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昨日=5月11日 の続きです
萌える木々、そしてダムは素晴らしい水面の色、そんな素晴らしい眺めを見て、次に限界集落の伯母谷地区へ向かう
この 奈良県川上村伯母谷地区へは数回来ているが、
今回訪ねてみたら、集落の端に住んでいた男性が居ない
何処かへ出て行ってしまったようだ、表札は外されて郵便受けもなくなっている。
この地区に住む人は誰もいなくなってしまった。
国道169号線の伯母谷トンネル手前で 林道のような道に入り坂道を上ってゆく
坂道からの眺め
この奥に民家があると思えないような感じの道を 1Km程上って行き ~ 脇道へ入ったらすぐに行き止まり
ここへバイクを停めて ~ 階段を登ったら民家が見えてくる
前回 ここを訪ねた時には、集落の上から入っていったが、今回は下から入ってゆく
階段を登ってゆくと、集落の一番下の家
まだ空き家歴が短いのか ? それとも時々手入れしてるのだろうか?
見捨てられた家にの見えない
集落内を歩く、集落内と言えど建物は10戸程度だろう
集落内の「 法昌寺」の梵鐘
寺の軒先に吊るされている小さなものである
集落はこんな山の中の斜面にあるのです
伯母谷小学校の分校跡、白っぽい建物は伯母谷公民館
一番奥に分校の教員住宅が見える
分校の校庭
校庭のすぐ横は白い石積み、その上は杉林の深い山
校庭の奥にはブランコが2つ、寂しく静かに佇んでいる
教員住宅の屋根には落ち葉と草木が繁ってる
数年前にはしっかり戸締りが出来ていたが、建物は朽ちてきて板戸も外れて倒れてる
ちょっと中を覗いたら台所のようだ
昔ながらのカマドの前にプロパンガスのボンベが置いてある
居間には テーブル型炬燵と扇風機
集落内の通路は人が歩けるだけのもの
左上に分校校庭の石垣が見えている
もう少し奥へ行けば遥拝所
明治天皇、天照皇大神宮、神武天皇の立派な石碑が立っている
この集落の規模から見れば立派過ぎる感じである
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集落の上部には 昔の東熊野街道だろう、大峰の山上ケ岳へ繋がっている
山の岩肌を削って,石を積んで立派な道を造ったのだろうが、今は石積みも崩れて、路面には小岩や枯れ枝が積もっている
杉林の中の墓には供花
少し萎びてるがそんなに古くはない、時々墓参りに来るのだろう
バイクの駐車地へ戻ったら、モミジが5月の陽差しを受けて輝いていた
現在の我が国は少子高齢化が進んで、これからもこんな集落が増えてゆくのでしょうか、
何だか寂しい感じがするけど “ 時の流れは ” 仕方がないのでしょうか ・・・・