宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

2050年の日本は私の責任だ

2007年01月04日 19時59分40秒 | 思考空間

 正月でもあり、おおボラ吹きのようなテーマを敢えてつけた。勿論、私の力は微力で何程の事が出来るのかは大いに疑問だ。しかし、そんなことは言っていられない。1990年代初めから日本の将来について危惧してきたが、当時の予想通り、アップダウンしながら長期低迷のトレンドを描いており、明るい見通しはない。日本に未来があるとはとても言えない。誰の責任かを追求することは簡単だが、それを述べたところで何らの解決にもならない。誰かのせいにするのではなく、自らが来るべき日本の未来の責任を負うべきなのだ。

 私の高校生時代、社会に対してたくさんの疑問を持っていた。とりわけ我々の世代は戦後生まれで最も人数が多く、行く先々が過酷なの競争となり、何かにつけて間に合わせであったから、何で社会や大人達は何もしないのかと思い続けた。我々の世代が潜在させてきた不満のエネルギーは必ず表面化すると考えていたが、その一つは学生運動として現れた。私は学生運動については批判的だった。それは本質的な方向を目指していなかったからだ。今は我々が若者達から批判される番だ。1990年代以降は辛かった。何が起きるか分かっていて何も出来なかった。我々は何もせず、若者達が夢を持つチャンスを摘んではならない。

 何故、2050年か?それは目標として近からず遠からずという理由だ。2010年、あるいは2020年としたら、現時点で何も出来ておらずとても間に合わない。2100年では遠すぎて検証できない。2050年は私自身も生きているかどうか分からないが、何とか長生きしてどれほどのことが出来たかを確認したい。

 「2050日本プロジェクト設立準備会」という名刺を作ってある人に渡したら、「右翼のよう」と言われた。何をしてもしなくても目立てば批判は受けるし、陰口は叩かれるだろう。そんなことはどうでも良い。ただ、現在は零細企業を立ち上げている途中であり、家族を養わなければならないのでまだまだ全力投球できる状態ではない。何とか、事業が軌道に乗せて、全力投入できるようにしたい。

 私がこれまでやってきたことは、理論面の整備というべきか、進化や発展についてそのメカニズムを考え、発表することだった。物質から生命が誕生し、その原始生物が人間に至る進化を遂げたメカニズムとして、循環論理の評価システムが等価的に形成されたのではないかとの仮説を立て、2回ほど電気学会の全国大会で発表してきた。大学研究者達とも議論し、発表会の質問にも答えてきたが、仮説ということもあり否定される論理は今のところない。正しいかどうかは当然議論があるだろうが、私の様な者がこのような仮説を発表できること自体が大変な満足である。世の中全般に天才達の説を盲目的に信じるところがあるためにこの方面がブラインドになっていた。

 循環論理の評価システムから導かれる結論は次のものだ。社会発展の基本の基本はあらゆる方向から可能な限りの情報を集めること、そして情報を検証し何が事実かを徹底的に究明することだ。日本では情報戦略が遅れているし、特に重要なテーマに関して何が事実かが分からなくなっている。事実の喪失、これは日本の発展にとって致命的である。何故、事実が無いか?それは日本を支配している既得権者、あるいは既得権組織にとって事実が邪魔な存在だからだ。我々はまず、周辺の身近な事実を掘り起こすところからスタートしなければならない。