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14話のタイトルは、『紫モクレン』。
ミノはショックを受けました。
それを胸の内に隠しておけるミノではありませんでした。黙っている事は出来なかったのです。ボヨンに裏切られた思いがしたのです。
ボヨンに、その事実を突きつけました。
ボヨンは、誤魔化そうとしたけど、見られちゃったと知ると、あっさり認めました。
ミノは、ジェウクが告白したのが、自分も告白しようとした日だったと知ると、余計に怒りがこみ上げてきたようです。
自分が事故にさえ遭わなければ・・・と思ったでしょうね。
ボヨンが内緒にしてくれと言ったことは、守るミノでした。
と言うか、ばらして既成事実にしてしまうのが嫌だったんじゃないでしょうか。
週末、リハビリ室は親睦を深めるため、合宿をすることになりました。毎年恒例だそうです。
ミノは勿論、このところ、落ち込む事ばかり起るキム・ナムも全く乗り気じゃありません。
でも、仕方なく参加しました。
そんな時、団体行動が嫌いだと言ってたジェウクが参加すると言いだしました。
ボヨンに会えない方が嫌だ・・・なんて、ジェウクやぁあの仏頂面と言うか、無表情さはどこに行ったの?・・・というデレデレぶりです
二人の関係を知ったミノは、嫌でもそんなブリが目についてしまいます。
そのたびに、気分を悪くして、ボヨンに意地悪してしまうんですよね。まったく…お子チャマです、ミノは。
でもね・・・他の人にばれないのが不思議。
SAで、あれだけの人混みとはいえ、二人で親しげにすると、見つかってしまうのではないかと、こちらがハラハラします。
『人生は定期預金のよおうだ キム・シタク作』
“人生は定期預金のようだ。マイナス分を返済し、遅れれば延滞金を払う。定期預金は金に窮すれば解約できるが、人生は生きるのに疲れたら解約できるだろうか。今までの人生を清算して、今後の人生を返上すれば解約できるだろうか。解約払戻金のようなものも受け取れるだろうか。人生はまるで一生返し続ける借金のようだ”
この暗い雰囲気の詩は、キム・ナムとパク・シウォン療法士の現在の心境とかぶりました。
パク療法士は、合宿で気分転換し、思いっきり楽しもうと思っていたのですが、大家から電話があって、高額な更新料を要求されたことで落ち込んじゃったんです。
キム・ナムとパク療法士は、二人だけ別世界のどんよりとした空間に浸ってるようです。
何かにつけて、ボヨンを苛めるミノを見ると、ジェウクは黙っていられなくなりました。
で、ミノに注意したのです。
ボヨンはミノにとって先輩であり、上司なんだから、敬意を払うべきだ・・・と。
「ボヨンは先輩や上司ではなく、好きな人です。」
ミノは真っ直ぐにジェウクを見ながらいいました。
だったら何故嫌がらせを?・・・とジェウク。
「ボヨンが他の男に好意を抱いているのが許せないからです。2人でいるのを見ました。交際してるんですよね?」
諦めてください・・・とジェウク。
「いいえ。それは出来ません。ボヨンに近々告白するつもりです。2人の交際を許せません。」
ボヨンが一度ジェウクに断られた時、深く傷ついていた・・・とミノは言いました。
「そのくせ、今更好きだと?先生が心変わりしてまた彼女を傷つけそうで怖い。」
「君も同じじゃないか?繰り返します。諦めてください。僕も君のそのような気持ちは許せません。」
きゃぁ~っ俄然、モテ期到来のボヨンです
何故か合宿恒例のスポーツがドッジボール
それでも、ジェウクとミノは張り合いました。ミノの子供っぽさは分かってましたが、ジェウクも充分大人げない
ボヨンは、ミノが自分への腹立ちをジェウクにぶつけていると思っています。ま、間違いないけど。
だから、ジェウクにミノの心情を話して謝りました。自分が悪いので・・・と。
ジェウクは、ミノの想いを伝えることはしませんでした。
でも、絶対にボヨンを誰かに譲るなんてことはできないと言いました。ボヨン、本当に幸せな気分になりました。
ジェウクは、ボヨンにブレスレットをプレゼントしました。
途中のSAでボヨンが欲しそうに見ていたモノでした。
ところが、そのブレスレットをミノが川に投げ込んじゃった
ボヨン、流石に激怒しました。
確かに、ミノの時間を無駄にしたかもしれない、でも、友達だったら、喜んでくれるのが本当じゃない?・・・と。
ミノ、何も言えませんでした。
口を開いたら、想いをぶつけそうだったのかもしれません。
『紫モクレン ト・ジョンファン作』
“君と出会って幸せだった。君と出会って苦痛だった。心が離れてしまった身体で寝がえりを打つ夜は枕元でひらひらと花びらが散る音が聞こえた。白モクレンが散ったあと、紫モクレンが咲く野で、再び紫モクレンが散る日が訪れると思うと苦痛だった。花と木が徐々に離れていくのを見守りながら木の傍に立っているのは辛かった。自ら残酷になる自分を見守ることは・・・。君と出会って幸せだった。君と出会って長い間、苦痛だった”
一人夜道を当ても無く歩いたミノ。
川べりに座りこんで泣きました。
ミノの心境に被る詩ですね。