まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『アバウトタイム~止めたい時間~』レンタル版 3話まで

2019-03-14 09:15:41 | 韓国ドラマのエトセトラ
アバウトタイム~止めたい時間~ DVD-BOX1
クリエーター情報なし
エスピーオー

レビュー一覧は、こちらから。

 

生き残るためには、ドハの傍に居るしかないとソンヒに言われ、もっともだ・・・と思ったミカ。

誘惑作戦開始です。

でも、突然の見え見えの言動に惑わされるほどドハは子供じゃありません。一応財閥御曹司で立派な大人です。

初恋で苦い経験をしたらしく、その後、女性は婚約者のスボンしか知らないようではありますが・・・。それも、政略結婚ゆえ、恋愛とは程遠い関係だとソンヒは言いました。

結局、お色気作戦は全く効果無しどころか、変なストーカー扱いされてしまっただけでした。

 

ただ、いつどこで現れるか分からないミカを強く印象付けるには効果があったようです。

 

ソンヒが良い情報をもたらしました。

ブロードウェイでも有名なチョ・ジェユを招いて新作を企画していると言うのです。勿論、オーディションもあります。

おまけに、演出助手をソンヒが務めると言うのですから、心強いです。

そして、もう一つ嬉しいのが、その作品をドハが担当しようとしているということ。

つまり、オーディションに受かれば、ミュージカル女優としての道も開けるし、ドハの傍に居られて寿命時計も止まるという一石二鳥ということです。

ミカはオーディションの準備に励む事にしました。

 

ドハはジェユと交渉を始めました。

ジェユの初演出作品を是非うちの財団に任せてほしい・・・とドハ。条件は?・・・と聞いたドハ。

ジェユは言いました。

キャストとスタッフは全て自分が決める・・・と。交渉する気は無いと言う頑固さです。

ドハは、収益につながるキャスティングゆえ、すぐに飲むことはありませんでした。まずは交渉の第一歩ってことですね。

 

ミカが練習に励むようになって、ドハの周囲に現れなくなりました。

ところが、そうなってもドハはミカの姿が見える気がするのです。周囲の誰もがミカに見えてしまったりしてね。

自分が異常なのかと、ソンビンのカウンセリングを受けました。

ところが、全く異常なしという結果。

でもね、ソンビンは気付いたのです。ミカの事が話題になったら、ドハの脈が乱れ、平常心ではなくなるということに。頭では冷静でいるようでも、心臓の動きは正直でした。

自分で監察しろと言いました。それが不安なのか、恐怖なのか、或いは全く別のものなのか・・・とソンビン。

 

オーディションの日になりました。

ドハも出席しました。ジェユは迷惑そうでしたが。

ミカは心を込めてピアノの弾き語りをしました。

ジェユはそれが前回のオーディションの女性だと気付きました。気に留めていたのです。ところが、電話がかかって来てしまったので、席をはずしちゃったよ・・・

ドハも気づきました。魅せられました。

ミカも、客席のドハに気づきました。ドハに向かって歌いました。

 

ドハは自分の気持ちに戸惑いました。

舞台から降りたミカがドハの後を追い、声をかけました。

でも、ドハは逃げてしまいました。

 

がっくりした気持ちのまま、ミカはアルバイトに行きました。入院している患者のお見舞いを代行するという仕事です。

担当してるのはオ・ソニョという女性。演じてるのはキム・ヘスクさん。

ソニョは最近付き合い始めた男性がいます。ミカは、その男性の寿命が余り長くない事を知っています。ソニョの方が随分長く生きる運命なのです。

でも、決してそれを伝えたりはしません。

ソニョは人生経験に於いて大先輩です。だから、ミカにとっては良き相談相手となっているのです。

ミカは聞いてみました。どうしても必要な男性がいるんだけど、嫌って避けられるの、どうすればいい?・・・と。

「何としても誘惑しなきゃ人を誘惑したい時に必要なのは、真心よ。真心を見せて。言葉にするだけじゃダメ。じっくりと心を尽くして相手に見せるものよ。」

そして、大事なのは、人生も恋愛も思うようにならないから後悔しないようベストを尽くす事よ・・・とね。

 

ミカはソニョの言葉に勇気をもらい、もう一度ドハにぶつかってみる決心がつきました。

その足でドハの会社を訪ねたのです。真正面からぶつかろうと思いました。

 

その時、ドハは運転手の面接をしていました。

なにせドハが気難しいので、長続きしないのです。

何人目かに入って来たのは、なんとミカ。技術的に問題無いのはせんだってテスト済みですけどね。

追い出そうとするドハに、ミカは食い下がりました。

 

実は、オーディションを見て以来、ミカの事が常に頭に浮かんでしまって、そう言う自分に苛立って戸惑っている状況でした。

ミカは不安の対象だと思っているのかもしれません。

だから、突き放そうとしましたが・・・。

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『アバウトタイム~止めたい時間~』レンタル版 2話まで

2019-03-13 16:29:37 | 韓国ドラマのエトセトラ
アバウトタイム~止めたい時間~ DVD-BOX2
クリエーター情報なし
エスピーオー

レビュー一覧は、こちらから。

 

ドハはあまりにも印象的な出会いとなったミカのことが頭に残っていました。

好きとか嫌いとかいうのではなく、今まで出会った事の無い理解できないタイプの人間として・・・というところでしょうかね。

 

ミカは母と弟の3人で暮らしています。父親の存在はまだ描かれていません。

なんか、頼りなさそうな母です。ミカは自分の保険の受取人を母にしています。

自分が居なくなった後のために、生活費も貯めています。彼女が大黒柱なのかも。

弟も学生なのかプー太郎なのか・・・。

それでも仲は良さそうです。

 

ドハはソンラクグループの理事に会うために、海南に出かけて行きました。

海南で休暇を過ごしていると聞いたからです。

ソンラクグループのチャン理事から、スキューバダイビングを一緒にしないかとの誘いがかかりました。

親しくなるチャンスだと分かってはいますが、ドハは気が進みません。

同行したソンビンも、慣れない事ををすると過呼吸や発作を起こすかもしれないと、反対しました。

でも、ドハは、中国人はビジネス能力より関係を重視するところがあるから・・・とダイビングをすることにしました。

 

その夜、ドハはプールサイドで一人歌を歌ってるミカと再会したのです。

思いがけないところでの再会です。

ミカはその時、歓迎会でしこたまお酒を飲んでしまって相当酔っ払っていました。

散々喋った後、ドハを見つめるミカ。その眼差しが気になって仕方が無いドハです。

悔しそうで辛そうで、この世に未練が無さそうで、ドハを心配させる眼差しなのです。

酔っ払いだから・・・とそのまま行こうとしたドハなのですが、ミカがプールに落ちそうになっちゃって。それを助けたんだけど、ミカはそのまま眠りこんでしまったのです。

自分の部屋に寝かせるしかありませんでした。

 

翌朝、知らない部屋で目覚めたミカは、前夜の自分の醜態がとぎれとぎれに甦ってきましてね。

恥ずかしさのあまり、お礼も言わずにこっそりと部屋を出て行きました。

 

ソンラクグループのチャン理事がなかなか会ってくれないので、自分を見下げているのに違いないと思ったドハは、こちらから挨拶に出向きました。

ところが、チャン理事は、約束と違うからとドハを追い返そうとするのです。

そこに現れたのが、スボン。

ここでスボンのMJBCというバックが大きな意味を持ちました。

元々、友人だったということもあるし、スボンがドハの婚約者だと聞くと、チャン理事はあっさりと態度を軟化。

友好的な態度を取り始めましたよ。

 

そして、クルーザーでのダイビング。

インストラクターとして派遣されたのが、ミカ。

またまた偶然の出会いです。

 

ミカたちのリードで、チャン理事やドハたちはダイビングを楽しみました。

で、クルーザーに戻ったのですが、そこでドハの姿が無い事に皆が気付いたのです。

慌てて海に飛び込んだミカ。

パニックになっていたドハを発見し、一緒に浮かびあがろうとしたのですが・・・。

その時自分の腕の寿命時計が止まっている事に気がついたのです。

何かの拍子にドハから離れてしまったミカ。酸素マスクが外れ、そのまま沈んで行っちゃった

 

ミカは夢を見ていました。

死んだ筈の祖母が出て来ました。

そして、ドハも・・・。

その瞬間、ミカの腕の寿命時計が落ちて砂時計になりました。拾い上げたドハが言いました。

「死んで星になるな。生きて俺のものになれ。」

 

目が醒めたミカは、酷い頭痛がしていました。

腕の時計を見てみるとやっぱり動いていました。

ところが、動きが徐々に遅くなり、止まったのです。その瞬間、ドハが部屋に入って来ました。

 

初めてのことです。ミカは何が起ったのか、理解できません。これも夢かと思いました。

部屋から走り出たら時計はまた時間を刻み始めました。

でも、またゆっくりとなり、動きが止まったのです。その時、ドハが傍に来ていました。

海の中でも、ドハが傍にいた・・・。

ドハの所為で時計が止まったんだ・・・とミカは思いました。

そんなミカを、ドハは奇異な目で見ていました。当然ですよね。時計とか動いたとか、傍にドハがいたとか言われても理解できる筈はありません。

 

ドハはチャン理事と交渉を始めました。

でも、チャン理事も流石です。ドハはMK本社の人間じゃ無いと言う理由で、慎重になりました。

投資をするには信用が足りないということです。

そこでまたスボンの出番です。

MJBCの娘の婚約者と言う立場は、充分に信頼に値するわけです。

ドハはスボンに感謝しました。

 

ミカから話を聞いたソンヒは、ドハが運命の人に違いないと言いました。

どんな手を使ってでも誘惑して一緒にいれば、寿命が延びる・・・と。

作戦開始

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『アバウトタイム~止めたい時間~』レンタル版 1話まで

2019-03-13 15:05:17 | 韓国ドラマのエトセトラ
アバウトタイム~止めたい時間~ DVD-BOX1
クリエーター情報なし
エスピーオー

レビュー一覧は、こちらから。

 

ミュージカル女優のチェ・ミカ=イ・ソンギョンさんには、夢があります。ミュージカルの舞台で主役を務める事。

夢を叶えるために、たくさんのオーディションを受け続けています。

彼女には時間が無いのです。

決して不治の病とかいうのではありません。健康には何の問題も無いんだけど、彼女の命はもう100日余りしか残されていないのです。

 

ミカは人の寿命が見えると言う特殊能力を持っています。生まれつきなのかどうかは分かりません。

人の腕に、人の顔に、その数字が浮かびあがって見えるのです。

その寿命数字が彼女自身の腕にも浮かび上がっていました。それが100日余りなのです。

この事を知っているのは、親友のソンヒだけのようです。

止められるものなら、止めたいとミカも何度も思いました。止めようと行動したこともありました。でも、無理だったのです。

 

一方、イ・ドハ=イ・サンユンssiは、不安障害を抱えています。

生きて行く上で目にしたり経験したりする些細なことを、異常なくらいに警戒してしまうのです。何か事故が起らないだろうか・・・とね。

彼の友人のソンビンは精神科医で、ドハの主治医でもあります。

カウンセリングが必要だと、ある日自分の診察室にドハを呼び出しました。

一見すると全く問題無いようなドハですが、ソンビンの机の上にある削った鉛筆にも緊張してしまうありさまです。

自分でもちゃんと分かってるので、治療を受けると言いました。

ソンビンは、一つ目の課題だ・・・と、車を運転して帰れと言いました。きっとそれすらドハにとっては不安と恐怖の塊なんでしょうね。

 

秘書のウジンの代わりにハンドルを握ったドハ。

あ・・・ウジンは、ソンビンの弟です。ドハの病気について充分分かってるようで、この二人がドハにとっては頼みの綱なんでしょうね。

ところが、後ろの車からクラクションを鳴らされた瞬間、慌ててスタートしようとしたのですが、ギヤをバックに入れてしまって、たまたま後ろを歩いていたミカに接触しちゃった。

これが、二人の出会いとなりました。

 

オーディションに行こうとしていたミカは、大した怪我でもないから・・・とそのまま行こうとしました。

でも、後で何かいちゃもんつけられるかもしれないと不安になったドハは、無理やり治療を受けさせました。

この所為で、時間がぎりぎりになってしまったミカは、強引にドハの車で送ってもらおうとしました。

で、ドハの代わりにミカが運転することに。彼女はモータースポーツのライセンスがゴールドなんだそうで。運転がめっちゃ上手い

あっという間にオーディション会場に到着しました。

ところが、慌てたために、車のキーを持って行っちゃった。

ドハは仕方が無いので、ミカの後を追うしかありませんでした。

 

ドハが会場に入った時、丁度ミカが舞台に立っていました。

ミカの歌う姿に一瞬魅了されたかのようなドハ。自然に表情が和らぎました。

 

音楽監督のチョ・ジェユが言いました。

「テクニックや歌声は合格点だが、気持ちが伝わってこない。誰かに恋して夜眠れなくなったことはない?この曲は片思いしている女性の歌だ。歌唱力よりも、その気持ちを伝えないと。」

そして、次は気持ちが伝わる歌を期待しているよ・・・と。

でも、ミカには時間がありません。

次ではなく、今チャンスをください・・・とミカは言いました。

「じゃぁ、この会場に片思いしている男性がいるとしよう。その人を魅了してみて。」

ジェユが言いました。

ミカは会場を見渡しました。目に留まったのは、ドハ。

 

舞台を降りて真っ直ぐドハに向かって歩いて行きました。

好きです・・・そう言ったかと思うと、ドハにkissしたのです。

何の事か全く分からずに突っ立ったままだったドハ。流石に怒りました。

「なにをする。ふざけるな

 

チャンスを生かす事は出来ませんでした。

 

呆然として歩いて行くミカを、ドハは呼びとめました。

怒りをぶつけるドハに、ミカは謝り、頭を下げて、去って行きました。泣いているのを見て、ドハはそれ以上何も言えませんでした。

 

ドハにはスボンと言う婚約者がいます。MJBCと言う会社の理事です。

もう5回もドハからプロポーズされているのに、断り続けています。ドハの愛情を確信してから・・・と言います。

彼女はドハが無一文でも結婚したいけど、ドハはスボンが無一文になっても結婚したいと思ってくれるかどうか・・・。ドハが自分と同じ気持ちだと分かったら、結婚しようと思っているようですね。財閥のお嬢さまだけど、案外純粋なところがあるようです。

 

ドハはミュージカル事業を始めようと考えています。

現在は、MK文化財団の理事を務めているドハ。これはどうも名誉職みたいな地位のようですね。実質の資産も権力も無さそうです。

だから、中国のソンラクグループの協力を得てこの事業を成功させようと考えているのです。

スボンと言う存在は、この計画を推し進めるためにも絶対に必要な力なのです。

兄ドビンに張り合っているようです。

後継者争い

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「アバウトタイム~止めたい時間~」あらすじ

2019-03-13 13:56:50 |   ★「あ」行
アバウトタイム~止めたい時間~ DVD-BOX1
クリエーター情報なし
エスピーオー

イ・ソンギョンさん、イ・サンユンssi主演のファンタジーロマンス。

大好きな女優さんイ・ソンギョンさんが、また違った姿を見せてくれそうで、楽しみです。

ちょいと歳の差があるように思えたので調べてみると、1981年生まれのイ・サンユンssiと1990年生まれのイ・ソンギョンさん。9歳差でしたね。

 

この作品も、録画ミスをしてしまいました。

なので、レンタル版でフォローします。話数が違いますので、ご注意くださいませ

 

レンタル版   1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで  9話まで  10話まで

                               11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで

TV放送版   11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話(最終話)まで

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『空から降る一億の星』14話まで

2019-03-11 17:53:18 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

俺を本当に撃つ気なら、出よう・・・とジングク。

部屋の中では、ジンガンが見てしまうから・・・ですね。あくまでも、ジンガンのためです。

その瞬間、ムヨンが一発撃ちました。植木鉢が粉々に砕け散りました。

 

お前の父親カン・スングを、俺が殺した・・・と、ジングクは言いました。

何故?・・・とムヨンは言いました。ミスだった・・・とジングク。

「子供の頃、ボロ家でも幸せだった。あんたが壊したんだ。そんな日々を、我が家を、家族をあんたが全部ぶち壊した。理由を言え。」

ジングクはそれには答えず、言いました。俺を殺したら本当にお前は殺人者になってしまう・・・と。そうなってほしくないと。

ムヨンには、偽善者としか思えなかったようです。こんな状況になっても、まだムヨンを心配するフリをしていると思いました。

ムヨンが銃をジングクの額に付けた時、玄関の呼び鈴が鳴りました。

タク・ソジュンでした。

結局、ムヨンはそのまま帰るしかありませんでした。

 

セランから調査報告が届きました。

なんと・・・。ムヨン父は妻を殺していたのです。

新興宗教にのめり込んだムヨン母は、子供二人をつれて信者たちと共に隠れ家に潜んでいたようです。

そこに乗り込んだムヨン父は、妻を殺してしまいました。そして通報しようとした信者2名も殺してしまったのです。

あまりにも衝撃的な事実に、ムヨンは流石にショックを受けました。大きく動揺しました。自分は殺人者の息子だったのですから。

自分が絵に描いた幸せそうな家族は、幻想でしか無かったのです。

ジングクに言った“幸せだった日々を壊したのはあんただ”と言った言葉が、虚しく思い出されました。全て自分の幻想だったのですから。

 

家を飛び出して、ヤン医師の元に向かいました。

だから、先生は俺を行かせたのか・・・とヤン医師に言いました。

「あれは父親が引き起こした事だ。君とは何の関係も無い。」

と、ヤン医師は言いました。

自分とは関係無いと思う一方で、だから俺はこうなんだ・・・とムヨンは変に納得できる気がしていました。

それが余計にムヨンを苦しめました。

「私も同じだ。私の父も殺人犯だ。」

と、ヤン医師が言いました。なんと彼の著書の第1章に書かれた『殺人犯の息子』は、ヤン医師自身の事だったのです。

だからこそ、ムヨンに別の世で生きられるチャンスを与えてあげたいと思って、出て行くのを止めなかったのです。

でも、それは間違いだったとヤン医師は言いました。

今ならきちんと話してあげられると思っています。父親と自分は切り離して良いんだ・・・と。

 

またムヨンの居場所が分からなくなったジンガン。

家に行って見ると、ドアのカギは開いていて、部屋の中には、家族の絵がくしゃくしゃに丸めて捨てられていました。

何かあった・・・とジンガンは察しました。

部屋で待っていると、ムヨンが帰って来ました。

何も無かったかのように振る舞うムヨン。

ジンガンは、くしゃくしゃになった絵を差し出しました。ムヨンはそれをもっとくしゃくしゃにして捨てました。

 

「俺の空想だった。」

ムヨンが言いました。

ジンガンには何でも話したいけど、今は無理だ・・・と言いました。今度・・・と。

でも、結局、口から出ちゃいました。

「父は人殺しだった。それも3人も。」

一人にしてくれとムヨンは言いました。

ジンガンは、部屋を出て行きました。絵を持って・・・。

一人になって、ムヨンはやっと苦しみを露わにしました。ジンガンは泣きました、声を出さずに。

 

セランは、部下に命じてイチーム長から当時の事件のあらましを聞きとっていました。

イチーム長の音声が入ったメモリを受け取ったムヨン。

初めて母親の名前を知りました。イ・ミヨンという・・・。

事件の詳細が分かりました。

応援の到着を待てと言うのを振り切ってアジトに踏み込んだジングク。そこで見たのは、ムヨン母と信者たちの死体。

家に入ると、血だらけの凶器を手にしたムヨン父がいました。

その状況で、ジングクは発砲したのです。

正当防衛だという上層部の指示にジングクは猛反発。結局、チームは解散。そして、ジングクはムヨンを探しまわったのです。

ジングク・・・やっぱり殺人者と言う言葉は似合わない人間でした。

 

ムヨンはすぐにジングクを呼び出しました。

何故俺を探した?・・・とムヨンは聞きました。どうせ死刑になる人間だったと正当化すれば良かったのに・・・と。

正当化した、正当防衛だった、相手が先に動いたんだ・・・と思おうとしたとジングク。

でもね、動いたのは、ジングクを襲おうとしたためではなく、偶然そこに入ってきたムヨンから、凶器を隠そうとしたためだったのです。

それに気がついたのは、後になってからでした。

「あの時聞いた“アッパ”と言う声が忘れられない。いくら正当化しようと、人を殺した事実は消し去れない。すまない・・・。」

あまりにも不幸な出来事だたとしか言いようがありません。ムヨンもそう思ったのでしょう。

ジングクを殺す気は無いけど、許す気も無いと言いました。

 

背を向けたムヨンに、ジングクはムヨン父の眠るお寺を教えました。そして命日も・・・。

その日にちが、以前ジンガンから聞いた兄妹で毎年恒例となってるお寺への遠足の日だということに、ムヨンは気付きました。

どこまでもジングクは誠実だと思えたでしょう。

やりきれない思いを、どこにぶつけたらよいのか、どうやって解消すれば良いのか、ムヨンは悶々としました。

そして、ジングクから聞いたお寺に行ったのです。

 

そこには、父親の位牌の横に、母親の位牌も並べられてありました。

初めて泣けました。思い切り泣けました。

 

帰りのバスの中で、届いたメールを見つめるムヨン。ジンガンからだろうと思いましたが、何て書いてあるのだろうと思ったら、

“愛してる”

と一言だけ。

堪えた涙が、また流れるムヨンでした。泣けましたわ・・・

家に戻ってくると、ジンガンが待っていました。

 

「こんな俺でいいのか?」

「当然でしょ。」

生まれ変わりたい・・・とムヨン。

ジンガンは走ってきてムヨンに飛びつきました。

ジンガンを力の限り抱き締めるムヨン。

二人の結びつきはいっそう深く強くなりました。

 

ムヨンはセランに銃を返しました。

この時、既にセランはジンガンがムヨンの実の妹だという事実を掴んでいたようです。

でも、話さなかったのです。

「あの日ヘサン病院に搬送された中に、弟はいなかった。」

とだけ。ここでは韓国語での表現がとても生きています。つまり、“ナムトンセン(男の年下の兄弟)”はいなかった・・・とセランは言ったのです。ヨトンセン(妹)だったってことです。

あなたは本当に重要な事を何も知らないのね・・・とセラン。

教えろとイラつくムヨンに、少しはお礼をしてくれないと・・・とセランが差し出したのは、航空券。行き先は北海道。

そこで続きを話すと言いました。

 

でも、セランから聞く前に、ムヨンは気づいてしまったのです。

 

ある日、ムヨンの部屋に来ていたジンガンが、ちょっとしたはずみで薬缶の熱湯を手にかけちゃって。

慌てたムヨンは、薬を買いに走りました。

薬を買って帰る途中で、ムヨンは激しい頭痛に襲われました。昔の記憶が突然戻って来たのです。

同じような状況がありました。父の事件の時に・・・。

確かに、ムヨンとジンガンの腕の火傷の痕は、まるで地図のようにつながって見えていました。

父が撃たれて倒れた時、ムヨンの後ろから弟のユンが顔を出しました。弟のユン・・・。

その顔を思い出しました。

ユンの顔は、以前、ジンガンからもらった彼女の子供の頃の写真の顔と同じだったのです。

セランの言葉が甦りました。

「妹だった・・・。」

ムヨンの悲痛な表情、胸が痛いです。

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『空から降る一億の星』13話まで

2019-03-11 11:30:14 | 韓国ドラマのエトセトラ

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事件以来、初めてムヨンとジングクが会いました。偶然街かどで出会ったのです。

ジングクは、凍りついたようにムヨンを見つめました。探していたあの少年がムヨンだったとヤン医師から聞いた直後でしたから、何も言葉が出ません。

ジンガンの‘私よりもっと苦労して来た子よ’と言う言葉が脳裏を過ぎりました。知らなかったとはいえ、自分がこれまでムヨンに対してして来た仕打ちが思い出されました。

自分はムヨンに対して、償いきれない罪をたくさん犯してきたと思ったでしょうね。

だから、最初からムヨンに対して警戒心が強かったのだと。

一方、ムヨンは、何も無かったかのように笑顔で言いました。

死ななかったよ・・・と。オジサンには、殺人者は似合わない・・・と。

 

ジンガンは、ムヨンの本名が分かったことがとても嬉しく思えていました。

写真を撮ろう・・・と言いました。本名が分かった記念に・・・と。

もしかしたら、この時が、二人にとって一番幸せだった瞬間かもしれません。

ジンガンの本名も探そうとムヨンが言うと、後で良いとジンガンは言いました。きっとジングクが教えてくれる筈だからと。

 

父さんは自殺したらしい・・・とムヨンがジンガンに言いました。

あまり幸せな家庭じゃなかったようだと言うムヨンを、ジンガンは何も言わずに抱きしめました。

「亡くなったのね・・・もう。」

とだけ。

父親の事を調べてみたいとムヨンは思っていました。死んだ場所をヤン医師から聞いていたので、そこに行こうと思ったのです。

一人で行くと言いました。

ジンガンは、何故か不安でした。

 

ムヨンは一人、へサンに向かいました。

ヤン医師から聞いた父親の自殺した場所に行きました。崖だと聞いていました。

用意して来た焼酎を崖の上から撒きました。

温かい日差しで、ふとうとうとと眠ってしまったムヨン。また夢を見ました。

初めて父親の顔が浮かびました。思い出したのです。

そして、父親と一緒にこの山でロボットを持って遊んだこと、山道を弟と歩いたこと、弟を‘ユン’と呼んでいたこと・・・等々。

目が醒めたムヨンの脳裏に、思い出が次々に甦りました。

見たことがある場所でした。山道でした。思い出に導かれるようにムヨンは歩き、一軒の廃屋に辿りつきました。

そこは、何度も断片的に夢で見た場所でした。

自分の家だ・・・と思いました。

 

家の中は、荒れ果てていました。でも、昔のままでした。

ムヨンの記憶に残された様々な物が、家の中にありました。遊んだロボットも・・・。倒れたストーブ、やかんも・・・。

その瞬間、ムヨンは思い出したのです。

父親が誰かに銃で撃たれて倒れた事を。そして、撃った人物が鏡に写っていた事を。

ジングクでした。

あまりにも衝撃的な事実に、ムヨンは座り込んでしまいました。

ジンガンの顔が思い出されました。

 

ジングクは、ムヨンが父親の死に銃が関係しているのではないかとヤン医師に聞いたと知りました。

どんどん事実に近づいて行っていると思いました。

 

ムヨンは、ジンガンには何も話しませんでした。

家を見つけた事も、何もかも・・・。

 

ムヨンはジングクたちの家に忍び込みました。何か手掛かりがある筈だと思ったのでしょう。

そして、見つけました。

あのチラシを。カン・ソンホという少年を探すチラシです。

ジングクは、チラシがムヨンによって持ち去られた事に気が付きました。

自宅に戻る途中でムヨンを見かけましたから。

 

ムヨンは、セランに会いに行きました。お久しぶりの登場です。

突然面会を求めてきたムヨンに、セランは興味津津でした。元々ムヨンに興味を持っていましたからね。

「拳銃が必要だ。入手できるか?」

あまりにも突拍子もない頼みに、流石のセランも驚きました。

見返りは?・・・とセラン。何でも・・・とムヨン。

そして、ムヨンは例のチラシを差し出し、その子を探した人物について調べてほしいとも言いました。その子の親についても・・・。

カン・ソンホって誰?・・・とセランは聞きましたが、この時点ではムヨンは何も答えなかったようです。

 

ジンガンは、タク・ソジョンに兄ジングクを任せたいと思っていました。

で、やっと行動に移しました。騙してデートをセッティングしたのです。

ジングクは来ましたが、彼の頭の中は、ムヨンとジンガンの事で一杯です。映画も全く目に入っていなかったようです。

タク・ソジョンはこういうジングクにもう慣れていました。

 

ムヨンは、ジングクとジンガンの事で混乱していました。

でも、やはりジンガンを手放すことはできないと分かったようです。

お前はお前だ・・・とジンガンに言いました。

 

セランから連絡が入りました。

拳銃を渡されました。

自分が何故こんなにムヨンの頼みを聞くか分かる?・・・とセラン。好きになったからだと言いました。

それは、ムヨンと自分が同類だと思えたからのようです。

そして、もう一つ情報が入っていました。

チラシの少年・・・カン・ソンホを探していたのはジングクだということです。連絡先の電話番号は、当時のジングクの携帯の番号だったのです。

何故俺をあの人が?・・・とムヨン。

その言葉で、チラシの少年がムヨンだと初めてセランは知りました。

ムヨンは父親が自殺したと言われていると話し、それは違うと思えると言いました。セランはそのあたりの事も調べてみると言いました。

じゃぁ、家族も探してほしい、母親と弟も・・・とムヨンは言いました。

あいやぁ・・・ますます悲惨な事実に近づいていくわ

 

ムヨンは、拳銃と弾を6発だけ持って帰りました。

そして、ジンガンが残業で遅くなる日、家に忍び込んだのです。ジングクだけがいる時に。

 

銃を突きつけながら現れたムヨンを、ジングクは覚悟したように見つめていました。

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『空から降る一億の星』12話まで

2019-03-11 09:53:02 | 韓国ドラマのエトセトラ

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ムヨンが帰宅しません。

ジンガンは、不安に襲われ、ムヨンが行った筈の店を訪ね歩きました。ある店でワインオープナーを買った後、姿が消えてしまったと言う事が分かりました。

携帯も家に残したまま、かき消すように姿が消えてしまったのですから、心配しない訳はありません。

警察に事故などの通報はありませんし、職場にも連絡は入っていませんでした。

 

ムヨンは、ヤン・ギョンモ医師のところにいました。

その時彼が頼れるのは、ヤン医師しかいませんでした。

 

ジングクは、辞職願を書きました。

自分がしたことに後悔はなかったようです。でも、警察官としては失格ですからね。

イチーム長に提出すると、ムヨンは通報していなかった事が分かりました。だから、皆、突然の辞表に驚いたし、ジングクの言う傷害事件も信じられませんでした。

イチーム長は、ただでさえムヨンの誤認逮捕等の一件で肩身の狭い思いをしてるチームから、辞職者が出るなんて、ますますチーム長としての自分の力量を疑われると、辞表を破り捨てました。

 

知らせを聞いたタク・ソジョンは、ジングクに事情を聞きました。

ムヨンを刺したことを聞き、そこまで切羽詰まった思いだったのかと、愕然としました。

そんな時、ジンガンから連絡が入ったのです、ムヨンが消えた・・・と。しらばっくれるしかありませんでした。

 

意識が戻ったムヨンは、ジンガンに連絡を入れました。ヤン医師の携帯から。

ほっとはしたものの、何も事情を話さないムヨンに、ジンガンは怒りがこみ上げて来ました。そんな状況が辛すぎると電話を切りました。

ムヨンが大事なことを何も話してくれないことが・・・です。

 

家に戻ったジンガンに、ジングクが打ち明けました。ムヨンを刺した・・・と。

いったい何の事かと、ジンガンは混乱しました。

後悔は無い・・・と言うジングクに、ジンガンは大きなショックを受けました。

もっと残忍な事も出来る、だから、もう会うな・・・とジングク。 

昔、ジンガンを苦しめて来たのは、我が子さえよければいいと言う人たちでした。その人たちと同じ事をジングクがしているとジンガンは思いました。

それを見て来て、ジンガンの苦しみを一番わかってるジングクが、そんな事をしてはいけない・・・とジンガンは泣きました。

「可哀相な人なの。私よりもっと苦労して来た人なの充分過ぎるくらい傷ついて来た人なの

 

ジンガンは、ムヨンからの電話の番号にかけて見ました。

ヤン医師が出ました。

ムヨンがそこにいて、ちゃんと治療を受けていて、今は落ち着いていると説明を受け、ほっとしました。

ジンガンは、ムヨンと別れる決心をしました。

それが一番良い方法だと思ったのです。

「彼とはもう会わない。」

ジングクにそう言いました。ジングクは、ほっとしました。

 

ムヨンは相変わらず様々な夢を見ていました。同じ夢も多いですが、それまで見えなかったモノが少し見えるようになったりしていました。それは、彼の記憶が少しずつ戻って来ている証拠でしょう。

で、ある時、思い出したのです。ヘサンの病院で自分を呼びとめた白衣の人がヤン医師だったということを。

その事実を、ムヨンはヤン医師に確認しました。

ヤン医師は、ムヨンが記憶を失っている事を知って、敢えて打ち明けなかったと言いました。

 

幼いムヨンとの出会いを、ヤン医師は著書の中で『記憶を失った少年』というタイトルで書いていました。

火傷を負ったムヨンを治療したのは、ヤン医師でした。そして、3週間ほど後に病院を一人で出て行こうとしたムヨンを見つけたのです。

その時、敢えて止めなかったのは、ムヨンが辛い過去と決別できる機会だと感じたからでした。

それから3年後、釣りをしていたヤン医師の前にムヨンが再び現れたのです。ムヨンの記憶は、そこから始まっているようです。

過去って?・・・とムヨンに聞かれましたが、この時はまだヤン医師は話しませんでした。

 

ムヨンはジンガンの事が気にかかっていました。

家に戻ると、ジンガンが掃除した形跡がありました。そして、メモが残されていたのです。

『ごめんね。兄さんを許して』

ジンガンの決心に気がついたようです。すぐに会いに行きました。

 

ジンガンは、以前ムヨンが飼っていた猫を見つけて声をかけていました。

ムヨンはその傍に立ち、同じように猫に話しかけました。

「どこに行ってた?外は楽しかったか?平気だ。行きたければ行け。でも、いつでも戻って来い。」

それはジンガンへの言葉だったのでしょう。

そっとジンガンの髪を撫でました。行け・・・と言いました。

どこへ?・・・とジンガン。どこへ行けばいいの?・・・と。引き留めると言ったじゃない・・・。

ジンガンも、分かっていたのです、ムヨンから離れることなんてできないと。

誰にも知られないよう、秘密の恋愛をする決心をした二人です。

 

ジングクがヤン医師を訪ねて来ました。

ムヨンがここで治療を受けたと聞き、ほっとしたようです。

ジングクもヤン医師も、自分が知ったこと、気付いた事をすり合わせることになりました。

大まかな過去が明らかになりました。

火傷を負ったムヨンの保護者となっていたのは、ジングクでした。刑事だということも、ヤン医師は知っていました。

そして、とうとうジングクは知ったのです、自分が探していたあの少年がムヨンだということを。

 

ムヨンが再度ヤン医師を訪ねました。やっぱり気になるから・・・と自分の過去を聞きに来たのです。

父親が銃殺される光景を夢に何度も見る・・・とムヨンは言いました。

殺されたんだろ?・・・とムヨン。

「違う、自殺したんだ。」

ヤン医師は言いました。崖から落ちたんだが、皆は自殺だと言っていた・・・と。

ヤン医師は、ジングクが撃ったってことは知らないのかな?事件の経緯は流石に表ざたにされていないってことでしょうかね。

ムヨンの本名が分かりました。

『カン・ソンホ』

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『空から降る一億の星』11話まで

2019-03-04 22:37:06 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

そんな重い事実を抱えて、今までどうやって生きて来たの?・・・とタク・ソジョンがジングクに聞きました。

「ジンガンがいた。だから生きてこられた。」

ジングクが答えました。それほどまでに、ジンガンを愛して来たのです。

 

ところが、直後に、ジンガンの勤務先から電話が入りました。聞きたい事があると。

つまり、仕事でお寺に行けないと言ったジンガンの言葉が嘘だということです。

ジングクはすぐにムヨンの取り調べを問い合わせました。すると、地方に居るから来れないと言う連絡があって、延期になったと言うじゃありませんか。

それも、ヘサンに居ると言ってた・・・と。

嫌な予感がしました。ムヨンとジンガンは一緒にいる・・・と。

 

翌朝、戻ってきたジンガンに、ジングクは知った事実を突きつけました。

嘘ついてごめん・・・とジンガン。

あの人が好きなの・・・と。

「ふざけるな

ジングクが叫びました。ジンガンが説明しようとしても、ジングクは一切聞き入れることは出来ません。

何が何でもムヨンはダメだ・・・と言うだけです。

いつものジングクじゃないとジンガンは思いましたが、彼女も冷静じゃいられませんでした。

つい、売り言葉に買い言葉で言ってしまったのです。

「お願い、いい加減にしてそんな事を言われたら、申し訳なくて息がつまりそうお荷物の私を育ててくれて感謝してるわ。だから、それ以上言わないで。恩着せがましくしないで

 

こんな喧嘩、初めてだったでしょう。

翌日も、二人は鬱々としたままでした。食事ものどを通りません。

ジングクは、珍しくイチーム長にも食ってかかっていました。

 

タク・ソジョンは、そんなジングクの様子を見て、ジンガンを呼び出しました。

ジンガンにムヨンとのことを確かめました。

ジンガンは隠すことなく打ち明けました。

ジンガンも同じように落ち込んでいる様子を見て、タク・ソジョンは責める事は出来ませんでした。

「あなたが失言したのは確かだけど、妹だから大丈夫。妹だから、甘えても良いの。兄さんに苦労をかけたと思ってるの?親がいないんだから、兄が面倒を見て当然よ。」

と、慰めようとしました。

でも、ジンガンは言いました。当然じゃありません、私が当然だと思ったらダメなんです・・・と。

その言葉を聞いて、タク・ソジュンはふと不安になりました。もしかしたら、ジンガンは自分が養女だということを知っているのではないか?・・・と。

 

取り調べを終えて出て来たムヨンを、ジングクが待っていました。

「お前のようなやつにジンガンの人生を壊させはしない。妹の前から失せろ。」

それまで、ムヨンはジンガンの兄だからということで、気に入られようと思っていました、柄にも無く・・・。

でも、その言葉を聞いて、カッとしたのでしょう。表情が変わりました。

ジングクをバカにした様な目で言いました。

「恋人の兄に媚びる必要はない。オジサンとジンガンは別だ。たかが兄だろ。」

「お前は怖いモノも大事なモノも無いから何でもできる。俺は妹が傷つくのが怖いから、それを阻止するためなら何でもできる。今後は実力行使するぞ。」

そんな言葉を聞いても、ムヨンは怯みませんでした。もっとからかうように言いました。

「好きにすればいい。俺はジンガンに会い続ける。お互い好きなようにしよう。」

 

そんな事があったとも知らず、ジンガンは、ムヨンとジングクを何とかして親しくさせたいと思っていました。

ジングクから反対されていることをムヨンに話し、兄の立場からすると、そーかもしれないと言いました。そして、いつかムヨンを受け入れてほしいと、そんな日が必ず来ると信じているような言い方をしました。ジンガンは、さほど深刻にとらえていないのです、ジングクがムヨンを嫌う理由を。

でも、ムヨンは違いました。

ジングクの拒否感は、ジンガンが思うほど簡単なモノじゃないと感じとっていたのです。

だから、ジンガンのお気楽な言い方にムカついたのかもしれません。

兄の許しが必要か?・・・と突き放したような言い方をしました。

「あの人はあの人だ。」

気に入られなくていい、親しくなれと強要するな・・・と。

ジンガンは、ショックでした。ジングクがジンガンにとってどんな存在か、ムヨンは一番分かっている筈なのに、関係無い人のような言い方をしたからです。

喧嘩別れとなってしまいました。

 

ジンガンは、そのままムヨンの部屋を出て行きました。

ムヨンは、直後に後悔しました。そして、ジンガンの後を追ったのです。

 

家まで行ったけど、ジンガンは電話にも出ません。

仕方なく戻ってくると、ジンガンが待っていました。

ジンガンも後悔したのです。

 

ジンガンは、ジングクに歩み寄ろうとしました。

ムヨンの事を理解してもらいたいと思ったから。

時間を頂戴・・・とジングクに言いました。

でも、ジングクは、絶対に認められないのです。

 

タク・ソジョンから、ジンガンが秘密を知っているのかもしれないと言われ、不安になったジングクは拘置所にいるユリに確認に行きました。

以前、ユリが、ムヨンとジンガンがお互いの身の上を話してるのを聞いたと言っていましたからね。その時、ユリは“孤児”という単語を使っていたのを思い出したのです。

ユリは、ジンガンも両親を失くしているという意味で‘孤児’という言葉を使ったと思っていました。

そう言うと、ジングクはほっとしました。

ただ、ユリは言いました。反対したからと言ってジンガンがムヨンを諦めるとは思えない・・・と。

 

拘置所を出たところで、ジングクはヤン・ギョンモと会いました。彼もユリに面会しようと思って来たのです。

ムヨンがユリの犯行の証拠隠滅を図ったと聞いたヤン・ギョンモ。

それが、自分の著書に書いた少年だと気付きました。

「私が初めて医学的に関心を持った子です。」

と、ヤン・ギョンモは言いました。

「教えてください。釈然としないんです。ユリが殺人を犯し、ムヨンまで関わっていたとは・・・。ムヨンが道を踏み外したなら、私にも責任が。選択を誤りました。」

・・・と。

いったい、どんなテーマでムヨンの事を書いたのでしょう。

 

タク・ソジョンは、ジングクに神経質すぎるんじゃ?・・・と言いました。

彼女は、ジンガンが養女だとは知っているけど、その素性は知らないってことでしょうか?

「自分でもどうしようもない。」

と、ジングクは言いました。

「ムヨンと出会って以来、何かが重くのしかかってる気がするんだ。いつか必ず受けるべき報いの様な気もする。だが、ジンガンまでそれに巻き込まれると思うと・・・。耐えられない。」

 

ジンガンは、家具と言えるモノが一切無いムヨンの部屋を、電化製品や食器、料理道具などを揃えてあげました。

やっと人間らしい部屋になったと、ジンガンは喜び、ムヨンもまんざらじゃ無い感じです。

引っ越し祝いをしようとジンガンが言ったので、ムヨンはネットでメニューを検索し、買い物をし、料理をしてジンガンを迎えました。

幸せな時間でした。

でもね、それをジングクが見ていたのです。

ジングクは、スーパーで買い物をするムヨンを見かけていて、予想したのです。

 

そして事件が起りました。

ワインオープナーを買いに出たムヨンを、横断歩道ですれ違いざまにジングクが刺したーっ

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『詩を忘れたあなたに(原題)』完観

2019-03-03 16:44:26 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

最終話のタイトルは、『龍山にて』

 

お前を本当に好きだ、心から好きなんだ・・・とミノ。

でも、ボヨンは、今度話そう・・・と言ってジェウクと行ってしまいました。

ミノが可哀相になりました。

でも、変に気を持たせるようなことをしなくて、これで良かったのかもしれませんね。

 

ジェウクは、ボヨンに隠していたことを知ったとは言いませんでした。

ただ、“至らないところの多い私ですが、ウ先生が何でも話せて頼れるような、そんな人になりたい”と言うカードをお菓子の箱に入れて渡しただけでした。

ユンジュから、全てジェウクにばれたと聞かされたボヨンは、なぜジェウクがそれを自分に話さないのか、分かりませんでした。

 

ボヨンは、ミノのこれまでの言動を思い起こしていました。

ボヨンを好きだからこその言動だったと、今は理解できました。

“ごめん、ミノ。私が好きな人はイェ先生よ。この話は聞かなかったことに”

そうメールを送るしかできませんでした。

でも、今のミノは、それを納得できませんでした。

 

ミノとキム・ナムの研修期間もそろそろ終わりに近づいていました。

で、チェックをするために担当教授が来ました。ボヨンの担任でもあった教授です。

ボヨンの前で、悪い成績をばらされたミノは、恥ずかしくてたまりませんでした。そんな気持ちになるのは、ボヨンを愛しているからだとキム・ナムから指摘されました。

徐々にミノも、そんな気持ちを理解し始めました。

愛しているからこそ、他人には何でもないことが恥ずかしく思えたリする・・・と。

 

ミノは、ボヨンを諦める決心を・・・今度は本当に決心をしました。

サウナの一件で貸したお金を返してほしいとボヨンに言いました。ポップコーンを食べ、屋台でお酒を飲みました。

最後にお前と思い出作りをしたい・・・と言って。

ボヨンは正直に言いました。これまで、ミノの事は悪い思い出でした。でも、再会して、良い思い出になった・・・と。良い友達になってくれてありがとう・・・と。

その言葉で、ミノは救われました。

「ならいいんだ。お前の記憶の中で良い思い出として残れるなら・・・。」

 

『禅雲寺にて チェ・ヨンミ作』

“花が咲くには時間がかかるが散るのは一瞬だ。つぶさに見る間も君の事を考える間もなく一瞬で散ってしまう。君が私の中で咲いた時のように忘れるのも一瞬ならば良いのに。遠くで笑う君よ。山を越えて行く君よ。花が散るのは一瞬でも忘れるには長くかかる。いつまでも忘れられない”

 

一方、ジェウクはジェウクで、ボヨンが何でも自分に話す事が出来ないと知り、それを直そうとし始めました。

周囲は戸惑います。

だって、突然気楽に付き合うために・・・と、下の名前で呼んだり、敬語を止めたりするんですもん。

却って気を使ってしまって、居心地が悪い事この上ない感じになりました。

 

ボヨンはそれが自分の所為だと分かりました。

だから、自分はジェウクに気楽に接しようと決心しました。

 

ボヨンを正職員に・・・と言う辞令が出ました。

何度か白紙に戻ったことがあるだけに、ボヨンはすぐに喜ぶ事が出来ませんでした。

でも、今回は本当でした。

 

ところが、直後に、これがジェウクのお陰だと聞かされたのです、ユンジュから。

今回の一連の出来事で、散々辛い目に遭って来たボヨンが可哀相で、ユンジュはジェウクに頼みこんだのです。院長に掛けあえるのはジェウクしかいませんからね。

自分の力で何とかするとジェウクに言って来た手前、ボヨンは恥ずかしくてたまりませんでした。

でもね、ジェウクは、院長に頼みこんでなかったのです。

ボヨンの実力で、正職員の座を勝ち取ったってことです

 

『龍山にて オ・ギュウォン作』

“詩には立派な物語があると信じる時代遅れの人々がいまだにいる。詩には何も無い。立派でない私たちの‘生’があるのみだ。詩を信じたい人たちの立派な物語と幻想があるのみだ。私たちの愚かさが志と理想の中で育ちながら揺らぐように。あなたの愛も信頼も、私の士気も士気の確実さも、確実な分確実ではない。立派な草原には雑草が育つ。不確実さや愛はどうだろうか。詩には何も無い。私たちの‘生’があるのみだ。残された私たちの‘生’は私たちと常に出会う。それは少しも立派ではない。信じたくないだろうが、それは少しも立派ではない”

 

柔らかく温かくハッピーエンドです

 

私たちの傍にある生活を、リアルに、でも、オブラートに包んで描いてくれました。

韓国詩を読んでみたい気分になりました。

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『詩を忘れたあなたに(原題)』15話まで

2019-03-03 15:51:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
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レビュー一覧は、こちらから。

第15話のタイトルは、『母さんは平気だと思っていた』。

 

子供の様に泣きじゃくったミノ。

それで少しは気持ちが落ち着いたのかもしれません。

ブレスレットを捨てたことをちゃんと謝ろうと思いました。そして、ボヨンに想いを押しつけるのではなく、ただ、ボヨンの記憶に悪い思い出として残ってほしくないと思ったのです。

 

ジェウクにTV出演の仕事が入りました。

ま、院長が病院のイメージを上げるために引き受けたものですが。

ジェウクは勿論断りましたが、結局出る事に。

その補助的な役割で、ボヨンも出演することになりました。

突然の展開に、ボヨンは戸惑いますが、大喜び。母にも連絡し、患者からも喜んでもらえて気合いが入っていたのですが・・・。

やっぱり、以前の展開と同じ結果となりました。つまり、契約職員で、もうじき契約が切れる者を、病院の広告塔にする事は出来ないと院長が決断してしまったのです。

 

ボヨン、また契約職員と言う立場を思い知らされる結果となってしまいました。

代わりに出演することになったのは、ユンジュ。

ユンジュは、ボヨンに悪いと尻ごみしました。でも、どうしようもありませんよね。

おそらく、この事を知ったら、ジェウクがまた黙っていないのは明らか。ヤン室長は、ボヨンから辞退したと説明してくれないかと言いました。

ボヨン、踏んだり蹴ったりの気分です。

仕方がありません。ジェウクには、自信が無いから・・・と言う理由で辞退すると言いました。

 

パク療法士は、妻が仕事を首になってしまって、生活状況が一変してしまいました。

妻が育児をすることになったので、それまで一人で双子の世話をしてくれていた母親を故郷に帰すことになったのです。それと同時に、収入が減ると言う理由で、母にお小遣いを渡す事も止めると妻に言われてしまいました。

済まない気持ちでいっぱいのパク療法士です。

故郷に母を送って行きました。

母は、大丈夫だと心配するなと息子に言いました。

本当は寂しくたまらないのです。でも、息子夫婦の決定に何も反論せず、全てを受け入れました。

おまけに、これまで渡していたお小遣いを貯めていて、その通帳をパク療法士に残して行ったのです。暗証番号が彼の誕生日だと言うのが、又泣かされます。

泣けますわ・・・ホント、母が息子を思いやる気持ちに。

 

デバンとジュヨンが担当した患者に、栄養失調で倒れてしまった人がいました。

病院に入院しているのに、栄養失調なんて、考えられません。

でも、その人は、身体が不自由になった自分を介助する娘のために、出来る限り体重を減らそうと思い、食を断っていたのです。

命の危険まであるのに・・・。

デバンたちは、そんな母の思いに、心を打たれました。悲しい思いやりです。

 

ジュヨンにも同じような事が起りました。

母が自分には内緒で入院手術を受けていた事が分かったのです。

大学院に行こうと勉強と仕事に追われている息子に負担をかけまいと、内緒にしていたのです。

でも、偶然友人が勤務する病院だったことから、ジュヨンは知る事になったのです。

心が痛みました。そうとも知らず、自分は母親におかずを送ってくれなんて我儘を言い、ちょっと今は無理だと言われると、散々文句を言っちゃったからね。

 

ユンジュが別の病院で正社員の募集が出ているとボヨンに教えてくれました。

大喜びでボヨンは応募しました。

ところが、その面接の日が、ジェウクの出演番組の放送日と重なっちゃって。 

リハビリ室の皆でその番組を見ようということになったのですが、ボヨンは母に会いに行くと言う嘘をついて面接に行きました。

ジェウクにも、本当の事は言えませんでした。

 

意気込んで参加した面接でしたが、そこでボヨンは思わぬ裏事情を知ってしまったのです。

本当は既に内定者が決まっていたのです。副院長の姪でした。

でも、世間体をはばかって、一応形ばかりの就職面接をしたってことです。

確かに、面接官に誠意は感じられませんでした。ボヨンはそれでも一生懸命質問に答えようとしていたのですが、その態度を見て、堪忍袋の緒が切れてしまいました。

「この病院には就職しません。採用する気もないのでは?内定者がいますから。忠告します。私をバカにしているんですか?人の貴重な時間を奪ったなら、せめて礼儀をわきまえなさい

やったね、ボヨン

見てる私はすっきりしたけど、ボヨンは空しさだけが残ったようです。

 

そんな時に、母から電話で、知り合いに治療を優先的に受けさせてもらえないかと言ってきました。

そんな力、私にあるわけないでしょ契約期間が終わりそうなのに、就職先も決まらないし、寮だって出て行かなきゃいけないのに

ボヨンは怒りを母にぶつけてしまいました。

 

今更、皆に合流することもできず、行くあての無いボヨンは、サウナに。

散々飲み食いし、ゲームをしていたら、館内のTVで、ジェウクの番組が始まりました。客たちは、ジェウクがハンサムな上に有能だ・・・と言い合いました。

そして、彼に釣り会うような立派な恋人がいるに違いない・・・なんてね。

ボヨンはますます惨めな気持ちになってしまいました。

その時、母から謝りのメールが入りました。娘の気持ちも知らずに勝手なことをいってごめんね・・・と。

ボヨン・・・母に八つ当たりしたと自分でも分かっています。だから、余計に情けなくなりました。

 

『母さんは平気だと思っていた シム・スンドク作』

“母さんは平気だと思っていた、一日中畑で死ぬほど働いても。母さんは平気だと思っていた、台所仕事をしながら冷や飯で腹を満たしても。母さんは平気だと思っていた、真冬の川で素手で洗濯をしても。母さんは平気だと思っていた、食欲が無いと家族に食べさせて自分はひもじい思いをしても。母さんは平気だと思っていた、布団に引っ掛かるほどかかとがひび割れても。母さんは平気だと思っていた、手の爪が切れないほど傷んですり減っていても。母さんは平気だと思っていた、父さんが怒り子供たちが心配をかけても。母さんは平気だと思っていた、‘天国の母さんに会いたい’と言っていたのはただの泣きごとだと思っていた。一晩中何度も起きては部屋の隅で声を殺して泣いているそんな母さんを見てから。ああ、母さんは平気では無いと悟った”

 

ユンジュに、知り合いから、ボヨンの面接の顛末が知らされました。

ユンジュは、自分が紹介した事だけに、いっそうボヨンに済まない気持ちになりました。

この電話をジェウクが聞いてしまいました。

ユンジュを問い詰め、結局ボヨンが隠していたことがばれてしまったのです。

 

その頃、ボヨンはサウナで女子高生に服やカバンを盗まれて、にっちもさっちもいかない状況に。

ユンジュに連絡しようとしても、電話に出てくれません。

そこに、タイミング良くミノから電話がかかってきました。

ミノは、合宿の時の大人げない態度を謝ろうと思ったのです。

ラッキーっ

ミノにSOSを出し、洋服とお金を貸してもらって、なんとか寮に戻って来ることができました。

 

何故、ジェウクに助けを求めなかったんだ?・・・とミノ。

恥ずかしくて頼めない・・・とボヨン。

あなたは楽だから・・・とね。

ミノには、その心境が理解できませんでした。

愛する人には全てをさらけ出すべきだと思っていますから。ジェウクに気を使ってしまうのなら、二人は上手く行かないと思いました。

「お前とは友達でいようと思ったけど、ダメだな。お前が好きだ。前から好きで告白したかったが、お前がイェ先生を好きだからためらった。でも、緊急時にイェ先生を呼べないほど気を使う人なら、お前を渡せない。」

突然の告白に、ボヨンは呆然としました。

「そこまでです。」

ジェウクの声がしました。

 

圧倒的な大人の余裕が感じられるジェウクと、幼いけど真っ直ぐなミノの想い。

結論がはっきりしてるだけに、ミノが可哀相だわ。

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『詩を忘れたあなたに(原題)』14話まで

2019-03-01 16:18:16 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

14話のタイトルは、『紫モクレン』。

 

ミノはショックを受けました。

それを胸の内に隠しておけるミノではありませんでした。黙っている事は出来なかったのです。ボヨンに裏切られた思いがしたのです。

ボヨンに、その事実を突きつけました。

ボヨンは、誤魔化そうとしたけど、見られちゃったと知ると、あっさり認めました。

ミノは、ジェウクが告白したのが、自分も告白しようとした日だったと知ると、余計に怒りがこみ上げてきたようです。

自分が事故にさえ遭わなければ・・・と思ったでしょうね。

 

ボヨンが内緒にしてくれと言ったことは、守るミノでした。

と言うか、ばらして既成事実にしてしまうのが嫌だったんじゃないでしょうか。

 

週末、リハビリ室は親睦を深めるため、合宿をすることになりました。毎年恒例だそうです。

ミノは勿論、このところ、落ち込む事ばかり起るキム・ナムも全く乗り気じゃありません。

でも、仕方なく参加しました。

そんな時、団体行動が嫌いだと言ってたジェウクが参加すると言いだしました。

ボヨンに会えない方が嫌だ・・・なんて、ジェウクやぁあの仏頂面と言うか、無表情さはどこに行ったの?・・・というデレデレぶりです

 

二人の関係を知ったミノは、嫌でもそんなブリが目についてしまいます。

そのたびに、気分を悪くして、ボヨンに意地悪してしまうんですよね。まったく…お子チャマです、ミノは。

でもね・・・他の人にばれないのが不思議。

SAで、あれだけの人混みとはいえ、二人で親しげにすると、見つかってしまうのではないかと、こちらがハラハラします。

 

『人生は定期預金のよおうだ キム・シタク作』

“人生は定期預金のようだ。マイナス分を返済し、遅れれば延滞金を払う。定期預金は金に窮すれば解約できるが、人生は生きるのに疲れたら解約できるだろうか。今までの人生を清算して、今後の人生を返上すれば解約できるだろうか。解約払戻金のようなものも受け取れるだろうか。人生はまるで一生返し続ける借金のようだ”

この暗い雰囲気の詩は、キム・ナムとパク・シウォン療法士の現在の心境とかぶりました。

パク療法士は、合宿で気分転換し、思いっきり楽しもうと思っていたのですが、大家から電話があって、高額な更新料を要求されたことで落ち込んじゃったんです。

キム・ナムとパク療法士は、二人だけ別世界のどんよりとした空間に浸ってるようです。

 

何かにつけて、ボヨンを苛めるミノを見ると、ジェウクは黙っていられなくなりました。

で、ミノに注意したのです。

ボヨンはミノにとって先輩であり、上司なんだから、敬意を払うべきだ・・・と。

「ボヨンは先輩や上司ではなく、好きな人です。」

ミノは真っ直ぐにジェウクを見ながらいいました。

だったら何故嫌がらせを?・・・とジェウク。

「ボヨンが他の男に好意を抱いているのが許せないからです。2人でいるのを見ました。交際してるんですよね?」

諦めてください・・・とジェウク。

「いいえ。それは出来ません。ボヨンに近々告白するつもりです。2人の交際を許せません。」

ボヨンが一度ジェウクに断られた時、深く傷ついていた・・・とミノは言いました。

「そのくせ、今更好きだと?先生が心変わりしてまた彼女を傷つけそうで怖い。」

「君も同じじゃないか?繰り返します。諦めてください。僕も君のそのような気持ちは許せません。」

きゃぁ~っ俄然、モテ期到来のボヨンです

 

何故か合宿恒例のスポーツがドッジボール

それでも、ジェウクとミノは張り合いました。ミノの子供っぽさは分かってましたが、ジェウクも充分大人げない

 

ボヨンは、ミノが自分への腹立ちをジェウクにぶつけていると思っています。ま、間違いないけど。

だから、ジェウクにミノの心情を話して謝りました。自分が悪いので・・・と。

ジェウクは、ミノの想いを伝えることはしませんでした。

でも、絶対にボヨンを誰かに譲るなんてことはできないと言いました。ボヨン、本当に幸せな気分になりました。

ジェウクは、ボヨンにブレスレットをプレゼントしました。

途中のSAでボヨンが欲しそうに見ていたモノでした。

 

ところが、そのブレスレットをミノが川に投げ込んじゃった

ボヨン、流石に激怒しました。

確かに、ミノの時間を無駄にしたかもしれない、でも、友達だったら、喜んでくれるのが本当じゃない?・・・と。

ミノ、何も言えませんでした。

口を開いたら、想いをぶつけそうだったのかもしれません。

 

『紫モクレン ト・ジョンファン作』

“君と出会って幸せだった。君と出会って苦痛だった。心が離れてしまった身体で寝がえりを打つ夜は枕元でひらひらと花びらが散る音が聞こえた。白モクレンが散ったあと、紫モクレンが咲く野で、再び紫モクレンが散る日が訪れると思うと苦痛だった。花と木が徐々に離れていくのを見守りながら木の傍に立っているのは辛かった。自ら残酷になる自分を見守ることは・・・。君と出会って幸せだった。君と出会って長い間、苦痛だった”

一人夜道を当ても無く歩いたミノ。

川べりに座りこんで泣きました。

ミノの心境に被る詩ですね。

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『詩を忘れたあなたに(原題)』13話まで

2019-03-01 10:00:35 | 韓国ドラマのエトセトラ
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13話のタイトルは、『私たちは』。

 

ボヨンたちリハビリ医学科には、キム・ジョンス科長という人物がいます。演じているのは、キム・ウォネssi。キム・ウォネssiは、本当にたくさんの作品に出演しています。全く違うタイプの役を、本当に生き生きとリアルに、ある時は吹き出すほど滑稽に演じていて、演技力の凄さにいつも感心しています。

今回の役は、カリスマ性を備えた医師です。

キム科長は、職員にも患者にも分け隔てなく接し、実力もかなりのものらしく、診療は3か月待ちだとも言われています。

それなのに、全く傲慢な態度を示す事も無く、皆に慕われ、尊敬されています。

 

ある日の会議で、ボヨンが提案した件をキム科長が褒めてくれました。

ボヨンは契約職員だと言う立場上、差別された事は多々あるけど、こうやって上の人に認めてもらえることはそんなにありません。

だから、とても嬉しく光栄に思いました。

いっそう仕事に精が出るってもんです。

ボヨンは、自分の意見を聞き入れてくれて感謝しているとキム科長のお礼のメールを送りました。

そしたら、忙しい筈なのに、すぐに返信してくれたのです。

“私こそ感謝している。いい意見を有難う。君は今も有能な理学療法士だ。今後、更に立派になると信じてやまない”

こんなメールもらったら、ボヨンじゃなくても舞い上がってしまいますよね。感動しますよ、絶対に。

 

リハビリ科の面々は、ジェウクの恋人がどんな人なのか、気になって仕方がありません。

この時点ですでに恋人が出来たということは、彼らの中では確定事実なのが笑えます。ジェウクは何も言ってないのに。

どんな人ですか?美人?何歳?なれそめは?・・・と矢継ぎ早に質問を浴びせました。

ジェウクは思わず仕事中のボヨンの姿に目が行ってしまいましたが、そこんところは必死に抑えて冷静を保とうとしました。

「忠告します。プライベートは詮索すべきじゃない。」

あっさりとはねつけました。

これだけ・・・とパク療法士が聞きました。美人?・・・と。勿論、ジェウクは冷たい視線を送っただけでしたが。

 

でもね、ジェウク、皆の会話から、今の女性がどんな食事を好むか・・・といったような情報をさりげなく仕入れてるんですよ。

で、すぐに実践に移ります。

その夜の食事はアヒージョに決定。ボヨンは初めてだと言って、大喜びで食べました。

ジェウクは、そんなボヨンが可愛くて仕方がありません。

二人の間は、もう

 

『私たちは イ・ジヒョン作』

“あなたは春で私は花だ。だから、無心川の桜も目に入らない。私は春で君は花だ。だから君しか目に入らない。私たちは花畑で私たちは春だ”

はいはい・・・と言う詩ですね。今の二人にぴったりです。

 

ある朝、出勤したジェウクとボヨンは、キム科長が手術室に緊急搬送されるのを目撃しました。

なんと、脳卒中なんだとか。

前夜遅くに倒れたようなのですが、発見されたのは今朝だとヤン室長が言いました。

実は前夜、ジェウクはキム科長と偶然会っていました。

大変な手術が何件もあったようで、疲れている様子が気になったジェウクが、一度自分が治療しましょうと言ったのですが、時間が無くて・・・とキム科長は言ったのです。

その直後のようです、倒れたのは。

処置が遅れたので、深刻な状況だと言われました。

キム科長は家族がいません。妻とは5年前に死別し、子供もいないとか。

リハビリ室は、沈鬱な雰囲気になりました。

 

ジュヨンは、大学の後輩から、大学新聞に先輩の生の声を載せたいと“記憶に残る患者について”と言う質問を受けました。

ジュヨンたち放射線技師は、一日にたくさんの患者のレントゲンを撮ります。

だから、なかなか印象に残るまで患者と触れ合う事がありません。一人とじっくり向き合うわけじゃありませんからね。

デバンと共に、あれこれ思い出して見るのですが、なかなかこれというエピソードがありません。

そんな時、ロビーで、一人の患者がジュヨンにお礼を言いました。

ジュヨンは、残念ながら覚えていなかったのですが、患者はジュヨンがとても親切丁寧にしてくれたことが有難かったと言うのです。

言われたジュヨンは、記憶は定かじゃないけど、気分は

その時デバンが言いました。

自分たちにとって記憶に残る患者と言うよりも、患者にとって記憶に残る技師になることが大切じゃないか?・・・と。まさに、記憶に残る患者だ・・・と。デバン、良い事を言います

 

ボヨンがキム科長の担当となりました。

まだ意識の無いキム科長の手を、ボヨンは優しくマッサージしました。少しでも麻痺が軽く済むように。

 

その日、実はミノはボヨンに告白するつもりでした。

ボヨンが行きたがっていたビュッフェの予約も済ませていましたし。

でも、キム・ナムが言うように、今のボヨンはそんな気にならないと思いましてね。告白の練習をすることに。相手はキム・ナム・・・

 

キム科長が意識を取り戻しました。そして、リハビリ室で本格的にリハビリが開始されたのですが・・・。

リハビリ室には、キム科長が担当していた患者もたくさんいます。患者にあれこれと指導していた立場のキム科長自身がこう言う状況になったんじゃ、やはり・・・ね。

周囲の目がキム科長に刺さるようだったでしょう。

嘘をついて、リハビリを受けずに病室に戻ってしまいました。

「患者の手前、恥ずかしくて。健康管理をしろ小言を言ってたくせに、こんな身体になってしまい、身の置き所が無かった。」

キム科長は辛そうにボヨンに言いました。

良くなる筈です、気を落とさずに、希望を持ってください・・・とボヨンは言いました。

医学の知識の無い者なら、ボヨンのそんな言葉を嬉しく思い希望を持ったでしょう。でも、キム科長はプロです。この病気のこと、自分の状況、この先どうなるかについても熟知してます。それが辛いところです。

だから、慰めはいらない・・・とキム科長が言いました。ボヨンは何も言えませんでした。

人一倍辛い思いをしているのは、キム科長自身だと改めてボヨンは思いました。

 

ジェウクは、ミュージカルのチケットを取っていました。ボヨンが見たがっていた舞台です。

ところが、急な用事のため、行けなくなってしまったのです。

ボヨンにメールで連絡し、チケットはボヨンの机に置きました。別の誰かと行ってほしい・・・と。

ボヨンは、誰と行こうか考えたのですが、結局、2枚ともミノにあげました。で、ミノはいつものようにキム・ナムと行ったのです。他に友達いないもんね。

気になったのは、ジェウクがチケットの封筒に入れたメモ。

ミノが見ちゃうかと思ったんだけど、落としちゃったよ・・・。拾ってなかったよね?

 

ボヨンは、キム科長の事が頭を占めていて、ミュージカルを見る気にならなかったのです。

病院に戻ったボヨンは、キム科長の病室に行きました。

そしたら、そこでジェウクが治療を施しているじゃありませんか。

リハビリ室で受けるのが気まずいキム科長のために、病室で個別にしていたんじゃないでしょうか?

ボヨンは感動しました。

ジェウクの急な用事と言うのが、キム科長の為の施術だと分かったからです。

 

ボヨンを寮の前まで送ったジェウク。

見つかっちゃうよ~っと思ったら、よりによってミノに見られちゃった

ショックですよ、ミノ。

ボヨンがジェウクと抱きあってるところを見ちゃったんだもん。

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