宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

宇宙は母なる空間なのか

2009年09月13日 15時48分25秒 | 宇宙

 ビッグバンでいう宇宙とはある場所から、量子大の火の玉が出現し爆発し、四方八方に拡散してゆくという。単純な爆発と拡散の話であり、物質は宇宙の闇に消えてゆくから、ビッグバン理論では実は何も生じないし、起こらない。

 宇宙をよく見てほしい。銀河には無数の恒星が周回し、恒星の周りには惑星が周回し、ミクロの世界では電子が陽子の周りを周回している。(ビッグバンの矛盾は、時間が逆に進まない現象を一つ示すことで証明できる)周回=循環が見られる。

 宇宙には無数の銀河があり、その銀河の中の恒星が爆発、拡散、凝縮、成長、劣化、爆発、拡散・・・という循環を繰り返していることが報告されている。銀河自体も変化のプロセスの中で循環している。

 実は生物も、広い意味で様々な循環の重なりでできていることが分かるのだ。例えば、我々の体である。血液が循環している。血液だけでなく、リンパ球や白血球などが循環している。皮膚や筋肉や毛髪や骨はリフレッシュされ置き換わっている。我々の生活も実は、朝起きて、顔をお洗い、トイレに行き、朝飯を食べ、学校や会社に行き、帰宅し、夕食を食べ、風呂に入り、就寝するという循環を繰り返している。

 もし、ここにイメージを映し出す空間なり平面があれば、生命の営みは無数の循環で描かれる。無数の循環(多重ループ)で構成されていることが分かるのである。このように物質世界である宇宙と生命は循環(ループ)という共通点を持っている。私は存在の本質が循環であると考えている。それでは何故、物質が生命になったのか?これに関して、私は電気学会で2回発表を行ったが、たんぱく質などの物質に自己保存を評価できるシステムが形成され、物質が進化して原始細胞という生命になり、生命が進化して人間に至ったと考えている。

 分かりにくいが、複数の要素が循環系(ループ)を形成し、その循環系の保存を評価するシステム(評価システム)が形成されたことにより、自己保存が担保された。また、ループの変化は自己保存を担保するので、生命は進化という一方向の変化をなしたと考えられるのである。元々、物質には様々な秩序があり、生命体はこの秩序を巧みに取り入れている。我々が現在利用している機械やツールもすべて物質の秩序を利用しているのである。

 これらの秩序が宇宙の根源であって、大自然や人類を生んだ母なる空間と呼べなくもないのだ。

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