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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

猟銃に位置情報チップの取り付けを義務付けよ

2007年12月17日 10時03分52秒 | 思考空間

 このたび、佐世保市で起きた散弾銃乱射事件では、犯人住居の近所住民から「銃を持って出歩く」など警察に危険を知らせる情報が有ったにも拘らず、警察は取り合っていない。もっと問題なのは、警察の責任者が「銃所持の調査・承認などが適正に行われている」と断言している点だ。警察が許可した銃保有で二人も射殺し重傷者も出ているのだから、犯人に銃を持たせたことに問題があったことは間違いない。

 犯人は生前、定職がなく当然収入も少ない。精神的にも安定していない。母親は事件を聞いてすぐ、自分の息子ではないかと思ったという。何故、警察はそのような人物に銃を3丁、空気銃を1丁も許可するのか?一度、所有を許可しても、見直しは常に必要であり、なんでづるづる合計4丁に至るまで銃の追加を認めるのか理解できない。裏で銃メーカーと警察が繋がっているのか?

 私は国内で許可されている30万丁以上の銃をこの際、先入観にとらわれず全部見直し、少なくとも10%以上は許可を取り消す方針で臨むべきだと思う。そして提案したいのは、銃に居所を発信できるチップを埋め込むことだ。非常に危険な銃を持ち歩くのだから、プライバシーがどうこう言う問題ではない。常に銃がどこに有るかを確認でき、発信が無い場合にはすぐ調査し、不正があればその場で取り消すという対応が求められる。チップを付ける場所は台座の中やその付近が適する。

 警察に対して付け加えるなら、警察の外部監査は絶対に必要である。検挙率が20%を割ったと言われながら、貴重な情報を提供する住民の訴えに対して、全く動かないケースが多い。「民事不介入」などとふざけた断り文句をかざして、不作為を正当化する。記者クラブを通じて、マスコミを都合の良い方向へ誘導する。何の罪もない人を、犯人と決め付けて牢獄へぶち込む。本来無罪なのに警察の威信を守るがために死刑された人もいるだろう。一方で真面目な警察官がたくさんいることも事実だ。試験ではなく、現場で活躍する警察官を評価するシステムを導入しなければならない。

 たくさんある課題の中で、真っ先に外部監査制度を実現し、本来あるべき警察に戻したい。昨今の警察の不祥事を見るにつけても外部監査無しで、自浄作用が働き、まともになるとは思えない。

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