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お伊勢参りの道、山粕宿から山粕峠まで歩いてきました。
国道369号線沿いの山粕集落そばから杉林の中を上って行く 伊勢本街道 です。
奈良県宇陀郡曽爾村山粕から上って行く、激上りではないけれど、この暑さと体力の無さで汗がポタポタと流れ落ちる。峠を越えれば奈良県宇陀市室生黒岩へ入る
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国道から少し歩いたら見晴らしが良くなる
国道369号線が見える、榛原方面から弁財天トンネル~石楠花トンネル~栂坂トンネルを通ってちょっと下った所です
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細田神社
「 大国さんと 恵比寿さんのご神体である 」 と書かれている
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右後方には大きな岩に岩窟
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中には石碑か? 石仏か? 解からない何かが建っている
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よ~く見なければ見過ごすような感じだが、梵字らしいのが彫ってある
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左の説明板には次のように書かれている
佐田神氏跡
奈良県宇陀郡曽爾村山粕
山粕宿まで 0.8Km
山粕峠まで 0.6Km
しめ縄がかけられた岩の奥には、空海が修行中に刻んだとされる不動明王の梵字が祭られていることから、地元ではこの付近を「 不動坂」 や「不動峠」とも呼んでいました。
また、平家の平維維盛が一時隠れ住んだとも伝承されています。
『宇陀郡史料』 によると 「佐田神社室生村大字山粕鎮座祭神大己貴命(おおむなちのみこと)」 とあり、明治43年に山粕集落内にある春日神社に合祀されました。
現在でも、10月に行われる春日神社の秋祭りには子供神輿がこの近くまで担ぎあげられ、にぎやかに地区内を練り歩きます。
山粕とは、山の栖で山村を意味するといわれ、明治以降は室生村の大字のひとつとなり、養蚕製糸伝習所や裁判所の出張所などが置かれ 「奥宇田の大坂」 と呼ばれるほどにぎわいました。
昭和28年の町村合併促進法の施行によっても、翌年10月に曽爾村に編入されました。
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伊勢本街道はこんな杉林の中をとおる
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石垣は往時のものだろうか?
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砂防ダムの上で渓流を渡って峠へ向かう
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本街道はかなり傷んでる、
転げ落ちても、そんなに高くないので少々ビビルだけ
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丸太の橋、ロープが付いている
ず~っと上りの道をヨタヨタと進む
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右手に石積が見えた、山粕峠のようである
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ベンチも置いてある
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伊勢本街道の道標
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⇐大阪 伊勢⇒ と 山粕峠 の道標には苔
なかなかの雰囲気だ
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山粕峠の説明板
次のように書かれている
山粕峠
奈良県宇陀市室生黒岩 ~ 宇陀郡曽爾村山粕
曽爾村山粕佐田神氏跡まで 0.6Km
室生村黒岩集落まで 2.4Km
江戸時代に出版された大坂幸講の『伊勢道中案内』 には、「田口から山粕へは一理半(約6キロメートル)」 「山かす峠 上り十八丁 峠茶屋あり 下り十二丁急なり 」 と書かれています。
峠には、大正5年頃まで建物(茶屋)があり、石垣や石組井戸が残っています。平成28年の発掘調査では、地下40センチメートルのところから、切り通しが見つかりました。 他にも桁行5間、梁行4間と推測される建物の礎石や江戸時代の陶磁器が出土しています。
峠から山粕集落方面へ下ると舗装された村道と交差しますが、付近は度重なる土砂崩れや砂防ダムの建設によって江戸時代の街道の姿が解らなくなっています。
村道を横断して、そのまま谷に沿って細道を下って行くと、右下に木々の間から国道369号線が見え、山粕の集落に入ります。
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こけが往時のメインストリート
両側は平坦地になっている、江戸時代頃には茶屋があって、お伊勢参りの人々で賑わっていたのだろう
峠の東寄りもちょっとした平坦地が数か所ある、何か建物でもあったのだろうか?
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峠の日陰には苔の緑が美しさを見せる
往時は賑わったのだろうが、今はただ杉林の中で訪れる人もほとんどいない、寂寥感が漂う
少し休憩して引き返す
山粕宿へ戻ってきました
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右下の板には 「 ようこそ 伊勢本街道 山粕宿 」 と書かれている
お伊勢参りの道、山粕宿から山粕峠まで歩いてきました。
国道369号線沿いの山粕集落そばから杉林の中を上って行く 伊勢本街道 です。
奈良県宇陀郡曽爾村山粕から上って行く、激上りではないけれど、この暑さと体力の無さで汗がポタポタと流れ落ちる。峠を越えれば奈良県宇陀市室生黒岩へ入る
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国道から少し歩いたら見晴らしが良くなる
国道369号線が見える、榛原方面から弁財天トンネル~石楠花トンネル~栂坂トンネルを通ってちょっと下った所です
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細田神社
「 大国さんと 恵比寿さんのご神体である 」 と書かれている
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右後方には大きな岩に岩窟
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中には石碑か? 石仏か? 解からない何かが建っている
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よ~く見なければ見過ごすような感じだが、梵字らしいのが彫ってある
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左の説明板には次のように書かれている
佐田神氏跡
奈良県宇陀郡曽爾村山粕
山粕宿まで 0.8Km
山粕峠まで 0.6Km
しめ縄がかけられた岩の奥には、空海が修行中に刻んだとされる不動明王の梵字が祭られていることから、地元ではこの付近を「 不動坂」 や「不動峠」とも呼んでいました。
また、平家の平維維盛が一時隠れ住んだとも伝承されています。
『宇陀郡史料』 によると 「佐田神社室生村大字山粕鎮座祭神大己貴命(おおむなちのみこと)」 とあり、明治43年に山粕集落内にある春日神社に合祀されました。
現在でも、10月に行われる春日神社の秋祭りには子供神輿がこの近くまで担ぎあげられ、にぎやかに地区内を練り歩きます。
山粕とは、山の栖で山村を意味するといわれ、明治以降は室生村の大字のひとつとなり、養蚕製糸伝習所や裁判所の出張所などが置かれ 「奥宇田の大坂」 と呼ばれるほどにぎわいました。
昭和28年の町村合併促進法の施行によっても、翌年10月に曽爾村に編入されました。
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伊勢本街道はこんな杉林の中をとおる
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石垣は往時のものだろうか?
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砂防ダムの上で渓流を渡って峠へ向かう
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転げ落ちても、そんなに高くないので少々ビビルだけ
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丸太の橋、ロープが付いている
ず~っと上りの道をヨタヨタと進む
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右手に石積が見えた、山粕峠のようである
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ベンチも置いてある
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伊勢本街道の道標
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⇐大阪 伊勢⇒ と 山粕峠 の道標には苔
なかなかの雰囲気だ
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山粕峠の説明板
次のように書かれている
山粕峠
奈良県宇陀市室生黒岩 ~ 宇陀郡曽爾村山粕
曽爾村山粕佐田神氏跡まで 0.6Km
室生村黒岩集落まで 2.4Km
江戸時代に出版された大坂幸講の『伊勢道中案内』 には、「田口から山粕へは一理半(約6キロメートル)」 「山かす峠 上り十八丁 峠茶屋あり 下り十二丁急なり 」 と書かれています。
峠には、大正5年頃まで建物(茶屋)があり、石垣や石組井戸が残っています。平成28年の発掘調査では、地下40センチメートルのところから、切り通しが見つかりました。 他にも桁行5間、梁行4間と推測される建物の礎石や江戸時代の陶磁器が出土しています。
峠から山粕集落方面へ下ると舗装された村道と交差しますが、付近は度重なる土砂崩れや砂防ダムの建設によって江戸時代の街道の姿が解らなくなっています。
村道を横断して、そのまま谷に沿って細道を下って行くと、右下に木々の間から国道369号線が見え、山粕の集落に入ります。
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こけが往時のメインストリート
両側は平坦地になっている、江戸時代頃には茶屋があって、お伊勢参りの人々で賑わっていたのだろう
峠の東寄りもちょっとした平坦地が数か所ある、何か建物でもあったのだろうか?
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峠の日陰には苔の緑が美しさを見せる
往時は賑わったのだろうが、今はただ杉林の中で訪れる人もほとんどいない、寂寥感が漂う
少し休憩して引き返す
山粕宿へ戻ってきました
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右下の板には 「 ようこそ 伊勢本街道 山粕宿 」 と書かれている
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