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アバウトタイム~止めたい時間~ DVD-BOX1 |
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生き残るためには、ドハの傍に居るしかないとソンヒに言われ、もっともだ・・・と思ったミカ。
誘惑作戦開始です。
でも、突然の見え見えの言動に惑わされるほどドハは子供じゃありません。一応財閥御曹司で立派な大人です。
初恋で苦い経験をしたらしく、その後、女性は婚約者のスボンしか知らないようではありますが・・・。それも、政略結婚ゆえ、恋愛とは程遠い関係だとソンヒは言いました。
結局、お色気作戦は全く効果無しどころか、変なストーカー扱いされてしまっただけでした。
ただ、いつどこで現れるか分からないミカを強く印象付けるには効果があったようです。
ソンヒが良い情報をもたらしました。
ブロードウェイでも有名なチョ・ジェユを招いて新作を企画していると言うのです。勿論、オーディションもあります。
おまけに、演出助手をソンヒが務めると言うのですから、心強いです。
そして、もう一つ嬉しいのが、その作品をドハが担当しようとしているということ。
つまり、オーディションに受かれば、ミュージカル女優としての道も開けるし、ドハの傍に居られて寿命時計も止まるという一石二鳥ということです。
ミカはオーディションの準備に励む事にしました。
ドハはジェユと交渉を始めました。
ジェユの初演出作品を是非うちの財団に任せてほしい・・・とドハ。条件は?・・・と聞いたドハ。
ジェユは言いました。
キャストとスタッフは全て自分が決める・・・と。交渉する気は無いと言う頑固さです。
ドハは、収益につながるキャスティングゆえ、すぐに飲むことはありませんでした。まずは交渉の第一歩ってことですね。
ミカが練習に励むようになって、ドハの周囲に現れなくなりました。
ところが、そうなってもドハはミカの姿が見える気がするのです。周囲の誰もがミカに見えてしまったりしてね。
自分が異常なのかと、ソンビンのカウンセリングを受けました。
ところが、全く異常なしという結果。
でもね、ソンビンは気付いたのです。ミカの事が話題になったら、ドハの脈が乱れ、平常心ではなくなるということに。頭では冷静でいるようでも、心臓の動きは正直でした。
自分で監察しろと言いました。それが不安なのか、恐怖なのか、或いは全く別のものなのか・・・とソンビン。
オーディションの日になりました。
ドハも出席しました。ジェユは迷惑そうでしたが。
ミカは心を込めてピアノの弾き語りをしました。
ジェユはそれが前回のオーディションの女性だと気付きました。気に留めていたのです。ところが、電話がかかって来てしまったので、席をはずしちゃったよ・・・
ドハも気づきました。魅せられました。
ミカも、客席のドハに気づきました。ドハに向かって歌いました。
ドハは自分の気持ちに戸惑いました。
舞台から降りたミカがドハの後を追い、声をかけました。
でも、ドハは逃げてしまいました。
がっくりした気持ちのまま、ミカはアルバイトに行きました。入院している患者のお見舞いを代行するという仕事です。
担当してるのはオ・ソニョという女性。演じてるのはキム・ヘスクさん。
ソニョは最近付き合い始めた男性がいます。ミカは、その男性の寿命が余り長くない事を知っています。ソニョの方が随分長く生きる運命なのです。
でも、決してそれを伝えたりはしません。
ソニョは人生経験に於いて大先輩です。だから、ミカにとっては良き相談相手となっているのです。
ミカは聞いてみました。どうしても必要な男性がいるんだけど、嫌って避けられるの、どうすればいい?・・・と。
「何としても誘惑しなきゃ人を誘惑したい時に必要なのは、真心よ。真心を見せて。言葉にするだけじゃダメ。じっくりと心を尽くして相手に見せるものよ。」
そして、大事なのは、人生も恋愛も思うようにならないから後悔しないようベストを尽くす事よ・・・とね。
ミカはソニョの言葉に勇気をもらい、もう一度ドハにぶつかってみる決心がつきました。
その足でドハの会社を訪ねたのです。真正面からぶつかろうと思いました。
その時、ドハは運転手の面接をしていました。
なにせドハが気難しいので、長続きしないのです。
何人目かに入って来たのは、なんとミカ。技術的に問題無いのはせんだってテスト済みですけどね。
追い出そうとするドハに、ミカは食い下がりました。
実は、オーディションを見て以来、ミカの事が常に頭に浮かんでしまって、そう言う自分に苛立って戸惑っている状況でした。
ミカは不安の対象だと思っているのかもしれません。
だから、突き放そうとしましたが・・・。