週刊文春はこれまで何度も、橋下徹を批判する記事を掲載してきた。親の文芸春秋は格調の高い中立的な月刊誌と、私は位置づけてきたが、どうもそうではないらしい。写真は文芸春秋のPR(本日日経紙)。官僚のご用達雑誌か、既得権に配慮する同じ穴のムジナかと思える編集方針だ。
まだ橋下の口から政権狙いとか総理とかの単語は出ていないこの時期に明確に「橋本徹が総理になる日」と明確に打ち出してきたのは、明らかに先手を打った、橋下潰しであろう。橋下徹、総理と全国に発表し印象付ければ、確実に反発を生じる。多くの場合は芽を摘んでしまう。もし、橋本首相の実現を期待する場合は、可能性が有っても伏せるのが常識。
文芸春秋を動かすほどの精力が橋下を怖がっている証拠。それはどう考えても、官僚を中心とした真っ黒黒の官僚を中心とした既得権勢力である。東大官僚は、バラマキしか能が無く、1000兆円にも達する借金を作ってきた。
東大官僚はどうしようもないいかさま人種。例えば、平成23年度の予算をネットで見ると、マクロベースで税収は48兆円、公債(借金)は44兆円、公債費(借金支払は22兆円。28兆円の収入から22兆円の借金返済を差し引くと、使える予算は24兆円しか残らない。これが実情。
借金がGDP比率で2倍と世界ダントツの借金大国でありながら、収入の1.4倍の借金予算(借金と借金返済の合計が66兆円)を組むなんて、東大官僚は四則演算もできない決定的な頭の悪さ、異常さ。消費税を10%にしても、うまくいって税収は60.5兆円。単年度でも破たん状態。
文芸春秋、土曜日に買って読みましたよ。全体としてはつまらない特集でしたね。何を訴えようとしているか、分かりにくい。表面的・抽象的で、引き込まれるものが無い。何とか飛ばし読みした。
予想に反して、週刊文春のように過激ではないし、橋下支持者も書いている。ふと頭を休めて考えると、穏やかに、かなり作為的に偏った内容であることがわかる。橋下が府知事として、市長として進めてきた改革には触れていない。その上で、橋下に批判的な意見を集めている。
大阪の人々が熱狂したのは、おちゃらけ芸能人と思っていたのが、本格的な改革実行、そのスピード、徹底ぶりに従来の政治家に無い本物の推進力を感じたからであり、橋下の改革実績、従来の政治家との比較なしに、魅力の一端さえも語ることはできない。
文芸春秋もお粗末な月刊誌になったものだ。