてるかと?」
「怪我が無いか見てる。」
殺す価値も無い奴らだ、そんな人間の為に自分をダメにする必要はない・・・とヒョン。
「もうダメなら?」
と、ミン。
思わず言葉に詰まるヒョン。
「兄さんに捨てられた時からダメなら・・・。どうするつもりだ。」
「違う。僕はお前を捨てて無い。」
ミンは怒りました。
違う?兄さんは僕を捨てた、捜さなかった、僕に気付かなかった、死んでいればいいと?それに、僕をイ・ジュニョンに渡した・・・。
幼い時、イ・ジュニョンと初めて話をした時、ヒョンは、つい話してしまっていたのです。
父は自分を怪物だと思ってるけど、本当の怪物はミンなんだ・・・とね。
だから、車にミンが隠れていた時、イ・ジュニョンはそのまま連れ去ったってわけです。
その時、ジアンから、両親の無事の知らせが入りました。
ミンは殺して無かったのです。
結局、暴行を目撃していながら知らぬフリをした母親は後日逮捕されました。
泣けたわぁ、この兄弟の再会は
どちらも辛い・・・。
ジアンは、ヒョンが何を悩んでいるのか、気になっていました。確かにヒョンは何かに苦しんで言ると彼女は感じていました。
いつかヒョンの方から話してくれるのを、ずっと待っているのです。
その夜、また、ヒョンがミンの夢を見てうなされました。
で、ジアンが、慰めていたのですが、そのまま寝込んでしまって。
気がついたヒョンは、眠り込んだジアンに、ミンを見つけた事を話しました。殺人者かもしれない・・・とも。
でもね、実はジアン、寝ていなかったのです。
翌朝、ジアンは、話を聞いたことをヒョンに打ち明けました。
しらばっくれるつもりのヒョン。
でも、今回は、ジアンは引き下がりませんでした。
警察官ではなく、ヒョンに一番近い人間として聞いてるんだ・・・とジアン。でも、もうすぐ警察の立場で聞く時が来る。
だから、その前に話して・・・と。
「消えた弟が現れたのね?」・・・そうだ。
「イ・ジュニョンが連れ去ったの?」・・・ああ。
「弟が殺人犯に?」・・・かもしれない。
でも、弟が誰なのかは話しませんでした。イ・ジュニョンと思われる人物は、現れたというより、初めからいたと言うべき・・・とヒョン。疑ってはいるけど、証明する方法が無いとヒョンは言いました。
イ・ジュニョンにミンの話をしていなければ、あの時自分がミンの手を離さなかったら、ミンは今の様にはなっていなかった・・・とヒョンは言いました。
悔やんでも悔やんでも取り返しがつかない事でした。
ジアンは、泣きながら、そっとヒョンを抱きしめてあげました。
背中をぽんぽんと優しく叩いてあげました。
その温かさが、ヒョンには嬉しかったでしょう。
多分、初めて寄り添ってくれる人が出来たでしょうから。初めて人に対して心からの愛情を感じる事が出来たでしょうからね。
小さく呟くように言いました、ありがとう、ジアン・・・と。
そして、そっと額にkissしました。
ヒョンに似合わない不器用さと言うか、たどたどしさと言うか・・・。それが又良いです。
ヒョンは、ミンに付きまとい始めました。
戸惑うミンですが、口では煩わしいなんて事を言ったりしますが、本当は嬉しくてたまらないって感じ。
弟の表情です。
ヒョンに脅迫状と殺された遺体の写真が届きました。
どうも父ジュンミンに恨みがあるようで、その息子に復讐しようとしているようですね。
相手が悪い。かなりの凶悪犯なんです。
ヒョンは、この時、ミンの名前が変わってて良かったと思いました。ジュンミンの息子として狙われないと思ったんですが・・・。
どうも、犯人はチョン弁護士=ミンだと知ってるようですよ。
同じような封筒がミンのところにも届いてますもん。ミンが気がついてないだけで。
夜が危ないと、チーム長とソン刑事がヒョンの家にやって来ました。警護をするというんです。
でもね、そこにはジアンもいるじゃありませんか。
マズイってんで、ジアンは窓から逃げ出しました。
そしたら、偶然イ法医官と会いまして、話の流れで近所のイ法医官の家でお茶を飲む事に。
その時、ジアンは、ヒョンの話を思い出しました。イ・ジュニョンについてです。
条件を考えると、イ法医官こそ、イ・ジュニョンなのでは?・・・と初めて疑いを持ったのです。
で、カマをかけるように自分の父親の話をしました。この時は、ジャブって感じで終わりましたが、ジアンは確実に疑い始めましたね。
自宅に戻ったジアンは、そこでヒョンのストーカーをしてた頃の写真等の資料を見直しました。
そしたら気付いたのです。
チョン弁護士が写り込んでいるのに。
「特定の人に関心を持ったのは2人目です。」
と以前話していたチョン弁護士。それはまさしく弟としてのヒョンに対する気持ちだったんじゃ?・・・と思ったのです。
ヒョンに対する脅迫事件を話しあっていたイ法医官とミン。
本人を殺すより、その人が大切な人が死んでいくのを見せる方が、より苦しむのでは?・・・と意見が一致。
だとしたら、一番危ないのはジアン。
ヒョンも同じことを考えていました。
一番大切な人・・・ジアンと考えるあたり、ヒョンの気持ちも明らかですわな。
で、慌ててジアンに連絡を取りました。
その時点ではジアン、無事でしたが、誰かが後ろから来たようですよ
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