まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『詩を忘れたあなたに(原題)』完観

2019-03-03 16:44:26 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

最終話のタイトルは、『龍山にて』

 

お前を本当に好きだ、心から好きなんだ・・・とミノ。

でも、ボヨンは、今度話そう・・・と言ってジェウクと行ってしまいました。

ミノが可哀相になりました。

でも、変に気を持たせるようなことをしなくて、これで良かったのかもしれませんね。

 

ジェウクは、ボヨンに隠していたことを知ったとは言いませんでした。

ただ、“至らないところの多い私ですが、ウ先生が何でも話せて頼れるような、そんな人になりたい”と言うカードをお菓子の箱に入れて渡しただけでした。

ユンジュから、全てジェウクにばれたと聞かされたボヨンは、なぜジェウクがそれを自分に話さないのか、分かりませんでした。

 

ボヨンは、ミノのこれまでの言動を思い起こしていました。

ボヨンを好きだからこその言動だったと、今は理解できました。

“ごめん、ミノ。私が好きな人はイェ先生よ。この話は聞かなかったことに”

そうメールを送るしかできませんでした。

でも、今のミノは、それを納得できませんでした。

 

ミノとキム・ナムの研修期間もそろそろ終わりに近づいていました。

で、チェックをするために担当教授が来ました。ボヨンの担任でもあった教授です。

ボヨンの前で、悪い成績をばらされたミノは、恥ずかしくてたまりませんでした。そんな気持ちになるのは、ボヨンを愛しているからだとキム・ナムから指摘されました。

徐々にミノも、そんな気持ちを理解し始めました。

愛しているからこそ、他人には何でもないことが恥ずかしく思えたリする・・・と。

 

ミノは、ボヨンを諦める決心を・・・今度は本当に決心をしました。

サウナの一件で貸したお金を返してほしいとボヨンに言いました。ポップコーンを食べ、屋台でお酒を飲みました。

最後にお前と思い出作りをしたい・・・と言って。

ボヨンは正直に言いました。これまで、ミノの事は悪い思い出でした。でも、再会して、良い思い出になった・・・と。良い友達になってくれてありがとう・・・と。

その言葉で、ミノは救われました。

「ならいいんだ。お前の記憶の中で良い思い出として残れるなら・・・。」

 

『禅雲寺にて チェ・ヨンミ作』

“花が咲くには時間がかかるが散るのは一瞬だ。つぶさに見る間も君の事を考える間もなく一瞬で散ってしまう。君が私の中で咲いた時のように忘れるのも一瞬ならば良いのに。遠くで笑う君よ。山を越えて行く君よ。花が散るのは一瞬でも忘れるには長くかかる。いつまでも忘れられない”

 

一方、ジェウクはジェウクで、ボヨンが何でも自分に話す事が出来ないと知り、それを直そうとし始めました。

周囲は戸惑います。

だって、突然気楽に付き合うために・・・と、下の名前で呼んだり、敬語を止めたりするんですもん。

却って気を使ってしまって、居心地が悪い事この上ない感じになりました。

 

ボヨンはそれが自分の所為だと分かりました。

だから、自分はジェウクに気楽に接しようと決心しました。

 

ボヨンを正職員に・・・と言う辞令が出ました。

何度か白紙に戻ったことがあるだけに、ボヨンはすぐに喜ぶ事が出来ませんでした。

でも、今回は本当でした。

 

ところが、直後に、これがジェウクのお陰だと聞かされたのです、ユンジュから。

今回の一連の出来事で、散々辛い目に遭って来たボヨンが可哀相で、ユンジュはジェウクに頼みこんだのです。院長に掛けあえるのはジェウクしかいませんからね。

自分の力で何とかするとジェウクに言って来た手前、ボヨンは恥ずかしくてたまりませんでした。

でもね、ジェウクは、院長に頼みこんでなかったのです。

ボヨンの実力で、正職員の座を勝ち取ったってことです

 

『龍山にて オ・ギュウォン作』

“詩には立派な物語があると信じる時代遅れの人々がいまだにいる。詩には何も無い。立派でない私たちの‘生’があるのみだ。詩を信じたい人たちの立派な物語と幻想があるのみだ。私たちの愚かさが志と理想の中で育ちながら揺らぐように。あなたの愛も信頼も、私の士気も士気の確実さも、確実な分確実ではない。立派な草原には雑草が育つ。不確実さや愛はどうだろうか。詩には何も無い。私たちの‘生’があるのみだ。残された私たちの‘生’は私たちと常に出会う。それは少しも立派ではない。信じたくないだろうが、それは少しも立派ではない”

 

柔らかく温かくハッピーエンドです

 

私たちの傍にある生活を、リアルに、でも、オブラートに包んで描いてくれました。

韓国詩を読んでみたい気分になりました。

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『詩を忘れたあなたに(原題)』15話まで

2019-03-03 15:51:39 | 韓国ドラマのエトセトラ
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レビュー一覧は、こちらから。

第15話のタイトルは、『母さんは平気だと思っていた』。

 

子供の様に泣きじゃくったミノ。

それで少しは気持ちが落ち着いたのかもしれません。

ブレスレットを捨てたことをちゃんと謝ろうと思いました。そして、ボヨンに想いを押しつけるのではなく、ただ、ボヨンの記憶に悪い思い出として残ってほしくないと思ったのです。

 

ジェウクにTV出演の仕事が入りました。

ま、院長が病院のイメージを上げるために引き受けたものですが。

ジェウクは勿論断りましたが、結局出る事に。

その補助的な役割で、ボヨンも出演することになりました。

突然の展開に、ボヨンは戸惑いますが、大喜び。母にも連絡し、患者からも喜んでもらえて気合いが入っていたのですが・・・。

やっぱり、以前の展開と同じ結果となりました。つまり、契約職員で、もうじき契約が切れる者を、病院の広告塔にする事は出来ないと院長が決断してしまったのです。

 

ボヨン、また契約職員と言う立場を思い知らされる結果となってしまいました。

代わりに出演することになったのは、ユンジュ。

ユンジュは、ボヨンに悪いと尻ごみしました。でも、どうしようもありませんよね。

おそらく、この事を知ったら、ジェウクがまた黙っていないのは明らか。ヤン室長は、ボヨンから辞退したと説明してくれないかと言いました。

ボヨン、踏んだり蹴ったりの気分です。

仕方がありません。ジェウクには、自信が無いから・・・と言う理由で辞退すると言いました。

 

パク療法士は、妻が仕事を首になってしまって、生活状況が一変してしまいました。

妻が育児をすることになったので、それまで一人で双子の世話をしてくれていた母親を故郷に帰すことになったのです。それと同時に、収入が減ると言う理由で、母にお小遣いを渡す事も止めると妻に言われてしまいました。

済まない気持ちでいっぱいのパク療法士です。

故郷に母を送って行きました。

母は、大丈夫だと心配するなと息子に言いました。

本当は寂しくたまらないのです。でも、息子夫婦の決定に何も反論せず、全てを受け入れました。

おまけに、これまで渡していたお小遣いを貯めていて、その通帳をパク療法士に残して行ったのです。暗証番号が彼の誕生日だと言うのが、又泣かされます。

泣けますわ・・・ホント、母が息子を思いやる気持ちに。

 

デバンとジュヨンが担当した患者に、栄養失調で倒れてしまった人がいました。

病院に入院しているのに、栄養失調なんて、考えられません。

でも、その人は、身体が不自由になった自分を介助する娘のために、出来る限り体重を減らそうと思い、食を断っていたのです。

命の危険まであるのに・・・。

デバンたちは、そんな母の思いに、心を打たれました。悲しい思いやりです。

 

ジュヨンにも同じような事が起りました。

母が自分には内緒で入院手術を受けていた事が分かったのです。

大学院に行こうと勉強と仕事に追われている息子に負担をかけまいと、内緒にしていたのです。

でも、偶然友人が勤務する病院だったことから、ジュヨンは知る事になったのです。

心が痛みました。そうとも知らず、自分は母親におかずを送ってくれなんて我儘を言い、ちょっと今は無理だと言われると、散々文句を言っちゃったからね。

 

ユンジュが別の病院で正社員の募集が出ているとボヨンに教えてくれました。

大喜びでボヨンは応募しました。

ところが、その面接の日が、ジェウクの出演番組の放送日と重なっちゃって。 

リハビリ室の皆でその番組を見ようということになったのですが、ボヨンは母に会いに行くと言う嘘をついて面接に行きました。

ジェウクにも、本当の事は言えませんでした。

 

意気込んで参加した面接でしたが、そこでボヨンは思わぬ裏事情を知ってしまったのです。

本当は既に内定者が決まっていたのです。副院長の姪でした。

でも、世間体をはばかって、一応形ばかりの就職面接をしたってことです。

確かに、面接官に誠意は感じられませんでした。ボヨンはそれでも一生懸命質問に答えようとしていたのですが、その態度を見て、堪忍袋の緒が切れてしまいました。

「この病院には就職しません。採用する気もないのでは?内定者がいますから。忠告します。私をバカにしているんですか?人の貴重な時間を奪ったなら、せめて礼儀をわきまえなさい

やったね、ボヨン

見てる私はすっきりしたけど、ボヨンは空しさだけが残ったようです。

 

そんな時に、母から電話で、知り合いに治療を優先的に受けさせてもらえないかと言ってきました。

そんな力、私にあるわけないでしょ契約期間が終わりそうなのに、就職先も決まらないし、寮だって出て行かなきゃいけないのに

ボヨンは怒りを母にぶつけてしまいました。

 

今更、皆に合流することもできず、行くあての無いボヨンは、サウナに。

散々飲み食いし、ゲームをしていたら、館内のTVで、ジェウクの番組が始まりました。客たちは、ジェウクがハンサムな上に有能だ・・・と言い合いました。

そして、彼に釣り会うような立派な恋人がいるに違いない・・・なんてね。

ボヨンはますます惨めな気持ちになってしまいました。

その時、母から謝りのメールが入りました。娘の気持ちも知らずに勝手なことをいってごめんね・・・と。

ボヨン・・・母に八つ当たりしたと自分でも分かっています。だから、余計に情けなくなりました。

 

『母さんは平気だと思っていた シム・スンドク作』

“母さんは平気だと思っていた、一日中畑で死ぬほど働いても。母さんは平気だと思っていた、台所仕事をしながら冷や飯で腹を満たしても。母さんは平気だと思っていた、真冬の川で素手で洗濯をしても。母さんは平気だと思っていた、食欲が無いと家族に食べさせて自分はひもじい思いをしても。母さんは平気だと思っていた、布団に引っ掛かるほどかかとがひび割れても。母さんは平気だと思っていた、手の爪が切れないほど傷んですり減っていても。母さんは平気だと思っていた、父さんが怒り子供たちが心配をかけても。母さんは平気だと思っていた、‘天国の母さんに会いたい’と言っていたのはただの泣きごとだと思っていた。一晩中何度も起きては部屋の隅で声を殺して泣いているそんな母さんを見てから。ああ、母さんは平気では無いと悟った”

 

ユンジュに、知り合いから、ボヨンの面接の顛末が知らされました。

ユンジュは、自分が紹介した事だけに、いっそうボヨンに済まない気持ちになりました。

この電話をジェウクが聞いてしまいました。

ユンジュを問い詰め、結局ボヨンが隠していたことがばれてしまったのです。

 

その頃、ボヨンはサウナで女子高生に服やカバンを盗まれて、にっちもさっちもいかない状況に。

ユンジュに連絡しようとしても、電話に出てくれません。

そこに、タイミング良くミノから電話がかかってきました。

ミノは、合宿の時の大人げない態度を謝ろうと思ったのです。

ラッキーっ

ミノにSOSを出し、洋服とお金を貸してもらって、なんとか寮に戻って来ることができました。

 

何故、ジェウクに助けを求めなかったんだ?・・・とミノ。

恥ずかしくて頼めない・・・とボヨン。

あなたは楽だから・・・とね。

ミノには、その心境が理解できませんでした。

愛する人には全てをさらけ出すべきだと思っていますから。ジェウクに気を使ってしまうのなら、二人は上手く行かないと思いました。

「お前とは友達でいようと思ったけど、ダメだな。お前が好きだ。前から好きで告白したかったが、お前がイェ先生を好きだからためらった。でも、緊急時にイェ先生を呼べないほど気を使う人なら、お前を渡せない。」

突然の告白に、ボヨンは呆然としました。

「そこまでです。」

ジェウクの声がしました。

 

圧倒的な大人の余裕が感じられるジェウクと、幼いけど真っ直ぐなミノの想い。

結論がはっきりしてるだけに、ミノが可哀相だわ。

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