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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

娘と父が争う大塚家具のお家騒動は残念

2015年03月20日 09時37分03秒 | 社会・経済
 かつて、大塚家具さんには木材の高周波乾燥機を提案した事が有り想い出深い。出向して製造業を立ち上げている時には同じ大塚グループに食品生産機械などを納品させて頂いた。大塚の社員は紳士的で親切だったね。

 大塚家具の店は一際大きなスペースをとり、豪華な家具がゆったりと展示されているのが印象的だった。一般庶民には簡単には買えないような高級品が多かった。私の場合は見るだけで精一杯。

 しかし、今や中国で製造した安価な家具を大型船を利用して大量に持ち込む時代だ。私もその一端を担っている。広島のマリーナホップで販売しているのはまさしく中国製家具だ。ニトリが全国に店を増やし続け、イケヤが上陸するに至り社内での危機感が騒動の原因ではあろう。

 父親にとって娘は大切な宝物。写真でみるとかなりの美人でさぞかし自慢だったに違いない。優秀有能で経営を希望するのであれば喜んで社長にも据えただろう。話がややこしくなるのは方針が全く異なる場合、多くの取り巻きが受け入れないし、創立し成長させた自分自身が納得できない。

 現状では、アメリカの投資会社が娘社長を支持しているので、娘に軍配が上がりそうな気配だが、その時は父親を名誉顧問にするとか、何かの名誉ある地位を与えてあげられるといいね。

 株主総会を巡る争いもちょっと似たような苦い経験をした。ベンチャーを立ち上げた時、私が表に出れなかったのである人を社長にしていた。そこへ超のつく資産家が規模拡大のため大金を出資しその資産家が社長になる話となった。

 社長は交代を快諾したが、何と株主総会で社長一派の騙し討ちにあい、会社を乗っ取られてしまった。社長の後ろには原子力関係の器具を販売している元東芝の社長がいて、その知識を悪用し画策したのだ。

 約束した事を覆し、裏で動き回り大学教授を巻き込み、法律解釈の際どいところを巧みに利用したのだった。社長一派は勝手に自分の仲間をどんどん役員として送り込む。地方の小さな中小企業で起こる出来事とは思えなかった。司法書士も驚く。

 この状況をひっくり返すには株主総会での51%の株が必要だった。株数が足りず、こちら1人で相手は6人。普通ではひっくり返せない。臥薪嘗胆、色々考え次の株主総会までに手を打った。翌年の株主総会では55%の株を得て、会社を取り返した。

 株式会社はその趣旨からして大勢から出資を仰ぎ、事業運用だけでなく規模の拡大や配当を目指すものだが、別の面で、争いを招く要因が有る。その後、超資産家とは縁が切れ、100%自分の持ち会社として運営している。