Bike&SlowLife

バイクとカメラを愛し、自然を愛し・美しい風景を愛して、ゆっくり生きてる奈良県に住む気分は若者の雑記帳です。

五條市の山奥、限界集落へ・篠原集落

2021-06-08 | 奈良県北部
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6月1日に、五條市大塔町中井傍示、大塔町惣谷へ行ってきたが、今日は大塔町篠原という集落へ行ってきました。


前回は、国道168号線沿いの 大塔温泉夢乃湯から県道へ入ったが、本日は大塔町辻堂の五條市役所大塔支所前から林道へ入って篠原集落へ向かう。




大塔支所前から 坂道の林道を7Kmほど上れば、ヘリポートと展望台がある


展望台は 「 高野辻 ビューポイント 」



山また山の景色、 世界遺産 大峯・高野の大バノラマが広がる


ここから下りの林道となる




宮の滝を過ぎてちょっと走れば、先日 夢乃湯前から入ってきた県道と合流する




合流地点から さらに5Kmほど山奥へ進めば、篠原集落の家々が見えてきた




道路から下を見ても斜面に建つ家々




とりあえず集落の最奥まで行ってみる


苔むした斜面に建つ石碑、平坦地が無いので墓も人間の住まいも山の斜面のようだ




集落の中をうろうろ歩く




赤いトタン屋根の家は誰も住んでないようだ



集落には 30軒ほどの建物があるのかな?、 ここに住んでる人は少ないようだ、住まいは別にあって時々帰ってくる人も居てるようである。




上の方、山際の家は住んでない歴長そう、別棟は傾いてる



集落内の通路はこんな状態に! 侘しさが漂う



左端に民宿の看板があるが、玄関も雨戸も閉まったまま




集落内の高所から入ってきた方角を見れば、こんな山の斜面に家が寄り添って建っている
手前左の白っぽい屋根はモト篠原小学校のようです



集落の一番奥、山寄の家は草木に覆われて朽ちてゆく



雨戸も壁も朽ちている、
覗いてみたら、居間だろうか? 炭か炭団を入れる堀こたつのようである、なぜか?上には稲わらが置いてある。
堀こたつって言っても、今の若い人は知らないでしょうね?



朽ちた建物の近くにはキレイな花が咲く


若くて瑞々しい緑の葉に黄色い花、方や住む人も無く朽ちてゆく建物、自然の摂理とは言え何だかジーンときます、 諸行無常 色即是空 空即是色 ・・・





ちょっと場所を移動すれば




急峻な斜面に高い石垣を積んだ宅地、そして通路は人間が歩くだけの幅しかない

捕まる手摺か何か無かったら、転落しそうでビビッてしまう





大塔村立 篠原小学校跡地 です
 近くから全景は撮れないので 「 舟の川 」 対岸から撮影


かなり立派な校舎です

地元の90歳だという男性に話を聞いてたら、「 ワシが20歳の頃には 70人程の児童が居てた 」 そうです




グランドの片隅には学校の沿革を刻んだ石碑がある

明治6年5月 創立
大正15年2月 移転改築
昭和60年3月 休校
平成16年8月 廃校

明治6年は 西暦1873年、創立後112年で休校 ~ そまのの廃校となったのである




舟ノ川下流よりモト篠原小学校を眺める、周りは山また山


この地区へは、以前来ていた移動販売車も来なくなった。
車を買って道路沿いに駐車場を確保しても、高齢になり足腰が弱ったら、石段を登って我が家へたどり着けないだろう、100年以上の歴史ある篠原集落も、限界集落まっしぐらだろうか?




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