シリア空軍が4日、国内の反抗勢力に対して化学兵器爆弾を投下したことは、日本ではニュースにもならなかった。発表されていないがサリンらしい。トランプ大統領は直ちにシリアのアサド大統領がレッドラインだけではなく、多くの一線を越えたと非難した。
そして、駆逐艦(イージス艦)から最初のトマホークが発射されたのは、トランプと習近平の第一回目の会談が終わる前だった。その後、15分おきに合計59発のトマホークがシリアに向けて放たれた。
ロシアによると23発が空港に着弾、36発は行方不明としている。イギリスBBCはアメリカの駆逐艦ポーターとロスの2隻から狙ったのはシャイラート空軍基地の機能を破壊するためのピンポイント攻撃だったと伝えている。
その後、アメリカはミサイル59発が全部命中したと発表した。確かにジェット機を格納するかまぼこ型・コンクリート屋根の中央に穴が開いている。凄い精度だ。駆逐艦2隻で59発もトマホークを打ち、艦内にはまだミサイルを残しているのだからこれも凄い。
重要なのはこの発射のタイミングだ。トランプはビジネスマンであり経営者だから、本来は大切な国のトップを歓迎する場面ではこのような過激な行動は避ける。2回目の会談が行われる前がベストだった。そして、会談の合間にアサド大統領を非難するメッセージを発している。
トランプが習近平を迎えた時、笑顔を見せながらも表情が厳しく硬かった。会談の前「習近平は何もお土産を持ってこなかった」と発言したので習近平の消極性に怒っているのかと思った。それも有ったが、自分の命令でシリアにミサイルを撃ち込む軍事行動前の緊張だったのだろう。
恐らく、トランプは習近平が手ぶらで来ることは事前に入手した情報で予想していた。そこで、ロシアの反発を招く攻撃を承知の上で、突如敢行し自らの実行力を見せつけ、習近平に2回目の会談で北朝鮮対応を迫ったのだ。習近平に宿題を出した。
これで、少なくともトランプが中国へ行き習近平に会うまでは、北朝鮮へ軍事攻撃しないことが分かった。北朝鮮に対して何らかのアクションが具体的に開始されるのは習近平が再び消極的な態度を示した後だ。
習近平は中国こそ世界の中心と考えているから、甘い期待は出来ない。しかし、トランプは一流の経営者だから、一度公に口にしたことはやり遂げるだろう。最も遅れてもこの4年間のうちには北朝鮮問題を片付けようと必ず手を打つ。
既に、北朝鮮に近い海域でアメリカの航空母艦2隻や多くの艦艇が展開している。元々、2隻の展開は中国の南沙諸島の基地化対策だったが、これまでにない状態である。北朝鮮のミサイルに対応し、かつ北朝鮮に圧力をかけようとしているのだ。
そして、駆逐艦(イージス艦)から最初のトマホークが発射されたのは、トランプと習近平の第一回目の会談が終わる前だった。その後、15分おきに合計59発のトマホークがシリアに向けて放たれた。
ロシアによると23発が空港に着弾、36発は行方不明としている。イギリスBBCはアメリカの駆逐艦ポーターとロスの2隻から狙ったのはシャイラート空軍基地の機能を破壊するためのピンポイント攻撃だったと伝えている。
その後、アメリカはミサイル59発が全部命中したと発表した。確かにジェット機を格納するかまぼこ型・コンクリート屋根の中央に穴が開いている。凄い精度だ。駆逐艦2隻で59発もトマホークを打ち、艦内にはまだミサイルを残しているのだからこれも凄い。
重要なのはこの発射のタイミングだ。トランプはビジネスマンであり経営者だから、本来は大切な国のトップを歓迎する場面ではこのような過激な行動は避ける。2回目の会談が行われる前がベストだった。そして、会談の合間にアサド大統領を非難するメッセージを発している。
トランプが習近平を迎えた時、笑顔を見せながらも表情が厳しく硬かった。会談の前「習近平は何もお土産を持ってこなかった」と発言したので習近平の消極性に怒っているのかと思った。それも有ったが、自分の命令でシリアにミサイルを撃ち込む軍事行動前の緊張だったのだろう。
恐らく、トランプは習近平が手ぶらで来ることは事前に入手した情報で予想していた。そこで、ロシアの反発を招く攻撃を承知の上で、突如敢行し自らの実行力を見せつけ、習近平に2回目の会談で北朝鮮対応を迫ったのだ。習近平に宿題を出した。
これで、少なくともトランプが中国へ行き習近平に会うまでは、北朝鮮へ軍事攻撃しないことが分かった。北朝鮮に対して何らかのアクションが具体的に開始されるのは習近平が再び消極的な態度を示した後だ。
習近平は中国こそ世界の中心と考えているから、甘い期待は出来ない。しかし、トランプは一流の経営者だから、一度公に口にしたことはやり遂げるだろう。最も遅れてもこの4年間のうちには北朝鮮問題を片付けようと必ず手を打つ。
既に、北朝鮮に近い海域でアメリカの航空母艦2隻や多くの艦艇が展開している。元々、2隻の展開は中国の南沙諸島の基地化対策だったが、これまでにない状態である。北朝鮮のミサイルに対応し、かつ北朝鮮に圧力をかけようとしているのだ。