今日の麻生首相は引き締まったやや青ざめた表情で、自民党の両院議員懇談会に臨んだ。ここで、反対派議員も含めて、一致団結の大合唱を得た。その表情を崩さず、夕方の記者会見でも解散を宣言した。初めて麻生氏の首相らしい、振る舞いと表情を見た。もっと早く、彼が首相らしい仕事をしていたら、自民党もここまで追い込まれることは無かった。
自民党は生来、利益誘導、既得権維持管理の議員集団だから、簡単には民主党に政権を渡さない。40日間で何があるか分からない。しかし、民主党でもどこでも、政権交代を果たし、4年以上は自民党を下野させることにより、戦後続いた既得権構造、社会の隅々にいきわたった不正・腐食を払しょくするきっかけになるのだ。自民党も多少クリーンになるだろう。